人間の衛生管理と植物の農薬散布は同じなんです
これね、意外と勘違いしている人がいるので、基本的なこととして覚えておいてくださいね。
植物の薬→殺菌剤や殺虫剤(農薬)
動物の薬→医薬品
衛生管理→殺菌剤や殺虫剤
植物の薬は農薬と言われています。この農薬は殺菌剤や殺虫剤、除草剤などです。
動物の薬は医薬品です。主に身体を治療するために使われます。
人間(動物)の世界での殺菌剤や殺虫剤は衛生管理で使われます。
ということで、
農薬というのは人間の世界では衛生管理に当たるわけです。予防薬でも治療薬でもありません。
植物の病気って菌やウィルスによるモノなんです。言い方を変えると感染症ということですね。
人間は風邪や食中毒などの感染症もありますが、血圧が高いとか怪我したとか心臓がとか腎臓がとか、感染症ではない病気や怪我を治しますよね!だから薬という意味は違ってきます。
人間が感染症にならないためにおこなうのが衛生管理です。
お風呂やまな板を殺菌したり、ハエやゴキブリを殺すのは衛生管理となります。
人間の衛生管理と植物の農薬散布は同じ
そう考えればわかりやすいですよね。
誰ですか?
病気が治れと必死に農薬散布しているのは!
病害虫対策は食中毒対策と同じなんです
では次に、衛生管理でわかりやすいのは食中毒対策ですので、これで解説していきますね!
たくさんの食品を扱う大手食品加工工場では徹底した衛生管理が必要になります。
万一、良からぬ菌や虫が発生すれば一気に増殖し大きな被害を出すことになります。
よって、人体に影響が出るような毒性の強い殺菌剤や殺虫剤を用いる場合もあり、従業員も白衣やマスクを常用し、万一にでも良からぬ菌や虫が混入しないように徹底的に衛生管理に努めています。
もちろん、人体に影響が出るような毒性の強い殺菌剤や殺虫剤も用いる場合があるので、徹底した安全管理やリスク管理に努めています。
では、外食産業の店舗(ファミレスやラーメン屋)はどうでしょうか?
こちらも衛生管理が必須です。ですが、店舗では大手食品加工工場のような徹底した衛生管理や安全管理はおこなってはいません。
店舗ですので、人体に影響が出るような毒性の強い殺菌剤や殺虫剤を用いることはしませんよね。
では、街中華や商店街のたこ焼き屋さんはどうでしょうか?
皆さんの台所はどうですか?
人間の食中毒対策では、その場所にふさわしい殺菌方法や殺虫方法がとられています。それぞれの衛生管理の使い分けがされています。
では、次に植物栽培で解説していきます。
アメリカやウクライナの地平線が見えるような巨大な畑が諸外国には多数存在しています。
この巨大な畑で良からぬ菌や害虫が発生すると一気に増殖し大きな被害を出すことになります。
よって、人体に影響が出るような毒性の強い殺菌剤や殺虫剤を用いることもあり、万一にでも良からぬ菌や虫が増殖し大きな被害とならないように病害虫駆除に努めます。
もちろん、人体に影響が出るような毒性の強い殺菌剤や殺虫剤を用いますので、これについても徹底した安全管理・リスク管理に努めています。
日本でも田んぼの面積は大きく、日本独自の美味しい果物はとても病害虫にやられやすい…
現在は人体に影響が出るような毒性の強い殺菌剤や殺虫剤を用いる事は極力避ける安全管理をおこないながら、それでも農薬に頼らざるを得ないことがあります。
日本農業の有機栽培化が促進される一方、農薬に依存しなければいけないものもまだまだあります。
街中の公園や住宅地などでのガーデニング、家庭菜園などは原則として人体に影響が出るような毒性の強い殺菌剤や殺虫剤を用いる事はありえません。
と、そう言いきりたいところですが…
日本は利権国家なので…(*^▽^*)住宅地で平然と農業で使う農薬を使わせています。
いかがですか?
植物の病害虫対策というのは、人間が食中毒対策するのと同じですよね!
でもね、食中毒を防ぐための衛生管理は人間の健康のためですよね。
農薬散布は植物の健康のためですよね。
台所で農薬のような薬剤を使いますか?
あれれ?
バラの無農薬栽培が、何か特別なことだと思われている事が多いですが…
実は無農薬であることがノーマルで人体に影響のある農薬を使うことがアブノーマルであることに気付きましょうね。