売れるから育種、売れないから育種…

ピーキャットは変わった店なんで、バラが売れなくなってきた今を見計らって育種に手を出そうと思っています。
来年は準備して、再来年からかな?

どうして、バラが売れなくなってから育種を始めるのか?

うん、そのほうが想いを乗せやすいし伝えやすいですからね。
育種については、やるかどうかずっと前から考えていて、ある程度の準備はしています。
やらなかったのは、バラの価値がグングン下がってきたからです。
価値が下がっている最中に手を出すぐらいなら他にやることがいっぱいあったので、そちらを優先していきました。

有機栽培・無農薬栽培の確立、そして癌腫病撲滅…

こちらを最優先にやっていきました。
ここがなんとかなったので、次は…

バラの価値を伝えながら育種をしていく!

皆さんと一緒に育種を進めていこうかな?と考えています。

もちろん、限りなく小規模でのことですから大したことはできませんが…
ピーキャットならではの育種ってできるんじゃないかな?と…

私が今のバラ市場で一番気に入らないのは、まるでミスコン(ミスコンテスト)レベルだということですね。
たくさんある品種から品定めして、どれがいいかどれがお気に入りかを選んで…
挙げ句に、どれが病気に強いとか花保ちが良いとか評価ばかりして…

古き良き品種がワゴンセールに並び、年々いたずらに新しい品種が出てくる…
その新しい品種も次々とワゴンセールに並び、価値を落としていく…

まあ、バラってやたらコンテストっぽいのがあるみたいですから、やっぱりミスコン的ではあるんでしょうが…
見るのはいいけど、育てるのとは違うんじゃないかな?

でね、やっぱりバラは上手く育たないから品種は耐病性ばっかりが重視され出しました。
芸術性よりも人間の利便性…
生き物であるバラに人間の利便性を追い求めていく育種ってどうなのかな?

まあ、産業である農業ならわかります。
甘さを強くし、酸味を抑える…
当然ながら、耐病性は劣ってきます。だから、品種に耐病性を持たせたい!
農業では、同じ品種を密に大量に栽培していきます。
これは産業です。

バラ栽培は趣向です。
バラ一つ一つに個性があって、その個性一つ一つにはストーリーがあります。
そのストーリーが人間の利便性で作られてしまうと、ストーリーに価値はありません。
結局は、ずらっと並べて審査するミスコン的なことにしかなりません。

この「ストーリー」については、後ほど詳しく話します。
誰かがいずれ語るだろうと思っていたので私は黙っていましたが…
どうしてこういうのは語らずに、カタコトの栽培技術しか語らないのかなあ?
今の日本には、カタコトの栽培技術で溢れかえっていますねえ…

私がバラとのストーリーを語り、皆さんとバラの価値を共有できれば、バラの魅力はさらにさらに上っていくんじゃないかな?

そうなればいいですねえ!