暑さに弱いバラちゃんは、むしろ葉を落としてあげた方が良いことはわかったけど、今年初めての夏越しの新苗もおんなじでいいのかにゃ?
新苗は、冬までにしっかりとした株に成長させる必要があるので、葉を落とさないように夏を過ごすのが望ましいですね。
そのための方法を解説しますね!
新苗はまだ老化していないので育てやすい!
「新苗がとても育てやすい!」
と、最初に言いだしたのはピーキャットです(*^▽^*)
他の店は大苗が育てやすいと言ってましたよね。新苗は難しいと言っていたはず…
どうして急に新苗が育てやすいと言いだしたんでしょうねえ?じゃあ、大苗は育てにくいと認めたのかな?
ちなみに、ピーキャットは新苗の土も平気で崩して植えちゃいます。
じゃあ、どうして新苗がとても育てやすいとピーキャットは言っているのか?
それはね、新苗はまだ一度も老化させていないからなんです!
ピーキャットの作る苗の中で一番育てやすいのは老化させていない鉢バラです。
次に育てやすいのは老化させていない新苗です。
大苗は畑の管理なので老化させやすいので今は作っていません。
それだけのことです(*^▽^*)
そして、この夏にいかにバラ苗を老化させないか?が私たち育てる側の大きな課題です。
そのために、新苗の夏の越し方を解説します。
新苗を老化させずに夏を越す方法
2年目以降の鉢バラの場合は、春の栄養生長があれば夏は栄養生長を抑えて休息第一に考えていきます。
しかし、新苗を植えて1年目の鉢植えの場合は夏の栄養生長させなければ秋に間に合いませんし、次は冬越しに苦労します。
ある程度の栄養生長をさせていきましょう。
ここでまたまた勘違いを正します。
バラは肥料食いと言われているけど、栄養生長ではそれほど栄養は要らない!
成長させなきゃ!と思うと、大半の人は肥料をたくさんあげることをします。
これで酷暑の餌食になります。
濃度障害が出てカッチカチの葉っぱになって、成長に見えても実は老化という悲しいことになります。
新苗1年目で葉っぱが固いと最悪ですね…若くしてすでにおじいちゃんおばあちゃん…
肥料を与える量を増やすんじゃない!栄養を摂取できる量を増やすのだ!
これ、わかりますか?
新苗は若い!若いということは新陳代謝が活発!新陳代謝が活発ということは水をたくさん摂取する!
この水の塩基濃度が高いと老化にまっしぐら!
塩基濃度が低いとグングン水に溶けた栄養を摂取してくれます。
と、なんか言ってることは難しいけどやることはカンタン!
こまめに肥料を与えましょう!ということです。
1度にたくさん与えたら塩基濃度が上がっちゃいます。こまめに与えることで塩基濃度を上げずにしっかり栄養摂取させます。
もっと具体的には…
- 2年目以降の鉢バラは休息期と考えて出来る限り肥料は効かさない方向で考えます。
- 1年目の鉢バラは栄養生長と考えて、ぼかし肥料なら規定の半分の量、液肥と併用します。
まあ、これは目安です。
あとは皆さんで自分流にやっていってくださいね。品種の違いででもいろいろコントロールが変わってきます。