お庭の栽培データ
栽培環境:ベランダ
地域:東海地方
陽当たり:
・クーラー室外機の上(棚あり)だけ午前8〜11時迄で直射日光が3時間
・それ以外の大部分の場所は明るめの日陰。直射日光はほぼ当たらない。
その他特徴:高台なので風当たりが強い
バラの大体の本数:鉢で29鉢。(その内、自家製切り接ぎ苗が13本)
栽培歴:栽培期間歴はおよそ18年
地植えはいいかげんで10年くらい。無農薬はずっと(ズボラに)。
その後しばらく空いて、本格的に鉢栽培で8年め、ピーキャット流無農薬有機栽培は7年め。
お手入れ頻度:毎日、短時間
ピキャットクリアが無ければ、バラ栽培をしていなかったと思います
今回は、日当たりが良くないところで鉢でバラを育てておられるめるみぃさんをご紹介しますにゃ!
よろしくお願いしますにゃ!
よろしくお願いします!
え〜と…
めるみぃさんはピーキャット流は、もう7年目ということですのにゃ!
ベテランさんですにゃ〜
そうですね、7年目になります。
ピーキャット流栽培が次々と進化発展しているのをしっかり経験してきました。
ピーキャット流栽培は「完成されたもの」ではなく、常に進化発展しているのでそれがとても楽しみになっています。
変更や改善があると、その都度うりゃねこさんが修正を正直に知らせてくださるので、そこがとても信頼できます。
焼成赤玉土でバラの培養土を作ってしまったことを謝っている姿は、とても感動しました。
正直が一番信頼できます。
そういうことがありましたにゃー…
めるみぃさんはピーキャットのセミナーにも積極的に参加してもらってるので、ピーネコよりずっと栽培を自分のものにしてそうですにゃ!
いえいえ…そんなことありませんよ〜
巷の教えを先に学んでしまったので、私の知識はデタラメだらけ…
ピーキャット流を学んで、自己修正に戸惑うことがよくありました。
今は、良くも悪くもバラたちはお世話した方法に応えてくれるので、栽培の楽しさがさらに強くなってきました。
バラの栽培は、初めから無農薬でされていたとのことですにゃ。
ピーキャット流栽培に興味を持ったきっかけって何かありますのにゃ?
地植えの頃は農薬を撒くのが何となく嫌で無農薬でやっていて、黒点病の蔓延でお世話が嫌になったこともありました。
でも、バラを育てるというのはそういうことなんだなあと深く考えずにやっていました。
本格的に農薬への抵抗を感じたのは環境が変わり、鉢栽培をしなければならなくなってからですね。
ほうほう…
ベランダで農薬を使うと、農薬のにおいが部屋に取り込まれるんですよね。
ガラス一枚だけしか隔たっていませんから…
あと、農薬を使うと花の香りが台無しになります。香りが好きでバラを育てているのに香りが台無しというのは悲しい限りです。
引っ越してからはバラに興味が薄れたのですが、バラ園で一目惚れしたバラがあって…バラ栽培を再開しよう!となりました。
ピーキャットさんと出会ったのもその頃ですし、「試みよう!」となって、再開しました。
ピキャットクリアが無ければ、今のベランダではバラを育てようなどと考えなかったと思います!
なるほどにゃ〜
ベランダで農薬を使うなんてもってのほかですにゃ!
ピーキャット流に出会ってもらえて良かったのにゃ〜
環境が変わって大変だったことは結構ありますが、ほぼピーキャット流で対策できました!
そういえば…
今の環境は日照が3時間で、あとは明るい日陰ということですにゃ。
とても日照不足を感じると思われますが、いかがですかにゃ?
そうなんです。
以前のベランダ鉢栽培は結構環境に恵まれていて、良く咲いてくれていたんですが…
引っ越しして、明らかに育つペースが遅く悪くなりました。これはまさに日照不足が原因だと思います。
この時点で育てて5年くらいの鉢がありましたので、バラも、私のモチベーションも一気に下降トレンドに陥りました…
でも!
ピーキャット流がなんとかしてくれたんです!
明るい日陰なら育てることは出来るといううりゃねこさんの言葉を信じてやってみると、確かに日照不足による難しさはありますがバラをとても楽しむことができます!
バラ栽培をレンジの範囲内に再浮上させてくれたのが、リバイバルの登場とピーキャットのセミナーです。
そうだったんですにゃ〜!
