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ビニールハウスと農薬と化成肥料があれば、誰でもカンタンに豪華な鉢バラが作れるというのは本当の話です。

ナーセリーの私が言ってるから間違いないです(*^▽^*)

皆さんが育てているのはガーデン品種と呼ばれ、ガーデナーが育て楽しむことができるバラの品種です。
それとは別に「切りバラ品種」というのがあります。
これはバラの花束などで使う、とてもゴージャスな花だけどビニールハウスの中で徹底管理しないと育たないバラの品種が切りバラ品種です。
中にはガーデンでも育つ切りバラ品種もありますし、切りバラ品種だったのにガーデン品種にもなったモノもあります。
でも、切り花品種のほとんどはガーデンでは育たない、育てるべきではない品種です。

バラブームでは従来の薔薇の楽しみ方を超えた「見た目だけの美しさ」が求められ、切りバラ品種がガーデン品種に紛れたときがありましたが…
バラの品種にはガーデンで育てるガーデン品種と、切りバラとして流通させる切りバラ品種があります。

この切りバラ品種はガーデンでは育てるのが難しく、ビニールハウス(温室)で農薬漬けと化成肥料をメイン肥料にして育てます。
現在のところ、この切りバラ品種を無農薬、有機肥料メインでやっている生産者が居るかどうかは私は知りません。JAS有機ならいるかも(*^▽^*)

ちなみに、「食用バラ」というのもあり、これにはガーデン品種が使われていたり、専用の品種が使われていたり色々ですが、化学農薬は不使用で生産されている物が多くなっています。皆さんも無農薬でラクラク育てられます。

つまり、ここで言いたいのは…

ビニールハウスと農薬と化成肥料があれば、皆さんでも切りバラ品種をラクラク育てられる!ということです。
皆さんは知らず知らずにそれぐらいの栽培スキルはすでに持っています。

そして、切りバラ品種でも育てられるということはガーデン品種なら豪華な鉢バラなどラクラク作れるということです!
だから、農薬を使っているナーセリーやバラ園が見た目が立派な鉢バラを見せてどや顔したとしても…
「さすがプロ!」なんて思わない方が賢明です(*^▽^*)
切りバラ品種でも育つのですから、ガーデン品種が立派に育って当たり前!そう考えてください。
あくまで、ビニールハウス・農薬・化成肥料で育てた鉢バラは「ディスプレイ用」です。

実はゆうきの園芸ショップも農薬を使っていた時代はディスプレイ用の仕立てバラを結婚式や各種パーティー用として作っていました。
ビニールハウス・農薬・化成肥料の3種の神器を使えば1鉢数万~10数万円でしたから、まあ美味しかったかな?(*^▽^*)
でも、農薬汚染されている仕立てバラをおめでたい場所のディスプレイにしていたことは…本当に申し訳なく思っています。あの仕立てバラは飾りであって生き物じゃない…
あの当時に作っていた仕立てバラはまさに農薬漬け…もう2度と作りたくないですね。
作るなら無農薬でも作れる仕立てバラにします。

切りバラ生産者やバラ苗生産者には農薬残留基準値チェックというのが存在していません。
理由は食べ物ではないから…
一方、食用バラには農薬残留基準値があります。

だから…
切りバラ品種とガーデン品種は農薬漬けで育てられることが多々あります!
実際、凄まじいところが多いです(*^▽^*)

でね、皆さんは当然ですがまったく真逆の環境と条件なんです。

私はいつも言ってるんですが、いくらご立派な鉢バラを見せつけられてもあれは皆さんとは別モノ!
あれは求め目指すモノではないということは絶対に理解しておいてください。
ビニールハウス(温室)で農薬漬けと化成肥料をメイン肥料にして育てたいなら、それは私にではなく別のところで習ってください。

ビニールハウス・農薬・化成肥料の3つがあれば切りバラ品種でも育てられる!

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皆さんは露地栽培(ビニールハウス以外)でバラは雨風に晒され、農薬漬けにはせず(無農薬)、化成肥料に頼らない(有機肥料メイン)栽培をやっています。

じゃあ、どうします?

貴方が立派なバラのガーデナーになれば良いんです(*^▽^*)

立派なガーデナーになってもらえれば、「ディスプレイ用のバラ」と「生き物として触れ合うバラ」の違いがわかると思います!

さあ、バラと触れ合うための環境整備を始めていきましょう!