
バラの土壌感染病で不治の病と言われている根頭癌腫病ですが…
当店は2010年より今までずっと根頭癌腫病苗を出していません。(2022年現在)
根頭癌腫病の対策を公開しますので、どうぞご参考にしてください。
有機土壌だと感染しない!
有機土壌だと、癌腫菌の感染層には天敵がわんさか!
バラに感染するには、天敵の放線菌や有用糸状菌の海を越えてバラに近づかなければなりません。

当店のバラ台木畑は、MIX堆肥・トリプルバイオ・リバイバルで
完全有機土壌にしています!
残留根の分解が大きなポイント!
残留根(苗や台木を掘り上げた際に切れて土壌で生き残る根)が癌腫菌の潜伏先になります。
有機土壌であれば、遅くとも1年足らずですべて分解!
トリプルバイオを投入すれば、数ヶ月で分解してしまいます。
そうでなければ、3~5年生き残ることも…
根を知ることも癌腫対策には必須です。
生産者の台木畑で感染します!
生産者の台木畑は、まず有機土壌ではありません。
その畑で毎年、密に植えてすべて掘り上げます。
天敵が存在していなくて、癌腫病が潜伏する残留根だらけ…
感染するなと言うほうが無理な話です。
癌腫苗の区別は以下の通りです!
(2)癌腫菌キャリア無し 癌化細胞有り(瘤はできるが他に感染させない)
(3)癌腫菌キャリア有り 癌化細胞無し(瘤がいずれ出る 他に感染させる)
(4)癌腫菌キャリア有り 癌化細胞有り(瘤はできるし他にも感染する)
根頭癌腫病の厄介なところは、癌化細胞が瘤になるとは限らないことです。
実際に癌化細胞が瘤になるのはわずかで、後は沈黙しています。
2~3年後に急に瘤になることも多く、予断を許しません。
瘤が無くても癌腫菌キャリア苗であることは多いので注意が必要です。
癌腫菌キャリア苗には体内洗浄!
根頭癌腫菌は、本来は潜伏菌です。
バラ体内に潜伏して増殖し、瘤を作りながらバラを自分の住処として乗っ取っていきます。
癌腫菌がバラ体内に潜伏することを、癌腫キャリア苗と呼びます。
キャリアすると、一昔前まではどうすることもできませんでしたが…
ピーキャットは、バラ体内に潜伏する癌腫菌をきれいに除菌してしまう体内洗浄技術を研究開発しました!
これにより、癌腫菌キャリア苗を治療することができます。
ただし、癌化細胞はどうすることもできませんので、癌腫菌をキャリアしていなくても瘤ができることがあります。
瘤は取り除く!
癌腫菌キャリアに関係なく、瘤は見つけ次第取り除きます。
そうしないと、ホルモン異常は収まらずにバラがダメージを追い続けます。
地際に出ている場合はナイフできれいに取り除きます。
少し多めにそぎ落としてください。
根にボコボコとできている場合は、その根の根元から切り落とします。
その後、体内洗浄で癌腫菌をキャリアしないようにします。
剪定ハサミからの2次感染に要注意!
癌腫キャリア苗を剪定すると、樹液などに癌腫菌が潜伏していますから剪定ハサミにべっとりと癌腫菌が付きます。
その剪定ハサミで健常な苗を剪定すると、剪定した傷口に癌腫菌をべっとりと塗ることになります。
とても感染率が高くなりますので、要注意!
当店では、一苗ごとにピキャットクリアで剪定ハサミを消毒しています。
感染症は2次感染に細心の注意を払います。
人間でも、美容室や理容室、病院で消毒していない器具を持ち回りされたら…
水ではなく、ピキャットクリアを常用しましょう!
癌腫菌の存在が疑われる現場では、感染機会をすべてシャットアウトします。
そのためには…
ピキャットクリアを積極的に使っていきましょう!
根を洗う、鉢を洗う、苗を浸ける、器具を洗う、手を洗う、作業場を洗う…
徹底洗浄で癌腫菌の感染機会を奪ってしまいましょう。