これを話すのは私だけなんで…情報発信源は私になります。
デタラメかもしれないよ(*^▽^*)パクったらヤバいかもよ!

バラはどうして病害虫にやられやすいのか?

バラはどうして病害虫にやられやすいのでしょう?
日本の季候の問題とか、日本は病害虫の活性が高いとか…体感的にはそれでも間違いではないです。
でもね、いろいろデータ分析するとなんかバラたちがおかしい…
(科学的に解明していくと意外なことに気付くことも…)

おい、バラたちよ!わざと病害虫にやられてないか?

バラ苗生産者もガーデナーも、バラが病害虫にやられたくないと思っているだろうからと頑張って病害虫対策してるんだけど…

おいおい、なんで病気にかかろうとするんだ?害虫に食べられようとするんだ?
という動きをね、バラ苗生産者やガーデナーに関係なくバラ自身がやってるんですよ…
これを解説しますね!

バラは自ら病害虫を呼び寄せる!?

バラはジャスモン酸やサリチル酸などのホルモンを活発に生成し、各種酵素や有機酸なども生成し、自身を強く守る能力にとても長けています
他の植物に比べたら、その防衛機能はとても優れています。

なのに…バラ科の植物は病害虫に弱いとされています。病害虫にやられやすいので栽培が難しいとされています。

バラ科の植物って他の植物と比べても群を抜いて病害虫にやられやすい

でね、私はずっとおかしいなあって考えていたんですよ。
バラの防衛機能を上手く利用できれば無農薬もさほど難しいことではないはずだ!と…
でね、防衛機能に関係するジャスモン酸やサリチル酸、各種酵素や有機酸や内緒のあれこれなど、年間でどう変化するのかデータ分析したんです。
そうしたら…

あれ?バラが自分を守ってない…逆に呼び寄せてるやん…
これに気付いたのが15年前ぐらいですね…バラ苗生産が無農薬化できる以前のことです。

でね、そのときに発見したのがこれです。
バラは病害虫を強く阻止しようとするけど、病害虫にあえてやられようとする動きもある

たとえば、バラの台木で使うトゲナシノイバラは日本の在来品種で野生でも育ちます。
もちろん、病害虫は出にくいので、無農薬でもラクラク育てられます。
ところが、バラ苗生産用の台木として早く大きくしたいからと肥料を与えると…一気に防衛機能を落とします…

これね、どう解釈するか?

肥料を与えると、バラ体内で溜まった窒素分が亜硝酸ガスとなり空中に振り撒かれ、これを探知した害虫がやってくるというのが定説です。
肥料を効かせるとオーキシン優勢で細胞分裂が活発になり、じっくり分裂した細胞と比べると細胞壁が軟弱になりやすいというのもあります。

これは正解です。でも、そこまで顕著にやられるかな?
と、私が疑問を持っていたところに、施肥をするとバラ自体が防衛機能を落としてしまうという発見がありました。

バラが防衛機能を弱めるポイント

施肥をすればバラの防衛機能が弱くなる!
自生できるトゲナシノイバラですら、肥料を効かせるとうどんこ病やベト病、秋に湿度が高いとサビ病が出ます。
チュウレンジハバチが次々と飛んできて産卵し、ヨトウムシやホソオビもたくさん現れます。

バラ科の植物って肥えた土壌で育つんですが、肥えすぎた土壌では自然が駆逐対象にしてしまいます。
しかし、バラ科はとても強い植物…
ですから、自然のバランスは「強靱な害虫」や「凄まじい数で襲いかかれる害虫」でバラを駆逐しようとします。

すると、さすがのバラもこれは闘わない方が得策です。
自身を守るために生育を弱め、あえて病害虫にやられることで自身の身を守ります。

簡単に言うと、バラは肥えすぎた土壌では繁栄したくないんです。日本の自然も、肥えすぎた土壌ではバラを駆逐しようとします。
自然のバランス、生態系バランスを取るために…これが本当の自然や生態系です。

ということで!
施肥を上手くコントロールすることが無農薬の第一歩だよね!
と、そう考えることができます。

ところが…もちろんそれだけではないんですね。

四季咲きの落葉樹だからこその葉っぱの入れ替えが…

バラは古い葉っぱは捨てたいんだ!はバラ指南サイトで詳しく書いています。

開花や新芽の動きには新しい葉っぱの機能
実成には強い葉っぱの機能
実肥には古い葉っぱの機能

私がデータ分析したところでは、これがバラ科の特徴です。詳しくはいずれバラ指南サイトにて書きます。
(ムッチャ難しい話なので…)

四季咲き、繰り返し咲き、返り咲きのバラは開花ごとに新しい葉っぱを欲します。
開花には新しい葉っぱの機能が欲しいわけです。
「花が咲いた後はバラが疲れているから病気にかかりやすい」なんてバラの先生から習った人もいるとは思いますが…
実はちょっと違う(*^▽^*)

花をガンガン咲かせたいバラほど新しい葉っぱを欲します。
日本では黒点病蔓延時期と花後が重なり、バラは花後に新しい芽の動きと次の開花のために古い葉っぱを落として新しい葉っぱを出したくなります。よって、春先に出た古い葉っぱの防衛機能を弱めて黒点病に感染しやすくします。
つまり、バラは黒点病にかかって嫌がっているわけではなく、黒点病すら古い葉っぱの落葉に利用しようとしているわけです。
ただ、日本は高温多湿なので黒点病の活性が凄まじく、バラの思いとは裏腹に黒点病が蔓延しやすくなります。

ということは?
適度に黒点病に感染し、ガーデナーが蔓延をしっかり阻止していくことがバラにとって一番健全な状態になる!
ということです。

葉っぱを入れ替えたい時期は、バラが明らかに古い葉っぱをわざと黒点病に感染させて捨てようとしている動きをします。気孔も開きっぱなしで黒点病の菌糸が次々入ってくる無防備状態です。
そりゃ皆さんは黒点病に困るわけだ(*^▽^*)

そして!
一季咲きのバラであっても新芽が出てくる時期は新しい葉っぱを欲しがるので黒点病にかかろうとします。

常緑のブータンナニワイバラ。
新芽が出てくるタイミングで古い葉は黒点にかかる。

最強を誇るブータンナニワイバラでさえ、黒点病にかかろうとします。
ねっ、病気にかかるバラは弱いわけではなく、単純に葉っぱの入れ替えという新陳代謝の機能が強いだけなんです。

バラと黒点病って自然や生き物の世界では共存・共生関係じゃないか!
そう考えられれば、無農薬化に大きく前進できます(*^▽^*)

で、どうすればいいの?

以上の話は…私の作り話かもしれません。私が言い出しっぺの話です。
でもね、バラ苗生産でラクラク無農薬できるのは、私が天才でも神様でもなく…単なるそういうオチってことです(*^▽^*)

「病害虫のそれぞれの性質」と「施肥タイミング」と「バラの生長サイクルごとに起こる生理現象」と「自然や生き物の摂理」を掛け合わせたら…
私はラクラク無農薬できちゃったってことですね!

まあ、きっとデタラメだと思われます。知らんけど…

デタラメであろうが何であろうが、皆さんはこの3つを覚えておいてくださいね。

ラクラク無農薬大切な3つのポイント

■施肥すればバラの防衛機能は弱まる(施肥コントロール)
■そのタイミングで病害虫防除すれば効果絶大(ピキャッシュ技術)
■バラは病害虫を利用するので無理して止めない(葉っぱを大事にしない)

ほら、いつものピーキャット流有機栽培しょ?(*^▽^*)
ブレることなく、しっかり繋がっているのです・