また今年も梅雨がやってくるのにゃ~
バラちゃんがお疲れの所に雨ざらしはきびしーのにゃ~
日本のほとんどのバラは花の後に梅雨がやってくるから、一気に病気が蔓延しやすいよね。
おいらのバラちゃんを守れるのはおいらしかいないのにゃ!
がんばるのにゃ!
雨が続くとやはり出てくるのは黒点病ですね。
黒点病を完全に出さないようにする!
ということは狙わずに…
バラの調子を落とさないように、病気を蔓延させないように、と考えて対処していくことが大切です。
にゃるほど~
完璧じゃなくたっていいのにゃ。
蔓延させない、調子を落とさない…
黒点病を蔓延させないためには、ピーキャット流有機栽培の技術を総動員させながら、色々な対策をおこなっていく必要があります。
黒点病についての知識も踏まえつつ、ぜひ頑張ってみてくださいね!
よし!
やってみるのにゃ~
バラの配置や環境に注目しよう!
毎年同じように黒点病に悩まされている場合は、バラの配置や環境を見直してみるべきかもしれません。
黒点病にかかりやすい品種が風上にあると、黒点菌は庭全体に広まりやすくなります。
そういったバラは、できるだけ風下に置いたり、黒点病が出ることで樹勢が弱ってしまうバラは雨の当たりにくい場所に置くようにしてあげましょう。
また、水が溜まりやすい場所、湿度が高い場所、風抜けが悪く乾きにくい場所では黒点菌は増えやすくなります。
お庭の造作やフェンスの配置、デザインなどを少し変えるだけでも空気の流れや水の流れは変わります。
無農薬での病害虫対策における「環境整備」については今まさにうりゃねこさんが解説を展開中!
ぜひこちらのサイトも随時チェックして、環境整備について理解を深めてくださいね!
無農薬栽培においてとても大事な「環境整備」について、じっくり丁寧に説明します!
古い枝、細い枝は切ろう!
古い枝で、新しい枝が出ずに生長が止まっている枝や、明らかに要らない細い枝は今のうちに切ってしまいましょう!
3月から展開した葉は、3ヶ月が過ぎ機能が落ちてくる頃になります。新しい枝が出ていないということは、葉の活性もますます落ちてきます。
病気に入られる前に早めに切っておくのが得策です。
更に、シュートが伸びて葉の量も増えたら、中の方の混み合っている葉などを取り去って、風通しを良くしてあげましょう。
また、枝を切る株が変わるときには、必ずハサミにピキャットクリアをシュシュッとしてから次の株にとりかかりましょう。
病気を株間で感染させないための習慣にしてください。
ピキャットクリアのこまめ散布で菌を増やさない
雨上がりすぐのピキャットクリア散布が、増えている病原菌をシャットアウトしてくれます。
葉っぱが濡れている状態でもピキャットクリアなら大丈夫!
葉っぱを洗い流すように全体に散布します。
こまめな散布で菌を減らすことが、病気を蔓延させないコツです。
トリプルバイオやリバイバルで土の有用菌を増やす
土壌中の有用菌を増やすことで、この時期崩れやすい微生物バランスを良い状態に整えます。
トリプルバイオはマルチを除けて、表面の土と軽く混ぜ合わせます。
リバイバルはマルチの上からで大丈夫です。
バラにとって好ましくない菌が増えないようにすることで、土壌を良い状態に保ち、バラに栄養を運ぶことが出来るので、見えないけれどとても大切なポイントです。
マルチングは必須アイテム!
マルチングは土はねを防ぐ役割はもちろんのこと…
梅雨時期特有の急な天候の変化による、土の急激な乾きも穏やかにします。
ピキャットクリア散布の際には、マルチや、鉢周辺にもしっかり散布する事をお忘れ無く!
病葉は早めに取り去ろう
黒点病の発症した葉は、早めに取り去るのがベター。
放っておいても治らないだけでなく、他の葉への感染源になります。
主に活性の落ちた下葉から感染しやすくなるので、下の方の葉はあらかじめ取っておいても良いくらいです。
鉢植えの水やりを忘れずに!
雨が降っても、意外と鉢の土は湿っていないことが多いので、鉢の重さはしっかりチェック!
マルチをめくって土が見た目に濡れていても、急に晴れたときなど実際はバラが吸える水がほぼない…ということもしばしば。
土の水分量の推測は鉢を持ってみる、がお勧めです。
天候が不安定な時は、土が濡れていても水をやっておいた方が安心です。
水をやりすぎると根腐れが心配!という方におすすめの記事はこちら!
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梅雨の対策、主に黒点病対策に注目してまとめてみました!
黒点病対策は色々な事の積み重ねが大切になるので、ぜひ色々試してみてくださいね。
梅雨が明けたら酷暑が待っています!
酷暑対策については、こちらをご参考にしてくださいね!
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