「土壌病原菌を平気などと言っているのはバラだけだ!」

と、私は言っています。

農業では土壌病原菌は脅威として扱われています。
その代表的なのがフザリューム菌とリゾクトニア菌です。

皆さん、バナナ危機の話は聞いたことがありますか?

バナナの産地であるフィリピンでは、バナナの木が枯れてきています。
その原因はフザリューム菌ではないか?と言われています。

では、農業では脅威となっているフザリューム菌やリゾクトニア菌はどういった作物でどういう症状を起こしているかを解説しましょう!

実は…農業の方ですでに解説しています。

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イオウ病とかイチョウ病、立ち枯れ病、根腐れ病など、皆さんも聞いたことがあるかもしれませんね!
これ、すべて土壌病原菌が起こしています。

ねっ、土壌病原菌が「自然にどこにでも存在している常在菌」であれば、食糧危機が起こるでしょ!

でね、この土壌病原菌が驚異だというのは以下の理由によるものです。

・畑に蔓延し、常在菌となってしまう

・苗に病原菌が入り込んでしまうので、他の場所への病原菌移動が頻繁になる

・自然のサイクルが存在しない場所では一気に蔓延する

・症状が重く、完治も難しい

・バナナ危機のように、時が来れば全滅させる驚異を持つ

皆さん、知らなかったでは済まされませんよ!
ガーデナーの方も、こういう常識は知っておくべきです!

農業では、苗の段階でフザリュームに感染し、養液栽培ハウスで全滅なんてことが実際に起きています。
露地の畑だけではなく、施設内で栽培する現場でも起こっているのです。

現在、バラ苗生産者の畑で根頭癌腫病菌が常在菌になっているようです。
さて、これは「自然に普通に存在している菌」だからでしょうか?

問題は、バラ苗生産者の畑でのみ常在菌となってしまっているということです。

この根頭癌腫病菌は、畑での蔓延パワー、そして感染パワーは相当なものです。
ただ、他の土壌病原菌と違って目に見える発症が遅いから、生産者ではなく皆さんが感染を知るようになります。

でも、実際の蔓延パワーや感染パワーは他の土壌病原菌に引けを取らないほど強烈です。

ただし!
土壌病原菌というのは自然界ではへなちょこなんです!

つまり、菌同士の生存競争には弱い!

この理由はわかりますか?

土壌病原菌はバラや作物に攻撃しますが、菌に攻撃する菌には抵抗できない!

だから、自然界では常在できるほどの強さは持っていません。
媒体(癌腫病の場合はバラ)があるから、一気に蔓延できるようになります。
しかし、生き物は何でもそうですが、餌も住処も無い場所では生きてはいけません。

じゃあ、どうしてバラ苗生産者の畑では根頭癌腫病菌が常在してしまっているのか?

答えは簡単ですよね!バラがあるからです。

菌に攻撃する菌が乏しく、苗を堀り上げたときの残留根や残留枝が慢性的に残っている…

これを「癌腫菌プール」とか「癌腫菌ベット」と私は言っています。

そして、私は土壌病原菌の蔓延パワーや感染パワーをさらに助長させている「もの」をある農業関係者の方と研究しています。
そのうち、公表できるのではないか?と思います。

皆さんは、この土壌病原菌に対しての正しい知識を持っていただいて、巷のデタラメはデタラメであることを認識してください。

「ガーデナーだから別にいいんじゃないの?」

いやいや、私はガーデナーだからこそ大事にすべき知識だと思います。
愛おしむべきバラたちがどうあるべきか?どう守っていくべきか?
とても大事ですよね!