ピーキャット流の栽培方法は私が見いだした栽培方法です。

独自性がとても強いとお感じになる方々が多いと思われますが…
実はそれほど独自性が強いわけではありません。
どちらかというと、誤った常識や迷信に異議を唱えているという感じでしょうか?

ごく少数の方が「うりゃねこマジック」とおっしゃっていますが…
私はマジシャンでも魔法使いでもありません。
どちらかというと、根拠の無い超常現象は信じないほうです。

私がやっていること、考えていることはとても単純明快です。
ただ、他の人とは視点がまったく違っているのでは?とは思っています。

ピーキャット流を皆さんに理解していただくには、私が常日頃から何をやっていて何を考えているのか?を知っていただくのが一番だと思いましたので、ここで解説してみたいと思います。

自然と生き物に向き合っていく

自然というのは人知の想定を超え、生き物は未だに摩訶不思議な存在です。
私ごときでは到底理解できる範疇にはない、とても偉大なモノであると私は自覚しています。

しかし、だからといっていつまでも超常現象や摩訶不思議で通すわけにはいきません。
科学と現場の融合により、少しでも理解できる材料は見つけなければいけません。

では、どうすれば少しでも理解できるようになれるのか?

これを私なりに解明していったのがピーキャット流の大元になっています。

5つのアプローチ

生き物というのは、外部刺激を受けることにより化学物質を作り出して変化します。
その化学物質はホルモンであり酵素です。
これは動物であろうが植物であろうが同じです。
このメカニズムは動物、つまり人間レベルではかなり複雑ですが、植物はそれほど複雑ではありません。

植物で複雑なのは、植物が単純であるが故に外部刺激による影響がとても大きいということです。
外部刺激、つまり現場で起こる様々な状況や条件で植物がどう変化するのか?

これを分析するのが、自然や生き物を知る上で一番大事な分析データになるのでは?

私はそう考えたわけです。
これが正解か間違いなのかはわかりませんが、私の視点はここに集中させました。

外部刺激により、「土」、「有用菌」、「栄養量とバランス」、「植物体内の物質」がどう変化していくのか?

この外部刺激というのは現場でしかわからないことが山ほどあります。
土や有用菌、栄養、植物体内物質は科学的な分析が必要です。

だから、科学と現場の融合という言葉を私はよく使っています。
私は現場の人間ですから、科学はいろいろな方々に協力いただきながら進めています。

いろいろな発見ができるようになった

外部刺激、土、有用菌、栄養、体内物質という5つにアプローチしていると…

自然や生き物が起こすいろいろな現象を裏付ける分析データが出てきました。

「ウンともスンとも言わなくなった株が、どうして急に動き出すのか?」
「出開きは実際にどういう状況になって起こるのか?」
「土壌病原菌の感染や発症は、実際にどういうメカニズムで起きているのか?」
「株の老化が急激に起こる理由は?」
「根がダメージを受けるパターンは?」
「日照不足により、実際は何が起きているのか?」

まだまだ解明などできていませんが、ひとつずつひとつずつ見えてきています。

「だからどうすればいいの?」

は、まだまだこれからですが…
これも一歩ずつ一歩ずつ進化していけるのが、ピーキャット流の5つのアプローチです。

しかし、それでも…

偉そうなことばかり申していますが…まだまだ解明などまったくできていません。
特に確率の世界は、絶対こうだとは言えないことばかりです。

でも、私はそれで良いと考えています。

「少しでも良くしよう!少しでも良くなってもらおう!」

これが有機栽培、そしてピーキャット流、生き物を育てるということだと私は思います。
私が植物栽培で一番好きなことでもあります。

バラ苗生産者だからできたこと!

とても偶然だと思います。
バラはローテーションで生長していきますので、外部刺激のパターンがとても多く、そして分析機会もとても多いという特徴があります。

また、バラ苗は年間数万本管理!
教材だけは山のようにありますので…

結果として!

バラ苗生産でカンタンに無農薬ができているなど、普通では考えられないかもしれません。

ハウス栽培の経験のある方は、このハウスの状況はとてもおぞましく感じると思います。
病害虫が少しでも発生したら、その後はどうなることやら…
しかし、この状況でラクラク無農薬です。逆に、無農薬だからこんな煩雑な管理でもバラは元気に育っています。

皆さんにも無農薬栽培、そしてリバイバル技術と…これからさらに様々な技術を提供していきます。

5つのアプローチの分析データは今のところ公表など一切できませんが…
私が隠居するまでにはなんとかまとめようと考えています。