では、その再浮上のお話を伺ってもいいですかにゃ??
はい、結構たくさんあるので…
1つずつ、ピーキャット流での対策と一緒にお話しますね。
お願いしますにゃ!
日照不足だからダメと決めつけずに、日照不足だからどうするか?をしっかり考えています。
育て方を見直して、花数が減ったり開花や成長が遅かったとしてもバラが元気に花を咲かせてくれる、量で恵まれなくても質で勝負できるというのを実感しています。
これはすべてリバイバルとセミナーのおかげです!
ユァイネルン・アンシュロス・シャール・フェンステンが晩秋に絶品な花を見せてくれた時は、本当に感動しました!
これがそのお花ですかにゃ?
日当たりが悪い場所で咲いたと思えないぐらい美しくて、感動的ですにゃ~!
「日当たりが悪いと葉っぱの色が濃くなる」とか「生長が遅いと肥料を増やせば増やすほど徒長するだけ」とか、施肥をしっかり見直すことができました。
施肥量を減らした方が順調に育つんですよね!
日照不足はリバイバルがしっかりカバーしてくれますし、さすがの解決力です。
リバイバルが大活躍なのにゃ!
そうですね!リバイバルは、栽培に欠かせない資材の一つです!
それと、環境の変化としては日照だけでなく、風当たりもとても強くなったので、春の強風に悩みました。
特に切り接ぎ成功率が80%→50%に落ちてしまって…
もう、これは対策するしかなかったので、支柱を複数立てたり、春先の大苗や切り接ぎには不織布で風除けをすることにしました。
日照にプラス風となると…病害虫の出方もだいぶ変わったんじゃないですかにゃ?
そうなんです。
うどんこ病が出るようになりましたね。
一旦かかると直射日光が当たらないせいか、いつもと同じペースでピキャットしていると完治しづらいんです…
ひとまず、蔓延しそうな時は、散布の頻度を上げて対処しています。
虫でいえば、害虫の芋虫の種類が増えました。反面、益虫のヒラタアブ、テントウムシなども増え、一長一短というところでしょうか。
色々に対処された結果、今の楽しみに繋がっているということなんですにゃ〜
ピーキャット流施肥コントロールは特に面白いし、気に入っています!
普段のお世話も色々考えて頑張ってそうですにゃ〜
めるみぃさんのおおよそのお世話の流れを教えていただけますかにゃ?!
にゃるほど〜
施肥コントロールは、特に重要になってきそうですにゃ〜
そうなんです!
施肥コントロールの考え方は、病害虫回避や花の質が上がるので、ピーキャット流栽培の中でも特に面白いし、気に入っています!
ピーキャット流栽培で今までの考え方や楽しみ方を変えることができたからこそ、一度挫けそうになっても、今もこんなに栽培を楽しく続けられているのだと思います。
にゃるほど〜!
例えば、どんな風に楽しみが広がったか、詳しく聞かせてくださいにゃ!
はい!
一番ピーキャット流で面白いな!と思うのは、ピーキャット流栽培をすると、バラがちゃんと反応することです!
もちろん、こうあって欲しいという育て側の想い通りではないことはあります…
でも、さっきあったユァインネルンのように、こうあって欲しい以上の花を咲かせてくれた時もあり、それはもう、やったー!!!となりますよね。
わかるにゃ!
おいらも、なかなかまだ上手にはできないけど、施肥コントロールをやって元気に育ったり、綺麗に咲いてくれた時は、バラちゃんとお話できた感覚になれるのにゃ!
先ほども環境の変化の事で少し話しましたが、たわわに豪華に花を咲かせることがなくなった反面、開花制限して無理ない花の数を楽しむようになりました。
「一輪のクオリティーを極める」という事を楽しめるようになったんですよね。
そうやって咲いた花の香りにも驚きました!
バラ園には、春秋シーズンに、早咲き中咲き遅咲きの時期と幾度も訪れて、香りを楽しんだりしていたのですが…
家で咲いたバラは、他では感じたことがないほどクリアで強い香りだったんです!
へ〜!
嗅いでみたいにゃ〜
バラのリズムに合わせた「バラ主体」の栽培になりました
…にゃにゃ!
そういえば、聞いてませんでしたにゃ!
めるみぃさんのバラを迎える時のこだわりなどはありますかにゃ?
