おいらは夏の暑いときは液肥をよく使ってるのにゃ!
それは何故ですか?
え!
そ、それは、うりゃねこさんがそう言ってたからなのにゃ~
じゃあ、今回はなぜなのか、ちゃんと理解して使ってくださいね!
肥料はずっと効かせなきゃ、は収穫のある農業からの話
ここでも最初に皆さんの勘違いをまずは正してから解説しますね。
でも、勘違いしていても大丈夫!プロと呼ばれる人たちも大半は勘違いしていますから(*^▽^*)
肥料ってずっと効いていないといけないの?
これね、勘違いしている人が多いので、まずは自分を笑ってあげましょう(*^▽^*)
そんなわけないよね?
でもね、「肥料が切れたらどうしよう…」ってずっと肥料をあげている人が多いのが事実です。
じゃあ、この「肥料が切れたらどうしよう」はどこから来たのか?
そうですね、農業から来ました。
農業って収穫しなきゃいけなくて、けっこう一発勝負なんです。だから肥料を最初から最後までしっかり効かせ切らないといけないって思っちゃうわけです。
昔は肥料は貴重だったのでそうだったけど、今はそうでもないですけどね。
あとは面倒くさいから!
「一発肥料」なんてのが流行るぐらい施肥が面倒くさいんでしょうね。
これを鵜呑みしにしちゃうと、バラだったら春先から秋深くまでずっと肥料を効かせないといけなくなります。
冬に寒肥と称してまた施肥したりして…
もう生き物じゃないよねえ…自動車のガソリンみたいなイメージなのかな?
生き物って体内にも土壌にも栄養は蓄積できるから心配要らないよ?
新陳代謝しているウチは体内にしっかり栄養は持てるから心配いらないんです。
「肥料が切れたらどうしよう」と思い込んでる方は切り替えてくださいね!
酷暑はなぜ液肥が適しているのか
固形肥料というのは長く安定して肥料を効かせられるということに優れているので使いますが、酷暑だとこれが大きなデメリットになります。
酷暑は水遣り回数が多くなるので固形肥料の溶け込みが多くなるんですよね。
溶け込みが多くて、そして暑くて土の水分が奪われる…そうですね、根焼けが起こりやすくなりますし、塩基濃度が上がってバラが水を吸えなくなってきます。
酷暑だとバラは固形肥料は合わないんですよね。
穏やかな有機肥料でも起こりますから、化成のIB肥料なんかだと恐ろしいことになってしまいます。
化成肥料を使うと葉っぱがカッチカチになるのは、肥料濃度が上がりすぎてバラが自身を守るために起こしちゃうんですね。
でも、葉っぱがカッチカチになると気孔が開きにくく新陳代謝は落ち…
そりゃ、秋は上手くいきません。
ここでピーキャット流有機栽培は、夏は固形肥料を取り除き液体肥料に替える手法をやります。
酷暑だからこそ、新陳代謝を落とさず、根焼けも起こさず、水をしっかり摂取してもらいたいですからね!
春先から有機活性ぼかしやPSPぼかしを使っていましたが、酷暑になればこれはすべて取り除きます。
そして、液体肥料の恵海を与えていきます。ある程度有機栽培を覚えた方はピキャット・アミノも使いましょう。
これを週1ペースで与えます。
固形肥料は月1ペースなのに液体肥料だと週1ペースで面倒くさいかもしれませんが…
面倒かな?
次に液体肥料の本当の使い方を解説しますね!