鉢植えの植え替えシーズンに突入し、多くの方から根の診断依頼をいただいております。

診断依頼の12月度ランキングは…
1位:根頭癌腫病
2位:ネコブセンチュウ
3位:根の生育状態
4位:大苗の品質
5位:植え替え後の異常事態

今年の特徴は、根頭癌腫病が相変わらず減っていない&ネコブセンチュウが多くなったということです。
これに対して、簡単にアドバイスしておきます。

ネコブセンチュウはバラならすぐ治る!

ネコブセンチュウは販売店に写真付きでクレームを入れても、販売店自体がネコブセンチュウを知らないみたいです。
バラは野菜の症状とはちょっと違いますので、見分けが付かないのかもしれません。
ですから、当店に診断依頼して、もしネコブセンチュウでしたら木酢液で簡単に対処できますからやってみてください。
対処方法は「バラとネコブセンチュウ」に書いてあります。

それと、頻繁に出ているようなら鉢置き場も木酢液で洗浄しておきましょう。
ピキャットクリアを常時使っているならやらなくても大丈夫です。

癌腫対策はしっかりと!

抵抗性台木というのが出ているそうですが、私にはよくわかりません。
100%感染を防げるのでしたら、それは信頼しても良いと思います。
ただ、抵抗性というのは確率であることも多くあります。
たとえば、抵抗性が70%の確率であれば、10本中3本は感染します。そして、その3本がさらに感染をさせていきます。
抵抗性が「慢心」にならないように注意しましょう。

感染症対策で大事なのは、「感染経路を断つ!」ことです。
癌腫菌が存在しないなら感染はしませんし、ごく少量の菌の存在なら感染するほうが難しくなります。
他の病気に比べて簡単に感染する病気ではないので、まずは癌腫が出ないようにすることを心がけてください。

根が悪ければ仮剪定を!

根土を取ったら、思ったほど根が伸びていなかった!ということはよくあります。
酷い場合は、新苗の時と何ら変らない根量であることもあります。
根の状態が良くないときは、まだ剪定するには早いですが仮剪定として枝を切り詰めておきましょう。
そうすることで、株の負担を減らします。

つる性バラなどは枝が伸びているので切り詰めたくはないところですが…
下手すると枝にしわが出てきて枯れ込むこともあります。
できるかぎり枝は切り詰めて、バラをラクにしてあげましょう。

植え込んだら枝にしわが寄ってきた

根が水を吸えていないと起こります。
このケースでは、多くが枯れていきます。しわが寄った枝は発見次第、根元から切ってしまいましょう。
そして、数日は土にタップリ水を与え、枝にも水を吹きかけてから日陰で管理してください。

これが起こる原因は、
・植え替え後に水やりしたが、土がしっかり水を吸っていない
・根が大きなダメージを受けていた
・地上部と根がアンバランスで、株に大きな負担となった
・大苗の場合は、すでに腐っていたなんてことも…

枝を切ったところから枝枯れが出る…

これはいろいろな原因があります。
・枝にしわが寄る原因と同じ
・軟弱に育てていたり、枝が若すぎる
・剪定しても樹液が出てこない、新陳代謝の悪い株
・剪定ハサミに付着した雑菌が入りこむ
・目に見えない水涸れ

水をタップリ与え、ピキャットクリアで株全体を消毒して様子を見てください。
枯れが下に広がってきている場合は、さらに切り詰めてピキャットクリアもしくは切り口に癒合剤を塗りましょう。

何でも相談室をどうぞご利用ください!

不安要素を持ったままよりも、診断を受けて不安要素を消しておくほうが気がラクですよ!
写真が鮮明であれば、私もそれほど手間が掛かることでもないのでどうぞご遠慮なくお問い合わせください。

違う原因が見つかることも多いので、異常があればどうぞ!