こだわりというか、好きなのは…
透明感がある(シャープな色合い)品種が好きで、実際に見てから購入するのが好きですね〜
バラは、1輪でも華やかな花姿と素晴らしい香りを間近にできることが何よりの魅力だと思っています。
日照が少ないから強いバラを育てよう!とか、性質は気にしないのですかにゃ?
めるみぃさんの環境なら、まずはそこ!となりそうなイメージですにゃ。
おっしゃる通り!
もともと気にしてませんでした。
そうなんですにゃ!
基本、惚れたバラしか育てませんね。
正直…生意気ながら「強い、育てやすい」とはなんだろう?って…
苗の出来や、主観と環境、病害虫対策によってずいぶん変わると思うんですよね。
環境や病害虫へは、お話した通り、ピーキャット流栽培で対策できていますし、それでもあまり調子の上がらない「強く」ない品種は、「緩慢なこと、立ち直りが遅い」等と思うので、高山植物だと思うようになりました(笑)
高山植物!
確かに、あれは特殊ですにゃ。
特に最近は、花を咲かせるだけが楽しみじゃなくて…
葉や枝色、土のことなど、いろいろな部分に目がいくようになって…
結局、バラはどの季節も見飽きませんね〜
確かに、バラは花だけじゃなくて、色々楽しむところがあるにゃ。
それに、バラは何年も育つ生き物で、栽培にはいろんな事が大切で、全部繋がってくるからにゃ〜
気になってくるポイントはたくさんありますにゃ。
ですよね!
バラをよく見るようになって、バラのリズムに合わせた「バラ主体」の栽培になっていきました。
私の場合、バラの反応が予想外にゆっくりだったので、お世話がの〜んびりになりました。
有機肥料は効き目が緩やかでアバウトなお世話でもそれなりに楽しめます。
正直にゃところ…
オイラも大雑把なので、有機資材のおおらかさには助かってるのにゃ!
ふふふ…
あと…
ピーキャット流の資材は、内容を理解した上で使えるので、自分なりに応用出来るのが嬉しいですね。
新しい商品に目を奪われることがなくなって、経済的になったことは嬉しいおまけです。
ピーキャットの資材は、うりゃねこさんがピーキャット流栽培の為に揃えている資材だから、栽培を理解すれば理解するほど応用ができて、どんどん楽しみ方が広がるのですにゃ〜
これからバラを無農薬で育てようと思っている方へ
そろそろインタビューのお時間も終わりになってきましたにゃ!
最後に、これからバラを無農薬で育てようと思っている方へ、何かあればお願いしますにゃ!
はい!
3つほどあるのですが…
1つ目は何ですかにゃ?
1つ目は…
ピーキャット流栽培でバラを育てると、ビックリするかもしれません!
私も実際に体験したことですが…
覚えることや習うことはたくさんありますが、今まで見たことがない花色や香りに(健康な葉っぱの形や色にも)出会えます。
確かに、皆さんに体験してもらいたいですにゃ〜
では、2つ目をどうぞ!
2つ目は…
バラたちを、5分でもいいから毎日観察して欲しい!
観察することがとても大事!観察していないとなにもわからなくなります。
それができれば、ピーキャット流栽培を取り入れるのは難しくありませんし、ハードルは高くないと思います。
ピーキャット流は難しそうに見えて、理解さえできればこれ以上の簡単な栽培方法は無いと思います。
ふむふむ…
ごもっともですにゃ。
では最後、3つ目をどうぞですにゃ〜
3つ目は…
マンションのベランダは思いのほか直射日光が当たらないですが、ピーキャット流栽培をするとその場所ならではの、高クオリティーなバラの花を見ることが出来ます。
これは私も予想していなかったことですが、とても素晴らしいので、環境に嘆く前にチャレンジ!
ぜひ頑張ってみて欲しいです!
めるみぃさんは、特にそのバラの個性を理解して向き合っておられるからこそ、バラちゃんも頑張ってくれるんだと思うにゃ!
とても有意義なお話をたくさんありがとうございましたにゃ!
めるみぃさんにお話を伺いましたにゃ。
これからも、頑張って最高の1輪を見せてくださいにゃ〜
はい!頑張ります♪
ありがとうございました!
めるみぃさんのツイッターはこちらですにゃ!(鍵付きアカウントです)