バラを初めて育てる「わかば」さんに、無農薬でバラを育てる方法、有機栽培での全般的な育て方や考え方を、スタッフのマルちゃんとうりゃねこさんがわかりやすくナビゲートしてくれています。
友達感覚の会話形式で進めているので、読んでいただきやすいと思います。
有機・無農薬栽培のピーキャット流栽培の案内もありますのでぜひ参考にしてみてくださいね!
登場人物
子育ての手が少し空いたので趣味のガーデニングでバラ栽培を始める。
プロローグ:無農薬でバラを育てたい!
こんにちは。
スタッフのマルです!
どうぞよろしく~
全然わからないので、変なこと聞いちゃうかもしれないけれど今日はよろしくお願いします!
子育ての手が少し空いたので、憧れのバラを育ててみたいと思って…
初めての私にもできるかしら…?
バラを育てるのは初めてなんですね!
最初は誰だって初めてだから、気にしなくて大丈夫ですよ~
でも、パンジーとかの簡単な草花をコンテナで育てたことがあるぐらいで、何もわからないし…
バラは難しいって言われているから不安で…
あと、子供もいるし、農薬は使いたくなくて。
無農薬栽培って更に難しそうです!
実は私も自分の庭でバラを育てていたんですが…
始めたときは、いろいろな本を読んだりして、しかも最初は農薬を使ってたので、色々混乱しましたよ~
とりあえずやってみたけど、育てているうちになんか違うなって…
それで、無農薬栽培のピーキャットに出会って、バラ栽培の楽しみ方がまったく変わって更にバラが好きになったんですよね!
バラが大好きだったらきっと上手くいきますよ!
そうですよね!
自分で育てたバラをお部屋に飾ったり、食べてみたり、バラ風呂とか…!
バラに囲まれた生活がしたいなって、それがずっと夢だったんです!
わかりますよ~!
私もバラを始めたきっかけはそうでしたから、同じですね!
ところで、バラを植え込む庭や、鉢を置けるベランダとかは準備していますか?
庭はバラを植えるスペースなら畳2畳ぐらいあると思います。
ベランダとか玄関には鉢を置くスペースはありますよ!
では…
まずは気軽に始めてみましょう!
ゆうきの園芸ショップのピーキャット流栽培だったら、プロに直接質問できるし、話も聞けるので安心してくださいね!
私もしっかりアドバイスするので、一緒にがんばりましょう!
よーし、がんばるぞー!
それでは、まずはバラをよく知ることから始めてみましょう!
てんちょーの補足案内
バラ栽培って、少し敷居が高く感じる方がおられるかもしれませんが、実はとても気軽に楽しめます!
ご不安な方も、ピーキャットなら万全のアフターフォローで皆様をお迎えしておりますので、まずは気軽に始めてみてください。
ご質問やご相談はメールでお気軽にお問い合わせいただければいつでも24時間以内にメールにてお答えします。
チャプター1:バラは難しい?
気軽に始めたいんですが、バラは難しいってよく言われてますよね?
しかも、今回無農薬に挑戦だし…
大丈夫かしら?
確かに、「放任でOK!めちゃくちゃ簡単!」というわけではないですが、もし調子が悪くなっても復活ができるし、何年も育てる植物だから意外と気楽な感じで良いと思いますよ。
難しさは程度の問題ですね~
今は、有機・無農薬のピーキャット流栽培を当店会員さんのたくさんの方が取り組んで、楽しんでらっしゃいますよ♪
あっ、そうなんですね!
それは心強い!
わかばさんもぜひピーキャット流で頑張ってみましょう!
了解です!
でも、そもそも、どうしてバラは難しいって言われてるんでしょう?
では、ちょっとうりゃねこさんに詳しく聞いてみましょう。
内容は少し難しいかもしれないけれど、知っておくと役に立ちますよ!
うりゃねこさ~ん!
うりゃねこ解説
どうも。うりゃねこです。
バラ栽培を難しいと感じてしまう要因は5つあります。
- 失敗したときに失敗した原因がわからないから
- 病害虫にやられやすく、その対策がいろいろあるから
- 自然ではほとんどの品種が自生できないので、人の手が必要になるから
- 農業技術から来た育て方の話が多く、混乱してしまっているから
- 生き物を育てているのに、絶対を求めているから
バラ栽培は特別なものではありませんから、それほど難しいものではありません。
ただ、バラ栽培としては間違えた考え方が流通しやすいのでやたらと手を出さずにピーキャット流の育て方でやってみてくださいね!
