マルチングは根頭癌腫病のコブ発症の緩和策になる！

こういった情報はゆうきの園芸ショップが最初の発信です！

ピキャットクリアによるバラ苗の体内除菌は当店が出した世界初の根頭癌腫病対策だったのですが、これをオスバンS（逆性石けん)に漬け込んで体内除菌するというカタチで真似されました。
（＊逆性石けんの性質上、効果は絶対に見込めませんし、それは当店で科学的に実証済みです。）
有機土壌による根頭癌腫病感染対策も、よくわからない土壌改良材でできるなどとパクられました。有機土壌は堆肥や土壌改良材を混ぜた程度では作れませんし維持できません。
私が20年前に出した「癌腫病のコブを取って木酢液の原液を塗っておく」という古くてすでに使えない対策がYouTubeなどで自慢げに話されているそうです。
剪定ハサミも、ハイターで消毒しろというのはウチのピキャットクリア（次亜塩素酸水）のパクりです。ハイターならハサミは強アルカリ性で錆びますし、時間が経たないとバラに悪影響が出ます。
パクりは本物と違って効果など見込めない、下手すると事故になりかねないことは理解しておいてください。

何を書いたってどうせパクられてデタラメにされてしまうので、新しい話は出さずに墓場まで持って行こうと考えていたのですが…
バクテローズが販売中止となり、癌腫病対策を失ったナーセリーが堂々と癌腫感染苗を世の中に出してきている昨今…
これだと日本のバラ文化は終わってしまう…

なので、しょうがないから新しい対策として「マルチングによる根頭癌腫病緩和策」を出しておきます。
その代わり、こういう話はすべてゆうきの園芸ショップが最初に発信していて、似たようなことはすべてパクリだというのを理解しておいてくださいね。

ただ…パクられてデタラメにされるのはやっぱり嫌なので…詳しくは解説しません。
癌腫対策でマルチングも使ってもらえるようにだけ話をしますので、ご了承くださいませ。

地際の癌腫瘤発生とマルチングの関係

ではまず…
パクりの先生はご退場ください(*^▽^*)

そして、この先の文章に進む前に、ゆうきの園芸ショップにある根頭癌腫病の記事をしっかりと読んでください。
▼バラの根頭癌腫病の解説はこちら！▼

▶バラの根頭癌腫病解説
https://yuuki.shop/bara-byouki/bara-konntougansyubyou/
バラの根頭癌腫病を徹底解説！当店は根頭癌腫病を許さないバラ苗生産者です。２０１０年から根頭癌腫感染苗ゼロの当店が、有機栽培、無農薬での癌腫対策を一挙公開します！

「根頭癌腫病感染苗に作られた癌化細胞が細胞分裂することでコブとなる」は理解できていますか？
これが理解できていないとなんのことやらチンプンカンプンとなります。
理解できたら、次はこれを考えてみてください。

どうして根頭癌腫病のコブは地際にできるのか？

根頭癌腫病のコブが地際にできやすい理由

(１)地際や接ぎ木部分が割れたり避ける
(２)バラは傷付いた部分は細胞が細胞分裂をしてカルスを作り修復しようとする
(３)その細胞が通常なら正常なカルス、癌化細胞ならコブとなる

地際や接ぎ木部分というのは割れたり裂けたりしやすいんですね。バラは割れたり裂けたりした箇所の細胞を細胞分裂させてカルスを形成し修復しようとします。
この細胞分裂する細胞が通常の細胞であれば普通のカルス、癌化細胞であれば異常カルスとなって瘤になります。
こういうことで、地際や接ぎ木部分はコブがよくできるわけです。

じゃあ、どうして地際や接ぎ木部分は割れたり裂けたりしやすいのか？

ずばり、マルチングしていないからです

自然では植物の地際に直射日光なんて当たらないし、ずっと濡れているから樹皮はしっとりしています。
でも、バラのガーデニングだと「マルチングは百害あって一利無し」なんてデマが流されていて、地際や接ぎ木部分は極度に乾燥したり濡らされたり強い熱や光を浴びせられたりしているわけです。
真夏に土に直射日光が当たるなんてのは、自然界では絶対にあり得ません。
だからバラにとっては想定外なんです。

それでもバラは強い植物です！
極度の乾湿や土が焼けた熱、無意味な赤外線や紫外線に当てられても耐えられるように自身を守ります。
その方法として…細胞にリグニンを溜めて木質化して固くしてしまうわけです。よって、地際や接ぎ木部分の細胞は木質化してカチカチになります。
これ、人間も同じで人間の皮膚は乾湿を繰り返したり強い刺激を当て続ければ皮膚は厚く硬くなります。
バラはマルチングしていないと地際は乾湿を繰り返し、強い日差しで急激に水分を奪われたり、頻繁な水遣りで濡れては乾きを繰り返し、柔らかさしなやかさを失って固く脆くなっていきます。

バラの地際が固く脆くなるので、風に煽られると割れたり裂けやすくなってしまうわけです。

マルチングしていれば極度の乾湿は起きにくく、常に湿っている状態に保てます。
土が焼けることもなく、赤外線や紫外線には当たりません。
結果として、地際や接ぎ木部分の細胞はリグニンで老化させ木質化させることなく、柔らかくしなやかであることを保てます。
柔らかくしなやかな表皮、細胞であれば、風も余裕で凌げます。