先ほどの記事の続きです。
まだ読まれていない方は、まず前回の記事を読んでみてくださいね。

もっともらしい話をしておきながら、実は大きな大きなリスクが隠れている…

安全性や危険性のバロメータというのは、大きく医学的・化学的・物理的に大別されます。

医学は医師、化学は化学者、物理は現場

この3つが交わっての安全性・危険性となるわけですが…

実は、この中の物理的というところがとんでもなく重要かつとんでもないことを起こします。
物理的、いわゆる現場ですね。人的要因とも言います。

医学でも化学でも安全とされているモノであっても、使い方や使う環境で危険になる!
医学でも化学でも危険とされているモノであっても、使い方や使う環境で安全になる!

私たち人間の健康問題でも豊洲市場の問題でも、この物理的なところをしっかり見ておかなければいけません。

カンタンに説明しますと…

皆さん、夏の暑いときは汗を大量にかくので塩分を摂るのは必須ですよね。
でも、塩分を摂りすぎると腎臓に良くないですよね。

じゃあ、塩分って人間にとってどうなの?

薬にもなれば栄養素にもなれば毒にもなる…それが塩分です。
カンタンでしょ?

この物理的なモノは、濃度・量・摂取機会・用途・物質変化になります。
これを理解していないと、薬にもなれば毒にもなる…

たとえば、皆さん希塩酸と聞いたらどういう印象を持ちますか?

「塩酸?溶けちゃう!」

ですよね?でも、希塩酸なんてとっても安全です。
ただね、これは濃度の問題ですから、濃塩酸だったら溶けちゃいますよ。

量は分かりやすいと思いますが、ちょっと複雑なのを出してみます。

この間、ある農家さんが「ピキャットクリアは次亜塩素酸ナトリウムを使うからトリハロメタンが土壌に蓄積されるとある業者が言っていたが、どうなの?」と質問してきました。
まあ、否定はしないですが…
水道水が塩素濃度1ppmなら、ピキャットクリアは100ppmですから、100倍のトリハロメタン量になります。

でもね、水道水1ppmで水やりすると1株あたり10Lとして毎日…
ピキャットクリアをタップリ噴霧してポタポタ土に落ちても多くて100ccとして…週に1~2回…

土壌にそのまま蓄積されたと仮定しても、10日あたり…
水道水の水やり →10、000cc×  1ppm×10日間=100,000
ピキャットクリア→   100cc×100ppm× 2日間= 20,000

水道水の水やりよりも1/5になりますよね。
いや、その前に…
水道水で水やりしちゃいけないの?どこの誰が言ったの?
水道水で水やりした野菜や果物はトリハロメタンが検出されたの?
じゃあ、どれだけトリハロメタンが検出されたら危険値なの?

なにもそういうのは無いですね。
物理的にあり得ない作り話で人を不安視させて儲けようとすることはよく見かけます。
だから、こういうのも考えられるといいですね。
    
摂取機会というのは、タイミングやどうやって摂取するのか?ということです。

これは皆さんご存じですよね。
農薬は口から入るよりも鼻から入った方が何十倍・何百倍危険だ!
そりゃそうです。
口から入ると、胃酸という超強力な塩酸で物質を溶かしちゃいます。鼻はそういうのが無い…
それと、摂取タイミングで反応は変わってきます。これはわかりやすいですね。

用途はそのままかな?

塩分は食べますけど眼にすり込まない!
まあ、眼にすり込んだら即病院送りですよねえ…こんなことする人はいないですが…

物質変化はね、これはちょっと難しいかな?

物質というのは、いつまでもその状態にあるとは限りません。
食べ物は腐るし、ピキャットクリアは失活すると酢酸水になっちゃうし…
物質がどういう変化を起こすのか、これはしっかり知っておく必要があります。
でね、この物質変化は物質そのものが変わる場合もあれば、濃度やpHが変わることもあります。
これでさらに安全・危険のリスクが出ますので、こういうのも加味しなければいけません。

でね!

世の中のモノをよーく見てください!

医学的・化学的に安全だ危険だと言われるモノばかりで、物理的なところはかなり無視されています。

これは私からは言えませんので、皆さんで興味があればいろいろ見てみてください。
農薬の安全性とか…物理的なところはどうなってますか?

農薬が葉っぱにかかったら、まずは水分が蒸発する…
安全と言われてる農薬の濃度は大丈夫なの?って、考えてみるといいですよね。

物理的なところは、「そんなの当然じゃないか!」と思えるところです。
でもね、机上の理論は現場が軽視されがち…
だから、難しいことを書いている書面だけで物事を計るわけです。
その書面、よく見ると…これ以上は言いません。

特に栽培は…有機栽培は…

そういうのがとても多いから、危険なのです!

でもね、実際に栽培技術を提供している人というのは物理的な安全・危険のバロメータに熟知しています。
していなかったらヤバいですからね。

一方、熟知していない人にパクられると超危険!
だから、私はパクられることに大きな危険性を感じています。

で…

私が皆さんにお教えしているのは、とても大事な物理的なところです。
医学的なところや化学的なところは私が抑えておけばよいこと!
皆さんにお任せしている物理的なところをああだこうだ解説しています。

皆さんも、これを使えば大丈夫!というモノ頼りではなく…

これをどう使っていくか、どう活かしていくか、自分の判断力をいかに上げていくか

しっかり学んでいってくださいね!

そうすれば、大きな大きなリスクが消滅します。
農薬のような世界にはしたくない!

濃度・量・摂取機会・用途・物質変化

これをしっかり考えていってください。
そうすれば、栽培、いや世界が大きく変わってきます。