「有機栽培って、どれぐらいまで技術は進んでいるのですか?」

という質問をいただきました。
解説するのは長いので、ブログに書きますね!

まあ、世の中には有機栽培と称する栽培方法はいろいろあるみたいですが…
水耕栽培や養液栽培などの施設での栽培以外はほぼ有機栽培で実現できます。

ただ、「何かを使えばできる!」とか「化成や農薬を使わなければ有機栽培になる!」というモノではないので…
高い技術力が必要になってきますから、現状は人間の能力次第ということにはなっています。

「植物は肥料で動かないよ!」

なんてのもねえ、当たり前ですが理解できるかどうかは人間次第かな?
自然や生き物を理解できているかどうかで、成果は大きく変わってきます。
ですから、有機栽培で成果を挙げられる人は限られているのが現状です。

研究開発側はすでに、簡易化に力を入れるようになってきています。
難しいとなると出来る人は限られるので、できるかぎり簡単に実現できる方向で考えていっています。
ここが現在の大きな課題ですね。
慣行栽培が「誰にでも簡単に!」という栽培方法ですから、少しでも近づけないと無理があります。

あと、有機資材は高価であることも大きな課題です。
工場で大量生産とはいかないモノが多いので、どうしても高価になってしまいます。
これについても、研究開発中です。

ということで…

技術的には問題は無いけど、「人間の能力」と「資材が高価」が現状の大きな山です

「リンゴでも有機栽培できますか?」

もちろん、できますよ!
ただ、費用対効果と労力対効果は今のところかなり低いですね。
大量生産では今のところ作物によってはまったく割に合わないです。

ただね、たとえばAI化などは有機栽培のほうが植物成分に素直に出てきますから、軌道に乗ったら有機栽培のほうが進化すると思います。
未来的には有機栽培だと私は思います。

まとめますと…

有機栽培は技術的に実現させることは十分に可能です。

ただ、乗り越えなければいけない山が大きいというのがあります。

■自然や生き物の知識を広めていく
■有機資材を安価にしていく
■栽培技術をより簡単にしていく

ここをしっかり取り組まないと脱慣行栽培とはなりません。

また、有機栽培の意義と付加価値をさらに求めていくことも大事です。

絶滅危惧種の保護、地球温暖化対策、環境汚染など…
有機栽培に盛り込むべきことはいろいろあります。

これからの未来を支える栽培技術だけに、若い人にもっと取り組んでもらいたいですね。