有機栽培は、メリットもあればデメリットもあります。
メリットをしっかり活かし、デメリットに対処していくことが栽培技術となります。

有機栽培のメリット

化学農薬を使わない!

日本の子供たちのアレルギー問題、アメリカの子供たちの自閉症問題…
ミツバチなどの花粉媒介者が地球上から激減し、絶滅危惧種も増加する一方…

自然や生き物に優しい栽培をおこなっていきましょう!
バラたちも望んでいるはずです!

病害虫の発生・蔓延が緩和する!

化成肥料だと、肥料に頼った栽培となります。
一方、有機栽培では「有機土壌+有機肥料」と考えていけます。

この結果、肥料過多にはなりにくい栽培となりますので、病害虫の発生・蔓延を抑えていくことができます。

バラ本来の性質が出やすい!

バラを生き物として育てることで、バラが本来の性質を出しやすくなります。
花や葉っぱの色、香りなどが違ってくる喜びが味わえます。

老化も防ぎやすく、長く育てていくことができます。

土壌での癌腫病の感染が起こりません!

有機土壌では、土壌での根頭癌腫病感染は起こりません。
有機土壌では癌腫菌は常在菌ではなく、潜伏菌となります。

癌腫苗を植えてしまった庭も、これで一安心!
有機土壌を作り、維持することで癌腫リスクは無くなります。

理解しやすい!習得しやすい!

ピーキャット流の有機栽培は自然や生き物に従順です。
ですから、自然の摂理や生き物の特性を理解すれば栽培技術も理解できます。

有機栽培のデメリット

衛生管理が必須となります!

有機栽培では、菌を扱います。
また、動物性の糞(馬糞や牛糞)も扱います。
有機肥料は、いわば生モノです。腐食していきます。臭いもします。

衛生管理ができないようであれば、有機栽培をしてはいけません。
安心・安全を損なうようなことは、有機栽培では本末転倒となります。

確かな知識を持たなければいけません!

化成肥料や農薬を使う栽培は、人が簡単に栽培できるようにするために作られています。
物に頼ることで栽培できるようになっています。

それらを使わない有機栽培は、頼るべきは知識や知恵です。
物に頼るのではなく、自然や生き物のチカラを借りて栽培していきます。