「バラは右肩上がりに成長させていく!」

皆さんは右肩上がりに成長させていくことはできません。
勘違いしている方がとても多いので、まずは改めていきましょう。

右肩上がりの成長というのは、短期収穫物に当てはまるものです。
苗を植え、成長させて、収穫して、終わり!
確かに、短期で栽培が終わるものは右肩上がりが必要ですよね!

でもね、バラって長年育てていきます。
ずっと右肩上がりなんて、まず不可能です。
バラの性質からも外れている…

勘違いしている方は、ここを考え直すだけでかなり栽培は変わってきますよ!

ここは日本で自生しているノイバラを参考にしてみましょう。

このノイバラですが、年々株は大きくなります。
株は大きくなりますが、これは右肩上がりの成長をしているわけではありません。

「バラは入れ替えで育っていく!」

シュートが出て、花が咲いて、その花が実になる…

さて、このシュートはどうなるのか?

やがて枯れます。もしくは新しいシュートの土台…

枯れますが、また新しいシュートを出して、そのシュートに花が咲いて、そして花が実になって、そして枯れていく…

これを繰り返していきます。これがノイバラです。
要するに、シュートが入れ替わっていくんですね!

だから、バラは古い枝は切って新しいシュートを出す育て方をします。
これが基本ですよね!

ということは、バラを育てていくというのは…

✕ 右肩上がりに成長させていく
〇 入れ替えていく

この「入れ替えていく」が意識できるようになると、バラ栽培は大きく変わってきます。

私はよく、「バラの老化現象」という話をしますよね。
入れ替えることのできないバラは、老化を起こしています。
この老化が進むと、若い株もうんともすんとも言わなくなります。

さて、皆さんのバラたちはどうですか?
若くして老化していませんか?

老化すると黒点病の餌食になりやすい…
ろくに動いていないのに、すぐに黒点病になってしまうバラはありませんか?

ピーキャット流バラ栽培の「生長サイクルに合わせていく」というのは、この「入れ替え」を意識しています。

そして、この詳しいところは「バラを知ろう!」で書いていきます。

✕ 右肩上がりの成長
〇 生長サイクルにメリハリを付けて入れ替えていく

天候不順が続いた中、花は小さめでも香りが強い花を咲かせられた人はこれが自然とできた人が多いですね。
そしてさらに、秋の2番花もかなり良い花が期待できます。

ちなみに、バラ苗生産者の秋の花は右肩上がりで咲かせています。
だって、
新苗→鉢に植え替え→秋に咲かす
これって、短期収穫物レベルのサイクルですよね。

ピーキャットの秋の鉢バラは、あえて夏に休ませています。
だから、秋は2番花を咲かせてOK!期待できますよ!

いかがですか?

古い枝というのは、細胞が固くなってしまいます。
これはリグニンという物質が細胞壁を固くしているという話をしましたよね。
こういう枝には花が咲きづらく、花が付いたとしても良い花にはなりません。
土台にしかならないんですよね。

「あれっ?ウチのバラは土台しか無い…」

うん、それだと花は期待できません。