根頭癌腫菌に関するデタラメに惑わされないで!根頭癌腫病蔓延を私たちバラガーデナーが阻止しましょう!
日本の非常在菌を常在菌にしてしまわないように、バラガーデナーのチカラが必要です!

うりゃ普通左

根頭癌腫病に感染したバラ苗を売りたいからとデタラメを流しているところがまだまだたくさんあります。
日本の桜や梅、農業のリンゴや梨、さくらんぼを守るためにどうかバラガーデナーの協力をお願いします。

当店は癌腫病ゼロを10年以上続けています。
理由は、日本の自然や生態系を利益最優先のナーセリーや園芸店から守るためです。

根頭癌腫病は日本の生態系には存在していません。存在させれば日本の自然や生態系が壊れます。
根頭癌腫病が日本においては今後も非常在化菌となるよう、バラガーデナーのお力を求めています。
これもSDGsで大事なことです!

「警告」YouTubeにあるウチの真似事では効果は出ません

気が付いたら、YouTubeには根頭癌腫病対策がいっぱい出ています。
しかも、ウチのピキャットクリアが木酢液や逆性石鹸やミルトンなどに変わっているだけのものがあります。

木酢液や逆性石鹸は薬液の性質上吸えないですし、ミルトンを吸ったら木質化されていない細胞は壊れます。
「できそうな気がする」のはわかりますが、感染症対策は科学的根拠があってのことですので真似事はどうかなと…
ガーデニングであってもやる意味は無いですし、化学的にわからなければ弊害や事故に繋がる危険性もあります。

根頭癌腫病対策での有機土壌の活用や体内除菌などはすべて私が初めて世に出した知識です。
土をしっかり作れば根頭癌腫病を防げると言ったのも私です。
言い出しっぺとしては、デタラメに使われることにとても困惑しています
ノウハウを出したことを後悔しなければいけなくなりますので、できれば削除していただきたいと思います。
真似事では効果などまったく望めません。

「瘤が無ければ感染していない」はウソ!

「瘤が無ければ感染していない」もウソです。
癌腫病は癌腫菌に冒された細胞が癌化し、その癌化細胞が異常な細胞分裂を起こすことで瘤のようになる感染症です。根頭癌腫病の癌化細胞
この癌化細胞、実は異常な細胞分裂をするかどうかはわかりません。というより、異常分裂する細胞は実はわずかです。

癌腫病が発生した生産者の台木畑に植わっているバラ苗はほぼすべて感染し、癌腫菌を保有しています!

瘤は発症した跡なだけですので、癌腫感染の有無は瘤だけでは判断できません。
これが事実です。
この事実を受け入れてくれないと、根頭癌腫病は対処できません。

「癌腫病菌は日本の土壌のどこにでもいる菌である」はデタラメ!

「癌腫病菌は日本の土壌のどこにでもいる菌である」はまったくもってデタラメです。
癌腫病を止められないナーセリーや園芸店が苦し紛れ、自分たちは悪くないと主張するためのデタラメに過ぎません。

桜の花

この癌腫病に感染するのは主にバラ科です。
日本には桜や梅、リンゴや梨など多くのバラ科の植物があり、これらはすべて感染します。

もし、「癌腫病菌は日本の土壌のどこにでもいる菌」が本当ならば日本の桜や梅は感染しているはずです。
でも、安心してください!
癌腫病菌は日本の自然土壌には存在しない菌なので自然では感染はしていません(*^▽^*)

じゃあ、どこにでもいる菌というのはどういうことか?

「根頭癌腫病に感染している株が存在する場所ではどこにでもいる菌となる」ということです。
つまり、根頭癌腫病の感染株がある畑では、すべての株で感染が起こってるということですね。

「感染株がある場所ではどこにでもいる」が本当のことです。

「感染・発症しても育つ」「感染しても枯れない」はウソ!

癌腫病の厄介なのは成長ホルモンの過剰分泌です。
ですから、生育力の旺盛な品種、たとえばアンジェラなどは癌腫病に感染しても持ちこたえますが、そうではない品種はやがて耐えきれずに枯れます。
癌腫病が原因での枯れや極度の成育不良は頻繁に起こっています。

癌腫菌に感染しても枯れないとか成育に問題ないというのはウソです!

癌腫菌はバラ体内に入り込みます!

