有機土壌を作り、維持しよう!

有機栽培に欠かせない有機土壌!
有機土壌あっての有機栽培が、ピーキャット流の有機栽培です。

なぜ有機土壌が良いの??

植物が健全に育つ上で必要な土は、「肥えた土」ではなく「肥えることができる土」です。
「肥えることができる土」は、強いモノから弱いモノまで多様な微生物や物質が存在し、植物にとって良いバランスが保たれている土です。
有用菌による有機肥料の分解能力、有用菌の安定、嫌気性微生物の増殖阻止などが兼ね備えられている、それが有機土壌です。

有機土壌で育った植物は、強く、その植物本来の力を発揮しやすくなります。

しかし…

栽培をしていると、有機土壌は壊れます。

■有機土壌が壊れている状況とは…

■栄養バランスが崩れている
■微生物バランスが崩れている
■保水率が低下している
■植物が分泌する毒素が溜まっている

矢印

有機土壌を維持すれば、連作障害は起こりません!
土壌改良も最初だけ!

有機土壌を作ろう!

1.MIX堆肥で土台づくり

有機土壌の土台植物性堆肥と動物性堆肥をバランス良く配合することで、有機土壌の土台を作っていきます。

MIX堆肥

うりゃねこ解説

有機土壌の土台を作るために、MIX堆肥を土に混ぜます。

女性1

堆肥は土台?
ということは、堆肥を混ぜただけでは有機土壌にはならないのですか?

うりゃねこ解説

もちろんです。
自然と生き物が長い年月をかけて作り上げるのが有機土壌です。
あくまで土台となります。

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2.強い好気性微生物をバイオセットで投入

次に、有機土壌は好気性土壌ですので、強くてタフな好気性微生物(放線菌類)を投入します。

これにより、好気性微生物が支配しやすい土壌にしていきます。

また、土壌病原菌やネコブセンチュウに支配されない土壌作りをします。

トリプルバイオセット

うりゃねこ解説

土台ができたら、強くてタフな好気性微生物資材である、バイオセットを投入します。

女性1

これで有機土壌のできあがりですか?
意外とカンタンですね!

うりゃねこ解説

いえ、まだです。
これでは有機土壌にまったく足りません。

3.ピキャット・リバイバルでバランスを整える

好気性土壌に強くてタフな好気性微生物(放線菌類)を投入しましたが…

有用菌はこれだけではありません。

環境変化に弱い有用菌、他に駆逐されやすい有用菌も投入します。

また、生き物同士の共生で得られる各種物質も投入します。

ピキャットリバイバル

うりゃねこ解説

弱い有用菌も含めた様々な有用菌や、有機土壌に含まれる各種物質でできている、生きた微生物資材ピキャット・リバイバルを灌水します。

女性1

これで有機土壌となりましたか?

うりゃねこ解説

はい!
有機土壌の土台となる堆肥、強弱含めた好気性微生物バランス、生き物の共生により土壌にもたらされる物質など、しっかり投入することで有機土壌となります。

有機土壌を維持しよう!

有機栽培の難しさは、有機土壌が維持できずに壊れてしまうことにあります。
よって、有機栽培であるのに連作障害など起きてしまうことがあります。

女性1

有機土壌が壊れるというのは、どういう状況になることですか?

うりゃねこ解説

土壌の物質バランスと微生物バランスが崩れることです。
栽培は自然とは環境や条件が大きく違ってきますので、どうしてもバランスが崩れてしまいます。

矢印

バランスを取り戻し、有機土壌を維持するには…
ピキャット・リバイバルの定期灌水!

有機土壌が壊れないようにすること自体が無理です。
ならば、定期的にバランスを戻してやるほうが効果的で安定しやすくなります。

■ピキャット・リバイバル灌水の目安

栽培では、生き物同士の共生関係が築きにくく、共生関係で得られる物質が失いやすくなります。
また、弱い有用菌は数を減らしやすくなります。

ピキャット・リバイバルでそれらをしっかり補給していくことで、有機土壌を維持することができます。

有機土壌をリセットしよう!

作付け前、バラなどの場合は冬の休眠期に有機土壌をリセットします。

(1)分解され失った堆肥を土に投入する
(2)バイオセットをさらに追加投入する
うりゃねこ解説

土台を失うと有機土壌の維持が難しくなりますので、堆肥は投入機会でしっかり土に混ぜ込みましょう。

バイオセットに配合された菌がしっかり居着ける畑は、年々投入量を減らしていけます。
庭植えや小規模菜園、鉢植えは常に同量投入するようにしましょう。

有機土壌をリセットし続けることで、有機栽培が安定しておこなえます。