梅雨の間は肌寒かったり、晴れ間が出たら一気に真夏日!なんて事も多くありますね。
気温の振れ幅が大きく、暑い日は真夏並みに高くなるのが、昨今の6~7月の傾向です。
春の1番花も終わるこの時期、バラへの肥料やりははどのように行っていますか?
まずはこんな意見…
ぼかし肥料は基本だけど、「十把一絡げ&どっさり」はこれからの時期は、逆にバラに負担になる事もあるのにゃ~
ぜひ、この後の記事を読んで参考にして欲しいにゃ♪
こんなご意見もちらほら…
四季咲きのバラは、1番花が終わったら、次は2番花を楽しめるのにゃ。
でも、花が咲くときにはあんまり窒素を効かせたらダメって言う話もあって、そこで悩んじゃう方も多いみたいにゃ。
そんな方にも、ぜひこの記事を参考にして欲しいにゃ~
こんな声もたまにあります。
これは、結構ピーキャット流上級者さんのお悩みかもしれないのにゃ!
この記事を読んだら、もっと楽に考えられるきっかけになるかもにゃ~
初心者さんからよく聞かれるのは…
これは「肥料はずっと効いてないと呪縛」にゃ!
肥料食いと言われるバラだけど、実はそんな事はないのにゃ~
まずはここから説明するにゃ!
バラはずっと肥料が必要?
初心者さんが陥りやすい勘違いで「肥料はずっと効いていないと!切れたら大変!」というのがあります。
野菜のような短期収穫物は肥料でどんどん大きくして収穫するので、肥料が効いてる必要がありますが…
バラは違います。
バラは何年、何十年も育つ樹木、落葉低木なので、肥料が必要な時期とそうでもない時期がありますし、生育期間中でもずっと土に肥料がある必要もありません。
たとえば、1日肥料が効いていて10日は肥料が効いていないなんてのも全然OK!
肥料はガソリンではありません。
実は無くたって生きられますよ。ただ、大きな花を咲かせたり、太るのは遅くなります。
バラは生き物にゃ!
植物なので、エネルギー(糖)は自分で作り出し活動することが出来るのにゃ~
肥料は、体を大きく作るための栄養!
必要な時に、バラが使えるだけあればOKなのにゃ!
梅雨時期のバラの状態について
6月~7月にかけてのバラの状態は…
- 休息期
1番花が終わって次のステージへと移ろうとする休息期
- 開花期(四季咲きバラ)
次の花を咲かせる為の生殖生長期でもある開花期
- 生長期
枝葉を増やし、シュートを伸ばす生長期
同時進行している期間となります。
肥料を調整してあげられたら最高!
ですね!
肥料の与え方を考えよう!
この時期のバラは基本的に栄養がとても必要です
ぼかし肥料+液肥調整でばっちり!
ぼかし肥料を基本肥料に与え、液肥の併用で必要な栄養を補う。
(施肥コントロール)
ぼかしの量は、1/3~半分程度に減らす。
施肥コントロールの良いところ
- 基本肥料を与えておくことで、安定した栄養摂取ができる。
- 気温が高い時期は肥料の分解も早く、土内の肥料濃度が急激に上がりすぎる事があるため、ぼかし肥料の量を減らすことで防ぐ。
- 液肥の濃度は調整して使うことができ、やり過ぎたときも水で流すことができるので、コントロールがしやすい。
- 肥料が効きやすい時期なので、花を咲かせたいとき、基本肥料は減らしありん液肥で補うことで、必要な摂取を補える。
2番花への影響を心配する方も、肥料やり過ぎを心配する方も解決できたかにゃ?
「ぼかしドーン!」は、土の肥料濃度がずっと高い状態が続いちゃうので、いっぱい水を吸いたいバラの邪魔をすることになってよろしくないのにゃ~
根焼けのリスクも高くなるのにゃ。
どの肥料を与えよう?!
固形肥料
当店のぼかし肥料はこちらの2種類です。
やはり、活性有機ぼかし!
枝数を増やしたり、ベーサルシュートを出させるためには、あまりリン酸は効かせない方がよいので、生長期にはこちらがおすすめです。
2番花やる気組にも、ありんを併用すればOKです。
液肥を併用していくので、肥料の量は規定の1/3~半分で!
液体肥料
当店で扱っている液肥はこちら!
基本的には恵海が簡単です!通常より薄めで使っていくのがおすすめです。
アミノは、葉色が薄すぎたり、葉がぺらぺらだったり、窒素が足りないかなという時に補給できます。
ありんだけ、葉面散布で使用するので、花を美しく咲かせたい株にピンポイントで散布するのも良いですね!
バラの様子や、年数でも変わってきます!
調子の良いバラ、葉を落としてしまったバラ、古い株、新苗、品種の特性…
それぞれでも肥料の必要量は変わってきます。
少し気をつけてあげると、より生育も有利になりますよ♪
- 調子の良いバラ、
若い株 - この時期は枝葉を増やす時期なので、基本的に肥料を必要としています。
品種によっての大小はありますが、上記で述べてきたようなやり方で肥料を効かせてあげてください。
ただし、原種系は窒素を効かせるとあっという間に虫にたかられますので、他よりも更に控えめがおすすめです。 - 調子の悪いバラ
- 調子の悪いバラは、まず立て直す事が先決です。
その際に、肥料は必要ありません。
肥料を与えてしまった場合は、取り除き、リバイバルなどを与えながら、芽が動いてきたら少しずつアミノや、活性有機ぼかしの肥料を与えて下さい。 - 古い株(5年目以降)
- 古い株になってくると、過度な施肥は寿命を縮める事にもつながります。
まずはリバイバルでしっかり有機土壌を整え、バラの活性も上げながら、肥料を効かせていくようにします。 - 新苗
- 新苗の1年目は、とにかく体をしっかり作ってあげる事が大切です。
過度に太らせるというよりは、新陳代謝が衰えないように、水分と栄養をしっかり摂取できるようにしていきます。
水やりはしっかり、少なめのぼかしをこまめに与えていくのがおすすめです。
活性が高いので、梅雨以降の夏場でも肥料は効かせながら育てます。
ピーキャット流の肥料管理、施肥コントロール、いかがでしたかにゃ?
バラにどっさり肥料を与えている状態は、人間で例えてみると…
「のど渇いて麦茶飲みたいのに、どろどろのプロテイン飲料を常に飲まされる~!」
みたいな感じかもしれないにゃ。
確かに血肉にはなるけど、ストレス具合はどうかにゃ…?
施肥は少なめに、バラが使える量を与えていくのが、長く若くいられるポイントなのにゃ~
ぜひ、参考にしてみてね!