癌腫菌に感染した苗の樹液には癌腫菌がたくさん存在します。
癌腫菌はバラ体内で増殖するのです。

ハサミからの感染癌腫菌の感染はバラの表面だけというデタラメがあるそうですが…
表面だけというのは菌糸を伸ばす糸状菌(カビ菌)が起こす感染のカタチですね。
癌腫菌は細菌なので、体内に潜伏するカタチで増殖していきます。

剪定ハサミからの2次感染が顕著に起こるのも、癌腫菌が体内に潜伏し増殖する菌だからです。

「根頭癌腫菌は根の傷口から侵入する」のではない

この話は細菌の感染からすればちょっと変だなと思っていたんですが…
確かにそう見えるんですよね、でも少しずつ解明できてきたらこれはあり得ないなと。
▼これはこちらで詳しくお話しています。

瘤を取ったり、焼いたり、取ったところを殺菌するだけでは菌は居なくならない

根頭癌腫病のコブを取る瘤をとっても、まだ数百万個の癌化細胞は残っています。この癌化細胞が細胞分裂をすれば瘤になります。
癌腫菌は潜伏菌なので、バラ苗全部を焼かないと居なくならないです。
これをわかりやすく人間の感染症で話をします。

水虫って足の裏の皮に広がりますよね。この水虫は糸状菌なんです。だから塗り薬で殺菌します。
まあ、感染しているところを焼かないけど消毒することで効果を得ますよね。

インフルエンザとか食中毒を起こすO-157とか、体内で増えますよね?これ細菌やウィルスだからです。
じゃあ、この体内に入った細菌やウィルスを焼けますか?ってことですね(*^▽^*)

瘤を取った跡に木酢液を塗っても治りません!

これは、私が考えた昔のやり方で、木酢液の原液で表面癌化細胞を壊してしまおうということで私はこの処置方法を出したんですが…
誰も治るなんて言ってないのに勝手に治るようにされて、広められちゃったんですね。

瘤が出た箇所の癌化細胞を壊すということでは効果はあるんですが、塗ったら治ると誤解されやすいのでやらなくなったんです。
瘤が出た箇所から瘤が再発しにくいという効果はありますよ!
でも、それは今は重要ではないし古い技術です。

瘤が栄養を奪う?ありえません!

「癌腫感染により発症した瘤が栄養を奪うことでバラが成育不良になる」というデタラメが出回っているようですが…

まず、奪われると言われている「栄養」について考えてみましょう。
この栄養は何でしょう?
まあ、候補としては窒素分(タンパク質)もしくは糖分(光合成)ですね。

では、窒素分が瘤に奪われたと仮定しましょう。
窒素はタンパク質になり、そして枝や葉っぱや花になります。この窒素が奪われて瘤になるということなのかな?
では、バラは窒素不足、窒素飢餓の状態に陥ると…そう言いたいのかな?
でも、枝や葉っぱや花を多く作るだけの窒素分をバラは摂取できますので、たかが瘤の大きさ分の窒素を奪われても窒素が足りなくなることはあり得ません。
これは動物と植物の違いです。
植物はいくらでも細胞分裂して新しい細胞を作り出せるので、たかが瘤程度では窒素不足にはなりません。
瘤のタンパク質量はシュート一本分にも満たない程度です。

では、光合成で生成された糖分が瘤に奪われたと仮定しましょう。
糖分は消費されるか蓄積されるか、どちらかになります。
瘤に糖分を消費する仕組みはありませんので、奪うとすれば蓄積になりますが…
癌腫病の瘤は「芋」と呼ばれることもありますが、あれは洒落で言われているだけであって本当に芋なわけではありません。
瘤に糖分が蓄積されていれば、それはデンプンとなり芋と同じになりますが…これもありえません。
瘤の糖分量は枝程度です。

ということで…
瘤に栄養を奪われてバラが成育不良になるというのはデタラメです!

そもそも、こういうデマを言っている人たちは「何という栄養が奪われているのか?」は言っていないと思います。
そして、奪ったのであればその栄養が消費されるのか蓄積されるのか…マジックのように突如消えることはありません。

つまりは…イメージもしくは妄想の作り話ということです。

癌腫病を騒ぎ出したのはコンテストとかやっている人から??

これは全くのデタラメですね。
なんだろ?一般の人たちには癌腫病はたいしたことないんだよというアピールなのかな?
コンテストから?こういうことはまったく起きてないです。
どちらかというと、癌腫病は成長ホルモンを異常分泌させるのでやたら成長が良くなったり花が巨大化したりもするのでねえ(*^▽^*)
コンテスト目線だと逆に癌腫病を利用したいと思うかもねえ…

癌腫病を騒ぎ出したのは、これはジワジワです。
最初はよくわからなかったんですよね。でも、あきらかに枯れたり成育不良になるバラには瘤が多い…
一方で癌腫病は成長ホルモンを異常分泌させるので最初は見た目の成長がすごくなって、「敵かな?味方かな?」みたいな…

でも一部のナーセリーが事実を話し出してから利益重視のナーセリーと言い合いになり…

バラ重視ナーセリー VS 利益重視ナーセリー
言い合う様子
そして現在に至るって感じです。
今は癌腫病アカンやろ!が大半ですが、一般にはまだ利益重視のナーセリーや店が頑張ってる感じではあるみたいです。

「癌腫菌の寿命は3年」はデタラメ!

