「寒肥」に関して間違って解釈している人が、土日でなんと5人もおられました…
ですから、リアルタイムアドバイスで書いておきますね!

「寒肥」というのは、「冬に与える肥料」だと勘違いしていませんか?
これは致命的なことにもなりかねないので、今すぐやめておきましょう!
特に、秋に鉢の土を替えた方が肥料を混ぜ込んでしまう…
これで春の開花異常や枝枯れに繋がっているケースも多く見受けられます。

寒肥の「肥」とは?

寒肥、お礼肥、芽出し肥など、「肥」という文字が使われていますよね。
この「肥」を肥料と勘違いしている人がプロアマ問わずおられます。
「肥」とは、肥やしのこと!これは私が随分前から言い続けていますよね!
肥やしですから、肥料も堆肥も肥やしです。これを当てはめてみましょう。

寒肥…堆肥
お礼肥…まぼろし
芽出し肥…肥料

こういうことです。では、どうして冬に肥料を与えないのか?を解説しましょう。

冬に施肥はまったく無意味!

冬に肥料を入れようとするのは、おそらくこういう狙いを持っていると思います。
・冬のウチに春に向けての栄養をバラに摂取してもらう
・冬のウチに栄養豊富な土にしておく
これ、残念ながらまったくそういうことにはなりません!

では、どうなるのか?
・バラはほぼ摂取できず、摂取できたとしても使えない栄養として蓄積してしまう
・土の肥料濃度が上がり、根を傷めたり雑菌の異常繁殖などで土は悪くなり衛生的にも悪くなる
地植えならなんとか自然の作用で助かることも多いですが、鉢植えなら致命傷になる可能性が高くなります。
これの症状で多いのが枝枯れ、ブラインド、出開きです。

寒肥とは?

寒肥とは、土に堆肥を混ぜていくことです。
ただ、堆肥だけだと春の栄養が足りなくなるのでは?と思ってしまいますよね?
でも、安心してください!履いて…全然足ります!
土に堆肥を混ぜることで、来年分の有機主体の栽培をできるようにします。
そして、芽出し分の栄養はこの堆肥を少しずつバラが摂取することで蓄えます。これで芽出しは事足ります。
また、すでにピーキャット流であれば甘彩も与えていますよね?
与えていなくても大丈夫ですが、芽出し程度は濃い肥料など与えなくても充分に足りています。

芽出しのメカニズム!

「芽出しにはたくさんの栄養とエネルギーが必要!」
と、そう思い込んでいませんか?
これで芽出し時期に土の肥料濃度が上がりすぎていて、根が傷めば枝枯れ、徒長してブラインド、効き過ぎで出開きになってしまいます。
一概に言えることではありませんが、こういうのも要因となります。

「芽出しってそれほど栄養やエネルギーは必要としません!」
考えてみてくださいね!
芽出し時期ってまだ葉っぱが無い状態ですよね?なのに、多くのエネルギー(糖)を使いますか?
こういうのは逆に考えてあげてください。
「これからエネルギー(糖)が欲しいから芽を吹いて葉っぱを展開させる!」
これがバラですよね。

ただ、芽が吹いたらそこからたくさんの葉っぱや枝を出していきます。
ここで若くて活きの良い葉っぱが出ますから、エネルギー(糖)は摂取できますよね!
でも、栄養(窒素)は株に溜めた栄養だけだと足りない…
だから、「芽出し肥」を与えますよね!
芽出し肥って芽を出すための肥料ではありません。芽が出た後の栄養生長のための肥料です。

さて、多くの方が勘違いしていませんでしたか?

ピーネコ『芽出し肥って芽が出た後の栄養だったのにゃー!勘違いしていたのにゃー!』
うりゃネコ『プロでも堂々と勘違いしている点ですね!改めましょう!』

寒肥は2つを狙います!

寒肥の役割は2つあります。
・堆肥を入れることで土をリスタートさせ、来年も有機主体の栽培をさせる
・バラに少しずつ「使える栄養」を蓄積してもらう
このために必要なのが「堆肥」です。この堆肥はバランス良くバラや環境に合わせて与えましょう!

詳しくは土作り記事までどうぞ!