土のpHは、とっても重要です。
皆さん、今回は心して読んでください!

ただし!ピーキャット流バラ栽培はすでにしっかり加味しています。
皆さんが土のpHで悩むことはないので、知識として持っておいてくださいね!

では、解説していきます。

土のpHというのは、その植物がどういうpHを好むのか?を考えていきますよね。
でもね、あと2つの大事なことがあります。

・対象植物はどのpH値を好むのか?
・pH値で土壌の生態系が変わる(微生物の世界)
・土の栄養価が変わる

土のpHというのは、土に何の物質があるかでpH値が変わっていきます。
この物質はちょっと難しいので今回は省いていきます。
簡単に言うと、リン酸=酸性、カルシウムやマグネシウム=アルカリ性みたいな感じですね。
これに肥料の話が混じってくるととてもややこしくなっていきます。

日本の土壌は弱酸性土が基本です

日本の土壌の多くが弱酸性土です。
ただ、それは一概には言えません。酸性の強い土もあればアルカリ性の強い土もあります。

園芸用土だと、赤玉土は弱酸性、鹿沼土は酸性です。ピートモスも酸性です。
ですから、ピートモスはpH調整して弱酸性にして売られていることが多くあります。

多くの作物は弱酸性土を好む!

バラは弱酸性土を好みます。ブルーベリーやサツキなどは酸性土を好みます。
中性以上のアルカリ性を好む植物はとても数が少なくなっています。

ちなみに、pH値は7.0を中性として7.0以下を酸性、7.0以上をアルカリ性としています。

アスパラやホウレンソウなどは弱酸性~弱アルカリ性までカバーします。
チューリップなどもそうですね。
ただ、こういう植物は酸性に弱い傾向があります。

バラは弱酸性土がベストで、酸性にはある程度強い性質があります。

pHが狂ってくる原因は?

農業などの野菜作りでは石灰を混ぜることをしますよね?

これ、どうしてかご存知ですか?

「土を弱アルカリ性にしたいから!」

ではありません。酸性土を弱酸性土にしたいからです。

では、どうして酸性土になってしまうのか?

「それは酸性雨が原因だ!」

というわけではなくて…
これ、化成肥料によるモノです。窒素肥料やリン酸肥料はpH値を下げます。

ホウレンソウやアスパラなどは酸性土に弱くなっています。
酸性土はカルシウムやマグネシウムが欠乏しやすくなります。
そのため、酸性土を弱酸性土もしくは中性土にするために石灰を混ぜていきます。

逆に、土をアルカリ性にしてしまう原因は?

これはカルシウムやマグネシウムの乱用です。
pHを計らずに大量にぶち込んだらアルカリ性になってしまいます。

そして!
土を強アルカリ性にしてしまう怖い物質があります!

これが、コンクリート!

新築の庭など、庭を作業場にされてしまうことでこのpH異常が起こりやすくなります。

バラ栽培で石灰は必要?

化成肥料を使っていれば必要になってきます。
庭土のpHを計って、土が酸性土(5.5以下)になっていれば石灰を投入します。

ただ、化成肥料はpHを変化させないようにしているモノが多くあります。
しっかり調べて使ってくださいね!

有機栽培、特にピーキャット流はまったく必要としません。
野菜作りでも必要ありませんよ!
野菜で気になる場合は、ピキャット・Caを年2回ほど土に灌水して下さい。
バラはまったく必要ありません。

バラは酸性土に強いけど…

バラって酸性土にけっこう強いんですが…
だから、鹿沼土なんて使ってもなんとかなります。

ただ、バラは弱酸性土の土壌生態系や栄養価を好みます。
あえて酸性などにすることなく、弱酸性土にしていきましょう!

土に鹿沼土を混ぜると、化成肥料では良い方向に向く場合はありますが有機肥料では悪い方向にしか向くことはありません。
有機肥料を使う場合は、弱酸性土の赤玉土のみのほうが理想的です。

木酢液を灌水すると酸性土になるのでは?

これは一時的に土を酸性化させるだけです。
すぐに中和されて弱酸性域になります。

ですから、濃度だけしっかり気を付けて使っていってください。

ピーキャット流はどう考えている?

ピーキャット流は、「土壌のpHを変えない!変わることは起こさない!」という考え方です。

ですから、土壌灌水や施肥、葉面散布での施肥と分けています。

「リン酸、カルシウム、マグネシウムなど、効かせたいけど土壌のpHを変えてしまうモノは葉面散布!」

土壌pHの変化で栄養価の過剰や欠乏が起こりますからね!

そして…
これはいずれ雑学的にお話ししますが、化成肥料による様々な化学変化で弊害が起こっています。
こういう世界は必要ないので今は解説しません。

まあ、知識が付けば付くほど…
間違いなくピーキャット流のほうが単純明快ですよ!

アルカリ土壌と土壌病原菌!

現在、この因果関係を研究中です。
でも、まだまだ内緒…

pHは土作りで自然に弱酸性域へ!

ピーキャット流の場合、土のpHはあまり神経質にならないでください。

でも、自分で作った土のpHを計ってみるのはとても良いことです。

バーク堆肥などの植物性堆肥と牛糞などの動物性堆肥は3:1が基本というのはpHも関係しています。
極端なpH値のものを混ぜない限り、基本用土のpHが目安になっていきます。

バラの土なら、pHは5.8~6.8に収まればいいですね!
pHが5.5以下なら要注意です。酸性にも強いですが、5.5以下にする必要はありません。