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環境整備を始める上でとても大事なことなので、何度も繰り返して解説します!

農薬を使わないと育てられないというヘイト的扱いを受けたバラの品種…
そのバラの品種もピーキャット流有機栽培どころか木酢液程度でラクラク無農薬できる庭もあれば、農薬を使っても無理な庭もあります。
バラを育てる環境や条件はすごく差が出るのが普通のことです。

ここに来られている皆さんはピーキャット流有機栽培をしっかり実践してもらっていますよね!

その皆さんの中にもバラの栽培技術力を磨けばラクラク無農薬できる庭もあれば、いくら栽培技術を身につけても病害虫対策が難しい庭もあります。
これ、普通のことなんです。

腕の差ではなく環境の差が大きいものなんです。

だから、まずは2つの大事なことを頭に入れておいてください。

■他の人のように上手くいかないのは環境の差だから普通にあり得ることです
■だからと言って上手くいかないことをすべて環境が悪いからだ、としてもいけません

今から皆さんは環境整備を習いますので「環境が悪いから仕方ない」は言い訳にはなりませんよ(*^▽^*)
ピーキャット流有機栽培では環境整備力もガーデン技術としての栽培スキルUpに不可欠になります。
ネガティブゾーンに入っちゃう人が多いので、そういうふうにならずに楽しんで環境整備をやっていきましょう!

でも、環境整備はピーキャット流有機栽培をしっかり実践してもらった上でしか効力は発揮できません。

うどんこ病に関する環境ですが…
(1)うどんこ病が出ない環境
(2)うどんこ病が出てもピーキャット流有機栽培でなんとでもなる環境
(3)うどんこ病が出るけどピーキャット流有機栽培でなんとかできる環境
(4)うどんこ病が出てピーキャット流有機栽培でもある程度の被害は想定しておくべき環境
(5)うどんこ病がピーキャット流有機栽培でもなんともならない環境

以前、肥料過多だとノイバラでもナニワイバラでもうどんこ病まみれになる話をしましたよね。
ノイバラやナニワイバラにふさわしい施肥をして、それでうどんこ病が出るのならかなりうどんこ病が出やすい環境ですが…
肥料過多なら普通にうどんこ病まみれになるのが普通のことです。

皆さんには下の図にある1~5をしっかり実践してもらっていることと思います。

そして、ピーキャット流有機栽培をしっかり実践できている前提ではじめて6.環境整備をおこなうことになります。
肥料過多だったり、水が多いとバラが枯れるなどと騙されていたり、農薬的思考で病害虫対策をやっていれば正しい環境を把握することはできません。
一方、ピーキャット流有機栽培をしっかり実践して病害虫被害が出るなら、それが自分のバラを育てる本当の環境なんだと知ることができます。

だから、病害虫被害が出ることはラッキーなんです(*^▽^*)
本当の環境を知ることができれば、環境整備という栽培技術が使えるようになります。
この本当の環境とはこのサイトの冒頭に書いてある「敵を知り、己を知れば百戦危うからずや」の「己を知る」ということですね。

ただ、環境の問題なのか育て方の問題なのか、それともバラの性質なのかなど、起こる要因を見分けるのはとても大変です。
大変だから常日頃からいろいろ考える事から始めます。

ちなみに、自慢しちゃいますが私は数多くのバラを育てる環境を知っています。そして、その環境に見合った環境整備の技術を持っています。
だから、「うりゃねこは腹が立つほど余裕だ!」と言われます(*^▽^*)
これが農業であってもガーデニングであっても、その環境を把握し対策する術を持っているから余裕があるわけです。

でも、いくら環境整備の技術を持っていたとしても環境を把握することができなければ焼け石に水どころか弊害を生むのも環境整備の怖いところです。
だから環境整備をお教えするのは、皆さんがピーキャット流有機栽培をしっかり実践できるようになるまで待っていたわけです。

「こうすればこうなる!」、「こうやれば良くなる!」という農薬的思考ではありません。

「少しでも良くしていくためには、この環境下でどうすべきか?」という無農薬思考が必要になります。

がんばりましょう!