有機栽培、無農薬栽培の土作りはカンタンです。

慣行栽培(農薬や化成肥料に頼る)とは違い、土にあれこれ混ぜるようなことはしません。
自然のサイクルを作り、維持することが有機栽培での土作りとなります。

有機栽培は有用微生物が支えています

有機栽培は有機肥料を与えることで植物を育てます。
ですから、有機肥料を分解する有用微生物の存在無くして有機栽培は成り立ちません!

では、どうすれば土に有用微生物が存在するようになるのか?

有用微生物というのは常在菌です。
普通に存在している菌ですから、高温多湿の日本の土には当たり前に存在しています。

ですが、植物栽培では有機肥料を与えますので、この有機肥料をしっかり分解してくれる有用菌が多数居付いてもらわなければいけません。

そのためには、
■堆肥をバランス良く、しっかり土に混ぜ込む
■土がしっかり保水することで、有用菌が存在しやすくする
■水はけを良くすることで好気性(酸素がある)を保ち、嫌気性(酸素が無い)にしない

このように土を管理することによって、安定した有機栽培をおこなうことができます。

MIX堆肥でカンタン土作り!

有機栽培で使用する堆肥は大きく分けて2つあります。
■動物性堆肥(馬糞、牛糞など)
■植物性堆肥(バーク堆肥、腐葉土など)
これを植物に合わせて配合していくのが、有機栽培での堆肥の使い方です。

ただ、この堆肥というのはさまざまな配合差、品質差があります。
同じバーク堆肥でも、植物のみで作られたものもあれば、牛糞などを配合しているものもあります。
動物性堆肥では、完熟している黒いものもあれば、乾燥させただけの黄土色のものもあります。

有機栽培に適した配合は、動物性堆肥1:植物性堆肥3です。
この1:3の配合割合を崩さないために、堆肥の配合を商品レベルで知っておく必要がありますが…
堆肥に明記されていないことも多く、なかなか難しくなっています。

MIX堆肥は、
■有機栽培に最適な品質
■有機栽培に最適な動物性堆肥と植物性堆肥の配合率
となっています。

ですから、土に混ぜていただくだけで有機栽培にふさわしい土作りができます。

鉢植えの場合は、土に対してMIX堆肥を1~4割混ぜ込みます。
地植えの場合は、土に対してMIX堆肥を1~3割混ぜ込みます。

植物に合わせた土作り

有機栽培の土は、原則として植物ごとに配合率を変える必要はありません。
どの作物においても、動物性堆肥と植物性堆肥の配合率を変えることはしません。

変えるのは土と混ぜ合わせる堆肥の量です。

栄養を多く必要とする植物は、たくさんの堆肥を混ぜます。
そうすることで、土に存在する有用微生物が増えます。
土に有用微生物が多く存在することで有機肥料を多く分解していきます。

栄養をあまり必要としない植物は、堆肥の量を減らします。
そうすることで、土に存在する有用微生物は少なくなります。
少なくなりますから、有機肥料の分解量も減ってきます。

あとは施肥で施肥量を植物に合わせていけば、理想の栄養供給を狙えるようになります。

有用微生物を足していく!

有機栽培には有用微生物の存在は欠かせませんが…
この有用微生物を失いやすいのが栽培です。

たとえば、軽い水涸れをさせてしまった場合…
植物は軽い水涸れで済んだとしても、土の有用微生物は大きく数を減らしていることがあります。
庭や鉢では、ちょっとしたことで有用微生物の数を減らしてしまうことがあります。
病害虫で葉っぱが減ってしまった場合も、共生バランスが崩れて数を減らすことがあります。

そういうときは、ピキャット・バイオセット!

強力な繊維分解菌やセンチュウ補食菌を補給することで、土の安定化を図ります。
有用微生物は入れすぎても数は自然に調整されるので、土作りの際に混ぜ、定期的(年2回ぐらい)に軽く補給しておきましょう。