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オーガニックを推奨する栽培にもいろいろな栽培があります。

■有機JAS  …商品規格として作られた栽培
■以外の有機栽培…有機のチカラで栽培
■無農薬栽培  …農薬成分を使わない栽培
■自然栽培   …自然のチカラのみで栽培

それぞれ特徴があり、求めるモノが違っています。
こちらのサイトはガーデニングとはいえ「バラ栽培」が主ですから、農業だと果樹やイチゴなどの仲間となり、やはり栽培は難易度が高くなります。
よって、オーガニックの中でも高等な技術や農薬成分以外の化学物質などを使うことになります。

無農薬栽培、しかもバラ科などの難しい栽培をする場合は科学的知識が必要!

バラ科の植物の栽培難度は極めて高くなります。それは農業もガーデニングも同じです。
巷では「農薬を使わないと育たない」などと見下げられてしまった薔薇の品種も、ガーデナーは無農薬化する必要があります。
そのためにも、まずは正しい知識を身につけてください。

オーガニックと化学物質は対義語ではない!

たとえば、栽培で「塩酸」を活用するとします。
塩酸を栽培で使うことは無いので、誤解を招かないように塩酸を出してみます。

では、この塩酸は危険なのかどうか、皆さんはご存知ですか?
もちろん、皆さんが知る塩酸はとても危険です。触れれば皮膚が溶けてしまう…
ところが、それは濃塩酸であって希塩酸は食品添加物でも使われています。そもそも、私たち人間の胃酸は濃いめの塩酸です。
胃酸という化学物質を作り出す私たちはオーガニックに反する悪い奴!ということはもちろんあり得なくて(*^▽^*)

「食塩」と言えば安全とされ「塩化ナトリウム」と言えば危険とされる!
日本の農業やガーデニングってそういうところがあります。

重曹も炭酸水素ナトリウムですね。
重曹って言えばオーガニックとして良しとされ、炭酸水素ナトリウムだとオーガニックに反する悪い奴と言われます。
一方、塩化ナトリウムや炭酸水素ナトリウムの「ナトリウム」が安全と知ると、同じナトリウムが付いた次亜塩素酸ナトリウムも安全だと思い込んでしまう…

そして、私のアンチたちがよく言っているのが…
「オーガニックなのに化学物質を使いやがって!」って、今までどれだけ批判されてきたことか(*^▽^*)

ちなみに、どこぞのバラの先生も「オーガニックなのに化学物質を使わせている!」と批判していたそうです。
耳に入ってきました(*^▽^*)
まあ、いいんだけどね!

ここで皆さんに知っていただきたい事実があります。

住宅地での安全管理・衛生管理が徹底できている栽培規格が日本には存在しますか?

有機JASは作物の商品規格に対する規格です。住宅地での栽培とはまったく関係ありません。
住宅地としての安全管理・衛生管理が徹底されている栽培規格は存在しないので、私が「ピーキャット流有機栽培」として皆さんに実践してもらっています。

農薬成分を住宅地で存在させずに、いかにして薔薇という育てる難易度がとても高い植物を育てていくか?

そもそも、私たちは安全管理、衛生管理を徹底するために有機栽培や無農薬栽培をやっています。
環境保全のためにもやっています。金儲けとか商品規格とか、どうでも良いんです。
だから有機JASとも違いますし農業とも違います。

安全管理、衛生管理を徹底するためには、科学的知識がとても必要です。

ちなみに、農薬成分以外で栽培で使われる化学物質はこのようなモノがあります。
これは「人の健康を損なう農薬成分ではない」と農水省がリスト化しています。

ただ、これは「農薬成分」として外されただけで、これらを扱うための安全管理、衛生管理は必須です。
そして、安全管理、衛生管理を徹底するためには科学的知識が必要になってくるわけです。

でね…
天然物だって人間の身体だって化学物質でできている!

オーガニックだって、オーガニックそのものが化学物質でできています(*^▽^*)
私たちは正しい知識を学びましょう!

無農薬栽培で使われる化学成分って?

ここで詳しくは語りません。いろいろありましたが、すでに過ぎたことですし…
なんかねえ、やっぱり日本って理科の苦手な人が多いと思うんですよね。だから、「化学物質」って言っただけで拒否されちゃう(*^▽^*)
「化合物」なんて言ったら、ヤバいモノを使ってるってなるんでしょうね。

そもそも、私たち人間は胃酸という塩酸(塩化水素水溶液)を作り、骨というリン酸カルシウムを作り出します。
別にターミネーターじゃないですよ、生き物は化合物を作り出します。

×無農薬栽培で使われる化学成分
○そもそも、すべて化学成分

まあ、そういうことです。
日本はまだまだオーガニックと化学物質が対義語になっちゃっています。
オーガニックは科学的・化学的ではないことを指すと思われがちです。
だから、オーガニック側なのに科学的解明や科学的根拠を示し、化学物質を扱う私はオーガニック側からも意味不明の批判をされるという(*^▽^*)
でもね、だからいまだに「オーガニック=オカルト」とされることも致し方ないんだと思います。

オーガニックを科学的に解明し科学的根拠を示していく!

「科学」や「化学」を拒否することなく、オーガニックもそういう時代になったんだと考えてくださいね!(*^▽^*)
薔薇のガーデニングでは、ゆうきの園芸ショップがどこのナーセリーよりも科学的でオーガニックなはずです。