うりゃねこ解説

バラを地植えする場合、一番有利になるのは「囲うこと」です。
草花などと混栽できる花壇にするか、バラ単独の場合は直径50cmでも囲ってしまえば管理はラクになります。

地植えの有機栽培で肝心なのは、有機土壌を維持することです。

基本、地植えは庭の土を使います。
よほど悪い土(がれきだらけ)でないかぎり、粘土質でもこれから土を良くしていけば大丈夫です。
砂質の場合は有機土壌にならない場合がありますのでご相談ください。

やってはいけないことは、
■むやみに土を入れ替えてしまうこと(花壇ごとならOK)
■培養土を入れてしまうこと(培養土はほとんどが鉢植え専用です)

いきなり土を壊してしまわないようにしましょう。

土作りはMIX堆肥

堆肥を混ぜたら土が急に良くなるということはあり得ません。
土が良くなるには長い時間がかかります。

特に有機土壌にするには長い長い時間を要しますので、じっくり構えていきましょう。

MIX堆肥はじっくり土を作っていくための堆肥です。
いつでも使えますが、基本はしっかり押さえてください。

堆肥投入はいつでもできます。

バラを中心として半径30~50cmの土に3~5cmほどの厚さでMIX堆肥を敷き詰め、スコップなどで土と軽く混ぜ合わし、水をたっぷり与えてください。
本来は冬に1回、土が痩せやすい場合や有機土壌になっていない場合は夏の終わりにも1回投入します。

バラを新たに植える場合は、植え込み穴から出た土に1~4割混ぜ込みます。
この量は植物や品種に合わせていきます。
わからない場合は質問してください。

土作りに有利な微生物資材

土作り時に有用微生物を混入することで有利になります。
基本用土+MIX堆肥+バイオセット

バイオセットは植物繊維分解菌、線虫補食菌など、有機土壌での有用菌になります。
このような有用菌は居着かせ、増殖できることが肝心です。
投入したらしっかり水を与えて増殖を促進していきましょう。

有機土壌維持はピキャット・リバイバル

有機栽培をおこなうには、有機土壌の存在が欠かせません。
ただ、有機土壌というのは堆肥さえ混ぜればどうにかなるものでもありません。

有機土壌を作り、維持するのはピキャット・リバイバルです。

7~10日ごとにピキャット・リバイバルを規定濃度で潅水してください。
これだけで、有機土壌が維持できるようになっています。

他のものは混ぜない!

土を良くしようといろいろ混ぜれば混ぜるほど土は壊れていきます。
風化しないようなものは土に溜まってしまい、致命的になることも多々あります。

特に多いミスが肥料を混ぜ込んでしまうことです。
土というのは不安定なので、肥料濃度の上下が激しくなるような肥料投入は有機栽培ではおこないません。

リン酸、カルシウムなども土壌への投入はしませんので、間違えないでくださいね。

地植えの土作りで必要なモノ

MIX堆肥

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ミックス堆肥

ピキャット・リバイバル

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ピキャットリバイバル