ピーキャットSNSで施肥講座を受けておられる方からナイスな質問をいただきました。

「鉢植えよりも地植えの施肥回数を少なくする理由は?」

鉢植えのこまめな施肥に対して、地植えは年2~4回ぐらいかな?
ピーキャット流はそういう制限はありませんが、巷ではこれが主流だと思います。

質問された方はあらかた答えを推測はされておりしたが、明確な答えをお求めになったのでしょう。
施肥講座を受けておられない方々も、おおよそ見当は付くと思います。

では、その答えは…

「面倒くさいから!」、「バラは手を掛けないほうがいいから!」

なーーんて、そんなわけありませんよね。
どこぞの講習会で、講師が真顔でこう答えたと聞いたことがありますが…

答えは、以下のことによります。

■地植えは保肥力が圧倒的に強いから!
■土の物質バランス変動が緩やかだから!
■肥料による土壌汚染を避けるため!

ただ、昨今の栽培技術では考え方が変わってきています。

慣行栽培では、年数回の施肥であっても肥料過多により土壌を壊す場面がかなり多くなっています。この状況下でこまめな施肥をした場合、施肥による土壌汚染という深刻な問題を増長してしまうことになります。バラが育たないだけではなく、病害虫の異常発生、住宅地での環境・衛生悪化など、栽培を飛び越えた悪影響が起こるリスクが高くなっていきます。
このリスクを考えた場合、地植えは持ち前の保肥力、バランス維持能力があるのですから、施肥回数を極力抑えていく施肥方法が合っています。

まあ、こういうことです。
年2~4回というのは、あくまで土壌汚染リスクの回避策ということです。
ただね、一昔前までは「肥料ぶっこみ栽培」が正しいとされていましたから、年2~4回が限界だっただけですね。
それが良いことで正しいとされていました。

では、ピーキャット流は?

初心者の方…施肥回数を減らして、まずは施肥を覚えましょう
中級者以上…お好きにどうぞ!

有機栽培も土壌汚染は必ず起こりえます。
だから、肥料・施肥がよくわからない方は土壌汚染リスクをまずは回避してもらわなければいけません。
よって、年2~4回程度で、あとは液肥に頼っていただくのがベストのやり方です。

しかし!
肥料・施肥を覚えたのなら、貴方が貴方自身のベストを見つければいいのです。
私は答えなど出すことはなく、アドバイスのみおこないます。

「鉢植え並に地植えを施肥コントロールしてもいいのですか?」

もちろん!
上手くいけば、病害虫が出にくく絶品という、夢のようなバラライフになります。
その代わり、失敗も有り得ますからね。
結果だけにとらわれずしっかり観察して、まずはご自分の腕を磨いていきましょう。

「土壌汚染してしまうとどうなりますか?」

ぼかし肥料は生ゴミ化、バラは病害虫の餌、壊れた土は元に戻すのが大変…
まあ、このリスクはしっかり頭に入れておきましょう。
ある会員さんで、雑草以外まったく植物が育たない花壇にしてしまった方がいて、土を戻すのに1年掛かりました。

「年間の施肥回数って、決まっていないということ?」

はい、その通りです。
バラが欲しいとき、バラが必要としているときに必要な栄養があるかどうか?
答えを持っているのはバラたちですね。

まあ、こんな感じです。

ピーキャット流を実践されている人の中でも、とんでもない間違いをしてしまう人もいます。
それはそれ、間違えたら正していけばいいですね。

でも、取り返しの付かない間違いは極力避けた方がいいので…

初心者の方は、肥料・施肥をしっかり覚えてから地植えの施肥コントロールをやってみましょう。

「こまめな施肥コントロールだと、やっぱりバラもすごくなりますか?」

すごいことを目指すのは良くないですけどね。
病害虫が出にくくなったり、花の香りが上がったり、開花回数が増えたり…
なにげに嬉しいことはたくさん出てきます。失敗しなければ…
でも、小さな失敗なんて全然怖くないですし、すぐ修正できますから安心してね。

皆さんはどうするか?

それは、皆さんひとりひとりが決めていってくださいね。
私はフォロー・アドバイスに徹していきます。