うりゃねこ解説

鉢植えの土作りは、安易に培養土などに頼らずにご自分で作りましょう。
そのほうが良い土になります。

また、有機栽培用の培養土は市場にはありませんので、有機栽培するなら自作と考えてください。

有機栽培では有機土壌、しかも土のパワーを植物に合わせることが肝心になります。
バラの場合は原種とハイブリッドティでは見合った土のパワーが大きく異なります。
植物は土で育つので、植物に土を合わせることは有機栽培にとってはとても大事です。

基本用土は赤玉土

有機土壌で必要なのは、柔らかくも通水性を落とさない土です。
ただ、鉢植えではどうしても基本用土の劣化が激しくなりますので、粒が崩れにくい赤玉土を利用します。
1~2年で土替えしますので、それほど高価である必要はありません。
焼成赤玉土は有機土壌に合いませんので、使用しません。

MIX堆肥で土作り

MIX堆肥を植物に合わせて適量を基本用土に混ぜ込みます。
バラの場合は、原種なら2割、オールドローズなら3~4割、ハイブリッドティなら4割と、配合量を変えていきます。

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ミックス堆肥

土作りに有利な微生物資材

土作り時に有用微生物を混入することで有利になります。
基本用土+MIX堆肥+バイオセット

バイオセットは植物繊維分解菌、線虫補食菌など、有機土壌での有用菌になります。
このような有用菌は居着かせ、増殖できることが肝心です。
投入したらしっかり水を与えて増殖を促進していきましょう。

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ピキャットバイオセット

有機土壌維持こそ一番大事!

鉢植えの土はかなり不安定かつ維持が難しくなります。
土の乾湿も激しく、その都度肥料濃度も大きく上下していきます。

これを安定させ、有機土壌を維持し続けるのがピキャット・リバイバルです。
規定濃度で7~10日に1回潅水してください。

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ピキャットリバイバル

他のモノは混ぜません!

土にいろいろ混ぜたがる人は多いですが…
土というのはまったく足し算にはなりませんので、逆に土を壊す元になります。
安価なゼオライトが通水性を疎外することなどもありますので、土はシンプルに考えてください。

肥料は絶対に土に混ぜたり底に敷いてはいけません!
そういうのは自然界ではあり得ないことですし、不衛生になったり植物を老化させたりします。