まだ4月の初めなのに、もう気温が25℃…

私も昨日は半袖で仕事していました。
どんどんとおかしなことになっていっている地球…
数年後には4月初めに30℃超えが連発なんてことになるかもしれませんね。

ただ、仕方ないと言っていても、それこそ仕方ありませんので…
しっかり対処していきましょう!
いきなりの高温、そして花粉症をはじめとするアレルギー…
喜びの季節である春が苦しみの春にならないように、私もできる限りのことはやっていきたいと思っています。

そんな中、皆さんのところでこういうバラの症状が起こっていませんか?

株の真ん中当たりから下の葉っぱが丸まる!うなだれる!

これ、バラの水の供給が間に合っていないことで起こります。
通常は新芽が伸びたところがうなだれてしまうのが水の供給の問題ですが…
慢性的症状として、こういうことになるパターンがあります。

でね、この慢性的に水の供給が間に合う間に合わないはけっこう微妙なところがあります。
見た目は間に合っていても、たとえば何かを葉面散布するだけで葉っぱが悪くなってしまったりもします。
ですから、薬害に見えて実は水の供給に問題があったなどというのがよく起こります。

この水の供給に難があれば、有機栽培のような葉っぱが薄くなる栽培だとすぐに目に見えてわかりますが、化成を使った分厚い葉っぱだと開花後ぐらいに手が付けられなくなるほどバラの活性が落ちたりします。

水は命の源

今年のようないきなりの高温では、根本の原因はここにある場合が多いので見直していきましょう。

まず、慢性的に水の供給に難が出る症状が起きるパターンは…

■肥料過多
■根の生育が悪い
■高温による蒸散に水の供給が追いつかない

これですね。
こうなると、バラは自己防衛をおこなおうとします。

バラは何をする?

そう、要らない葉っぱ、機能的に劣る葉っぱから落とそうとします。
だから、元気な若い葉っぱに優先的に水を送り、古い葉っぱや機能的に低い葉っぱには水を送らなくなります。

だから!

葉っぱが丸まったり、葉っぱが黄変するわけです。

そうなると…

株の真ん中から下の葉っぱから丸まったり黄変したり、やがて落葉したりしていきます。
有機栽培で育て敏感に反応するバラの株は、こういうことを起こします。

一方、化成で肥料過多で育てると、見た目はとても元気に見えます。
が…開花後にうんともすんとも言わなくなる、予後不良の株になってしまいます。

皆さんのバラはしっかり意思表示したのですから、褒めてあげてくださいよ!

でね、皆さんのバラたちは「数株だけがこういうことに…」となっていますよね。
これが水の供給に難がある場合の特徴です。
おそらく、あと気温が数℃上がるとさらにぽつぽつと同じ症状が出てきます。
どこが症状が現れる境界線なのかわからないのが、この水の供給なんですね。

では、対策は?

肥料を一度抜きましょう!

肥料濃度が上がれば浸透圧が下がります。
これにより、水の摂取量が減ってしまいますので…
まずは、バラの水の摂取を最優先にしていきます。

はい、ここで皆さんはひとつ覚えておいてくださいね。

例年より高温だと、それに比例して肥料の量を減らす!

高温だと成長が早くなるので、皆さんは肥料を増やしていませんでしたか?
これね、化成での考え方です。

有機栽培だと高温になれば分解効率が上がるので、肥料を減らさないと肥料濃度が上がってしまいます。
まあ、気温は例年よりどうなるか見えないところでもありますので…
芽出し肥を以前より効かせないピーキャットの流れをしっかり把握しておいてくださいよ。

水の供給が最優先!

症状が出たら、まずは肥料濃度を下げることから始めましょう。

そして!

ここで頼りになるのが液肥、ピキャット・アミノです。
肥料濃度を上げずにしっかり摂取させることができますので、肥料が足りない心配はピキャット・アミノで解消できます。

高温でつぼみがついちゃったら、ピキャット・ありんですね!
施肥コントロールは、こういう異常気象でもしっかり対処できます。

でね、皆さんはここをしっかり理解しておきましょう。

今、目に見えるダメージはありがたいことです。
対処できますし、打つ手もたくさんあります。

ところが、今の段階でダメージが目に見えないことが一番困る!
開花後にどかーんと起こるダメージは、回復させるまでにかなりの手間と時間がかかります。

だから…

こういう症状はバラを褒めてあげてくださいよ!

貴方の過ちを指摘してくれているかもしれませんね!

急性の水涸れと違う症状、慢性的な水の供給難も考えていきましょう。