病害虫を飼い慣らせなんて言われたって、なんのこっちゃって感じですよね。
これ、大事なことなのでわかりやすく解説します。
病害虫が出るのはノーマル?アブノーマル?
皆さんは病害虫が出たらアブノーマルな事が起きたと考えていませんか?
でも、去年も一昨年も同じ病害虫が出ていたのなら、それはノーマルなことですよね?
皆さんはすでに印象操作されてしまっているんですよ。
病害虫が居ない栽培がノーマルなことだと…病害虫が出たら非常事態になってしまって、そして農薬ブシャーーーッと…
でも、自然や生態系を考えれば病害虫が居るのがノーマルでしょ?病害虫が居ないのがアブノーマルでしょ?
ほら!病害虫の恐怖に呪縛されてしまって、洗脳されちゃっている!
赤ん坊が暮らす住宅地で、笑顔で農薬成分を大気中に振りまいている…
オカルトですねえ(*^▽^*)やっている人たちはエグいことだとまったく気付いていない…
有機栽培や無農薬栽培を志しても、その根本に病害虫の存在がアブノーマルという考えがあれば…
まあ、上手くいかないです(*^▽^*)
まずは病害虫が出ることを把握すること!
私は病害虫を飼い慣らしています!
だってね、どの時期にどの場所でどの病害虫が出るかはわかりますよね?
じゃあ、出て欲しくないなら先に手を打っていけば良いし、出ても良いならそれなりにやっておけば良い。
なぜに、いつも慌ててるの?なぜに、いつも怖がってるの?
アメリカやウクライナの地平線が見えるような大農場だとほんの少しの病害虫発生が大ごとになるから農薬の毒性を頼って完全駆除しないといけないけど…
ゆうきの園芸ショップの農地はたかが8反、8000㎡です。どの時期にどの場所でどの病害虫が発生してくるかはわかっていること!
無農薬でも余裕です。
皆さんの薔薇のガーデニングも同じですよね。
どの時期にどの場所でどの病害虫が発生するか、ちゃんと見てますよね!
見てない?
それはダメだ…
でも、庭やベランダなら数年経験すればほぼわかるんじゃないかな?
「常在」と「非常在」をわかってね!
皆さんはここでこれを理解してください。
詳しくは後ほどやりますが、ここではこれだけ!
病害虫には常在と非常在があります。
バラのガーデニングでは、根頭癌腫病菌と厄介なカミキリムシ、外来種の病害虫が非常在となります。
黒点病やうどんこ病、アブラ虫やチュウレンジハバチ、マメコガネやバラゾウムシ、ハダニやスリップスは常在となります。
非常在というのは存在させてはいけないモノです。
常在はそもそも存在してるので非常在にはできないモノです。
これ、それぞれ対策が違ってきます。
バラの先生と私は、言い分が全然違うのにお気づきですか?
私は常在は手のひらで転がし、非常在は徹底駆除します。
バラの先生は常在を非常在にすべく徹底駆除し、非常在の癌腫病は「どこにでもいる菌」として平気だそうです。
まあ、良いんだけどね(*^▽^*)
私の病害虫対策は、常在の病害虫は存在させつつも常在の病原菌による被害は出さない方法です。
なんのこっちゃわからない人も多いとは思いますが……
バラ苗生産で無農薬化できるというのは、これぐらいの芸当はできないとねえ(*^▽^*)
今は摩訶不思議でしょうが、いずれ理解してもらえるかと思います。