癌化細胞が細胞分裂して瘤になる…このメカニズムは理解していただけたと思います。
では、癌化細胞が瘤になってしまったらどうにもならないのか?
実は、癌化細胞が細胞分裂して瘤になっても、途中で大きくなるのをやめて枯れて分解されてしまうことが多いんです。
にゃんと! 知らなかったにゃ~
特に土の中の根は瘤を捨てやすく、バラが捨ててしまえば瘤も分解されて無くなってしまいます。
バラが大事に育ててしまう瘤は1~数個程度です。まれに数十個の大きな瘤がある場合もありますが…
細い根にできた瘤は知らぬ間になくなっていることが多くなります。ゴボウ根にできるとしっかり育ちやすいですね。
台木の地際に数多く瘤を作っても、大きくなるのは1個程度であることが多々あります。
このように、癌化細胞は数百万あっても、大きな瘤になる確率というのはその中でも1~数個程度…
バラも必死に抵抗し、根頭癌腫菌はそのバラの性質を利用しています。
共生して欲しくないですが、共生できる関係でもあるわけですね。
ただ、いずれは根頭癌腫菌はバラを滅ぼすか自身が滅ぶかのどちらかになります。
ずっと共生はよほどバラが耐えない限り無理です。
…
いつ発症するかわからない病気とずっと戦うバラちゃん、かわいそうにゃ。