当店ではZoomを利用したオンラインセミナーを開催しており、酷暑対策、夏越し対策については従来このセミナーでお話ししていました。
3時間、喋りっぱなしでも時間が足りないほどの内容ですので、もちろんここですべて書くことなどできません。
日本のバラ栽培においては、夏を上手く越すことはとても肝心!
バラはそもそもは寒い地域で育つ植物です。
ですが、バラ科の植物は高等な部類で強さやタフさ、環境への適応力も相当なモノなので日本でも充分に育ってくれます。
それ以前に、デタラメな育て方をしてもバラの強さで持ちこたえている現状もあります。
ただ、バラは数々のリスクを受けても平気なのかと言えば、もちろんそんなことはありません。
枯れなくても極度の生育不良、急激な老化、1本杉で動かないなど、不都合なことをとても起こしています。
バラは強いから枯れずに生きているだけ!
過酷な日本の夏は、バラは平然そうに見えて実はけっこうなダメージを受けます。
しかも、育てる側のデタラメな育て方でバラはダメージを受けているのです。
これを言っているのはピーキャットだけです。
だから、過酷な夏だからこそバラを邪魔しない、逆にバラをいたわってあげるような育て方をおこなうべきです。
強烈な日差し・蒸れるような湿度・濃すぎる肥料(栄養)濃度
これらをバラが喜ぶわけがありません。
強烈な日差しだとバラは光合成しません。熱を放出することに躍起になります。
蒸れるような湿度だとバラは葉っぱからの蒸散をしなくなります。これで熱が放出できなくなります。
土の肥料濃度が上がると塩基濃度が上がります。こうなると根は水を浸透しなくなり結果としてバラは水を摂取できなくなります。
肥料濃度の度を超すと根にある水が土に逆流し根焼け、根枯れを起こします。
そして、何度も何度も言いますが「水遣りを控える」はバラへの拷問です。
人間でも昔はスポーツしているときは水分補給するなと言われていましたが、動けないバラにとってはまさに拷問です。
バラへの拷問が趣味の人はここには来ないと思いますので、もし未だにデタラメを信じ込んでいるようなら今すぐバラをデタラメから解放してあげてください。
オンラインセミナーでは、さらに細胞レベルやホルモンの働きなどの科学的な話、水涸れに強いバラの体質改善方法などもお教えしています。