菌に寿命などありません。無数の菌が存在し生き死にを繰り返して存在しているので、すべての菌が自然と居なくなるという意味では、寿命などあり得ない話です。
これ、おそらくウチのパクりから来たデタラメだと思われます。
残留根に潜伏する根頭癌腫菌
癌腫病などの潜伏菌は植物体内に存在しています。
土壌では切れた根などに潜伏し、その根が枯れるまで潜伏し存在してしまいます。
この潜伏している根が3年程度で自然分解されるので、3年というのは根の話です。

それと、癌化細胞が木質化して異常な細胞分裂を起こさなくなって瘤にならないのが2年ほどです。
これはラッキーってことですね!
しかし体内に癌腫菌が居る限り、新しく癌化細胞は増えるので、古い癌化細胞が動かなくなっても結局意味がありません。

「癌腫株が植わっていたところの土を入れ替えると感染しない」は現実的でない

鉢植えとかなら土は捨てちゃえば良いですが…
ある業者が私の記事を悪用して庭の土を総替えさせちゃったそうです。とんでもない費用だったそうです…
土替えなんてしなくても対処できますので、土替えを思いついた人はしっかり学んでくださいね(*^▽^*)

癌腫菌の感染源は土ではないんです。
糸状菌であれば土中の菌糸や胞子を土壌消毒したり、それこそ土を取っちゃうことで無くせますが…
根頭癌腫病菌は細菌で接触感染です。だから、土中の残留根を取り除かなければいけません。
この土中の残留根を取り除こうと思ったら…土替えならユンボを入れて深く掘り上げないと無理ですし、現実的でありません。

堆肥を混ぜただけじゃ癌腫菌はいなくなりません!

堆肥を混ぜる

「堆肥を混ぜれば癌腫菌がいなくなる」というのは、ウチの「有機土壌には癌腫菌は存在できない」をパクった話だと思われます。

残念ながら…
堆肥を混ぜた程度で有機土壌になるわけもなく…土を、土壌をなめてはいけません…

パン作りで言えば、堆肥を土に入れたのは小麦粉に水を加えただけのこと!
ここからこねて寝かせて発酵させて焼いて…
たかが堆肥を混ぜただけで良い土になるなら、「土にこだわる」なんてとても言えないですよねえ…

それと、癌腫菌が存在しているのは土ではなく残留根です。

癌腫病の感染力は強くありません!

根頭癌腫病菌癌腫病の感染力は、実はそんなに強くないです。というか、むしろ感染力は弱い部類ですね。
でもね、コロナもそうだけど3密だったら感染しやすくなりますよね?

バラって密にされやすいからガンガン感染しちゃうんですよ。
剪定ハサミはヤバいですけどね…土壌だと感染経路は残留根なので密でなければそれほど感染が強くはなりません。
ただ…生産者の台木畑は密なんです。皆さんの庭も密なんですよね。

感染力は強くなくても、条件が揃ってしまうとあっという間に広まってしまいます。

「癌腫病は他に感染しない」はウソ!

根頭癌腫病感染力が強くないとはいえ、癌腫病は感染病です。
対策を行わなければ必ず感染します。
“自分さえ良ければOKバラガーデナー”には絶対にならないで!

老害って若い人たちに言われてしまう行為は、ほんとやめましょう!
化学農薬を住宅地で平気で使うのもそうだけど、非常在菌を自分は平気だからと気にしないというのもねえ…

自分さえ良ければ…のツケは、やがて将来に大きく跳ね返ってくる!

癌腫病に感染し発症している苗を枯れないとかこれでも育つだろうとか考えるのは…ちょっとおかしくないですか?
どこを見て大丈夫だと言っているのでしょうか…自分のことだけ?

これは私の本音ですが…
私はバラブームが去ってくれてホッとしています。
理由は癌腫感染をブームが去るということで食い止めることができるからです。
癌腫病は自然では感染力は弱いのが救いですが、でも密になれば感染しやすくなってしまいます。

自然が、農業が…助かった(*^▽^*)

根頭癌腫病菌は非常在菌です。日本の土壌には存在させてはいけない菌です。
これが密になることで異常感染し異常増殖し、それが日本国中にばらまかれる…

根頭癌腫病を止めることはそれほど難しいことではありません。
ですから、これからは癌腫病を出していないナーセリー、園芸店からバラ苗を買うようにしてください。

これも大事なSDGsのひとつです!


根頭癌腫病撲滅キャンペーン!