お日様の光りをたくさん浴びて、ぐんぐん育つ!

植物栽培では、このイメージがとても強いですよね。

農業では、冬にボイラーを炊いて加温するハウス栽培がありますが…
現在は遮光ネットを張って、あえて陽の光を遮ることも多くなってきました。

地球がおかしな事になってきている!

それを感じているのは人間だけではありません。
植物も、その異変に気づいています。

皆さんには光合成を習っていただきましたから、すでにご存じですよね。
植物の大半は、受ける陽の光の1/4程度しか糖を生成しません。
残りはすべて熱エネルギー(葉っぱからの水分の蒸散)に使われます。
この陽の光が強すぎれば強すぎるほど熱エネルギー変換が強くなり、植物は糖の生成を抑えます。

これを人間にたとえてみましょう。

私たち人間も、水分を体内で循環させています。
暑くなると、体内から汗をかき、身体の熱を放出しようとします。
汗をかけばかくほど喉が渇き、しっかり水分補給しようとします。
暑ければ暑いほど、水分補給を優先し、食欲は失せるようになっています。

このように、生き物には暑くても生きていられる機能を持っているのですが…

これが上手くいかないと、人間は熱中症になります。

そして…

植物までもが、今の異常気象の下では熱中症を起こしているのです!

バラ栽培でこんなことを言うのは私が初かな?
まあ、いつもそんな感じですが…

人間と植物、同じ生き物ですから熱中症も同じなんですよね!

では次に、人間と植物で症状の出方に違いがあることを解説しましょう。

人間は植物に比べてかなり高機能です。
人間は動き回るので、この運動だけでも熱を作り出しますが、熱を放出する機能は人間のほうがかなり優れています。

一方、植物は葉っぱから水分を蒸散させることでしか熱を放出できません。
運動はしないので運動による熱は作り出しませんが、受けた熱を放出する機能は持っています。

こうなると、さすが人間様!
生き物の頂点に君臨する、とても優秀な生き物となりますが…

ここで皆さんは、人間の成長と植物の成長の違いを思い出してみてください。

人間は成人になるまでは細胞分裂を起こして大きく成長します。
しかし、大人になる頃より細胞分裂はしなくなります。
また、細胞を失っても新たに増やすチカラは極めて弱くなっています。
腕が無くなったら生えてきたということは起こりません。

植物は細胞分裂をずっと続けていきます。
枝葉を失っても、また生えてきます。
だったら、細胞を必死で守るよりも、捨てちゃった方がラクですよね。
だから葉っぱを落としたり枝を枯らしたりして生き残ろうとします。

人間の方が高機能だけど、植物の方が理にかなっている!

なーんて感じかな?

で、人間の熱中症の対処方法は、人間は動けるので涼しい場所に退避します。
水分をしっかり補給して休んでいれば、失ったモノを取り戻すことができます。

一方、植物は動くことができません。
植物は自分ができることを全力で自身を守っていきます。
捨てられるモノから捨てていき、最後まで生き残ろうとします。

「いや、私のバラたちは鉢植えしているから退避できます!」

はい、そうですね。
でも、それは最後の手段で、まずは植物の特性を活かして暑さに対抗してみましょう。

なんか、長くなったのでわけますね!