ピーキャット流の施肥コントロール

ピーキャットの施肥(肥料を与える)の考え方は、効率よく効かせていくことです。

今まで、農業やガーデニングというのはあまり肥料を効率良く効かすことを考えてきませんでした。
「肥料分が足りるかどうか?」
これしか考えてこかなかったわけです。

そうなると、「足りていれば大丈夫→肥料過多」という状態になっていきます。
肥料メーカーの施肥量の目安も「効けば売れる」という考えになり、どうしても過多の目安にしてしまいます。

その結果…
・土がバランスを失い、壊れる!
・病気や害虫が頻繁に発生し蔓延する!
よろしくないことがたくさん出るようになってきました。

バラ栽培においては肥料過多→農薬乱用が顕著になっています。

皆さんは、バラの有機栽培、無農薬栽培、オーガニック栽培を実践しています。

ならば肥料を考えていくことは必須!
難しく考える必要はありませんが、従来のような「おおよその施肥」や「効けばOKの施肥」は今後は改めていきましょう。

基本肥料で過多を避けていく!

従来、皆さんは肥料を1種類のみ使っていたと思います。
有機栽培なら有機肥料、ぼかし肥料の場合はぼかし肥料のみ与えていました。

では、このぼかし肥料の適量はわかりますか?

これ、誰にもわかりません。では、バラに聞けばわかるのか?
実はバラにもわかりません。
ちなみに、私ら人間ですら自分の適量の栄養量などはわかりません。

バラの場合…
バラの品種、大きさ、活性具合、土の状態、保水率、気温、湿度、育てる環境、条件…
さまざまで適量は変わってきます。

では、どうするか?

ピーキャット流は、基本肥料(ぼかし肥料)を従来の半分だけ与えることをします。

そうすると、半分だけなのに充分にバラが育つ場合は、従来は肥料過多だったことが判明します。
これ、多くの方が実感します。
この場合、さらに1/3ほど減らします。ちょっと足りないが理想です。

半分にしてバラの活性が思わしくない場合は、これが適量です。

「基本肥料は、ちょっと足りないを探し出すこと!」
やってみてください。

補助肥料でバラに合わせていく!

基本肥料だけではちょっと足りない…
何もしなければ、もちろんバラの生育は悪くなります。

しかし、栄養の何が足りないのか?はバラの生育期ごとに違ってきます。
生育期→窒素を効かしてリン酸は控える
開花期→窒素は控えてリン酸を効かせる
休息期→窒素もリン酸も控えていく
休眠期→窒素もリン酸も効かせない

この生育期ごとに足りない分を足してやる!

これで施肥コントロールできることになります。
いかがですか?それほど考え方は難しくありませんよね?

窒素を足していく!

窒素を足すのは、生育期に多くなります。
この窒素は土に与えます。

理由は、有用微生物も窒素を使うからです!

基本肥料のぼかし肥料にプラスして、
・薄い窒素を効率的に補給する甘彩
・窒素をガツンと効かせる活根彩花
これを使って、窒素を補給していきます。

リン酸を効かす!

開花期にはリン酸をガツンと効かせて花を良くしていきます。
上手く効かせることができれば、花は色、大きさ、香りがとても良くなります。

このリン酸は、六花を使います。

そして、リン酸補給は葉面散布!

リン酸は根から吸収しにくく、土のいろいろな成分と結合してしまうことが多くあります。
確実に効かせるには、葉面散布が効果的です!

糖を補給する!

天候不順が続いたり、葉っぱが少ないと光合成量が落ちてしまいます。
そうなると、エネルギー不足に陥ってしまうことになります。

そういうときは、甘彩六花!

糖とリン酸を同時に葉面散布して、エネルギー不足を解消していきます。

カルシウムやミネラルは常に有る状態にする!

土は非常に不安定…これが私の考え方です。
特に、カルシウムとミネラル(微量要素)は様々な物質と結合してしまい、バラが摂取できなくなります。

だから、ピーキャット流はカルシウムやミネラルも葉面散布!

葉面散布すれば、確実にバラが摂取できるようになります。

実践していけば実感することで習得できます!

いかがですか?
とても難しく感じてしまいますか?

ただ、こういうのは実践していけばそのうち理解できるようになります。

難しく思えてしまう方は、基本肥料をご飯、補助肥料をおかずと考えてみてください。
カルシウムやミネラルはサプリメントと考えましょう。

「バラの体調が悪いときに肥料を与えるのは、人間の体調が悪いときに焼き肉を食べさせるようなものだ!」

なんてのを、かなり昔に私から習いましたよね。
今はそれをさらに進化させた施肥コントロールを皆さんはやっています。

「バラの体調が悪いときは休ませてから、成分は薄いけれど吸収効率の良い甘彩から与えていく!」

人間で言えば、
「人間の体調が悪いときは休んでから、消化吸収の良いおかゆから与えていく!」

ねっ、難しくないですよね!
慣れてくれば、皆さんでいろいろバラに合わせてコントロールできるようになります。
これがピーキャット流施肥コントロールです。