中級クラスでは、皆さん大好きな「効かせる!」をやっていただくことになります。

ただ、大好きな「効かせる!」ですから、逆に理解しておくべき事があります。

皆さん、「効かせる!」がポパイのホウレンソウになっていませんか?

ポパイを知らない若い方に向けて、ちょっと説明しておきます。
ポパイはアメリカの漫画で、ポパイという主人公は悪役のブルートにいつもこてんぱんにやられています。
ところが!
ポパイがホウレンソウの缶詰を食べるとパワー満点!
逆にブルートをこてんぱんにやっつけてしまいます。

どうです?とっても魅力的なポパイのホウレンソウの缶詰ですよね!

その他、ダイエット商品なんかでもよくありますよね!
「これを飲んだだけで、1ヶ月で10Kgも痩せました!」

「効く!」とか「効果絶大!」に人間はとても弱いのですが…

これ、大半が宣伝広告であることを決して忘れてはいけません!

とにかく、「効く!」というのは目に見える効果のことを言っています。
そして、効果の逆に作用する反動はまず見ようとしません。

バラなんて窒素肥料を使えば誰だって苗をドカンと大きく育てることができます。
農薬乱用すれば、病害虫も簡単に止まります。

一時的には!

でも、その反動に苦しんだ人も多いですよね。
バラは老化するし抵抗力は失うし…
庭やベランダは汚染するし、下手すると家族の健康まで損なうことに…

効果を求める場合は、限度をしっかり持つこと、バランスを崩しても取り戻せることを考えてください!

ただ、有機栽培は自然や生き物が何とかしてくれるケースが多々あります。

たとえば、鉢の土に菌根菌を大量に入れたとしましょう。
菌根菌は常在菌ですので、存在さえすれば状況や条件で増えたり減ったりします。
だから、いくら入れても自然が数を淘汰してくれますので、あえて大量投入する誤った使い方がされても自然がしっかり守ってくれます。

カルシウム過多は土だと土壌物質バランスを大きく崩してしまいます。
こういう場合は、バラは葉っぱからも摂取できますから葉面散布にするだけで解決します。
バラはカルシウムを大量に摂取しても何も影響はありません。

リン酸を効かせると、バラの体内物質バランスが崩れます。
ただ、開花期はリン酸は効かせたいので、リン酸を効かせた後(開花後)はケアしたり体内物質バランスを取り戻せればいいですよね!

キトサンは放線菌が餌とするまでに、土壌で5年ほど掛かります。
5年掛かりますが、これも私たちが意識することなく自然が5年かけて放線菌の餌となる分子サイズにしてくれます。
まあ、土壌の菌の80%は放線菌なので、放線菌だけ増やす意識は必要ありませんが…

このように、効果を狙っても、
■環境や他の生き物に影響しない
■反動は起きない
■何かあっても取り戻せる
という裏付けをしっかり持っておこないましょう!

その前に、「効く!」だけを信じ込まず、「どうして効くのか?」をしっかり理解してからおこなってください。

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