まとめ
- バラの難しさは程度の問題。育てる事はそんなに難しくない
- 難しいと感じる要因が5つあるので、しっかり把握しておく
- バラは色々な育て方が流通しているので、それらに惑わされない事
チャプター2:鉢栽培?それとも庭に地植えする?
さーて、じゃあ頑張ろ~!
…最初は何をすればいいんでしょう?
そうですね、いきなり何もかも揃えるのは無駄になることも多いので、まずは鉢で育てる鉢栽培か、それとも庭に植える地植えにするか決めましょうか!
最初はどちらがいいんでしょう?
鉢は水遣りが大変だって聞いたけど、朝だったら時間があるからできるかな?
うりゃねこさんは、まずは鉢で育てる方をおススメしています。
私もそのほうがいいと思いますよ!
それは、なぜですか?
庭に一度植えてしまうと移動が難しくなっちゃうんですよね。
まずは花の雰囲気とかどれぐらい大きくなるかとかを、鉢で育てて見ておいた方がいいんですよ。
なるほど~
バラは大きく伸びるのも小さく咲くのもあるし、花色も咲き方も色々あるから、まず育ち方をしっかり見るってことは大事そうですね!
そうそう!
慌てていっぱい植えちゃうと、手が付けられなくなったり庭がイメージ通りいかなかったりするし、私も失敗した経験があるんですよ~
バラのアーチを作ったんですが、違う品種2本でやったら一方は早咲きでもうひとつは遅咲き…一緒に咲くところを観たかったのに、大失敗…
そっか…じゃあ、私は鉢からやってみます!
うりゃねこ解説
いろいろな考え方がありますが、ピーキャットはまず最初に鉢で育ててみることをオススメしています。
理由は…
- 鉢で育ててみると、花や樹勢のイメージがわくので失敗しにくい
- 品種によって花の咲く時期がずれるので、上手く組み合わせていける
- 庭の土をゆっくり良くしていける
- 鉢植えのほうが栽培の勉強になる(偶然性は少ない)
- 鉢植えから庭に植替えると失敗が極めて少ない
- 鉢なら移動できるので悪天候からバラを守ることができる(暴風・強雨、台風など)
などがあります。
ただ、鉢植えだと水遣りは必須になりますので、夏場などは暑くても作業量が多くなりますし、根の張るスペースが限られるので枝は細く育ちがちになります。
最初は勉強のつもりで鉢植えでやってみてください。
まとめ
- 最初は鉢がおすすめ
- 鉢植えの利点はたくさんある
- ただし、必ずしも地植えより鉢栽培の方が簡単というわけではない
チャプター3:育てる環境を把握しよう!
鉢栽培でバラを育てる事になりましたが、育てる場所はどこにするか決めましたか?
とりあえず、玄関にしようと思ってます!
玄関の陽当たりや、風通しなどの環境って把握してますか?
う~ん…
道路に面した北東向きの玄関だから、午前中は大体陽が当たると思うけど、午後は日陰になっちゃうと思います。真っ暗ではないんですが…
陽当たりの時間がちょっと短いかしら??
風通しはまあまあですね。
それなら、バラを育てるにはとても良さそうな環境ですね!
バラは陽当たりは3時間以上あれば大体育ちます。
気温は多少涼しい気候の方が育てやすい傾向だけど、暑すぎず寒すぎずの気候であれば育ちます。
風通しもとっても大事で、風が通らないと病害虫が発生しやすく、風が吹きすぎるとなかなか枝が伸びなかったり、葉が傷ついたり枝折れの心配も出てきます。
バラって3時間くらいでも大丈夫なんですか!?
1日中陽が当たっているような所じゃ無いとダメなんだと思ってました!
西日の3時間だと難しいですが、大体それくらい以上あれば、十分育ちます。
南関東の気温帯は冬の寒さも気にしなくて良いですし、わかばさんの玄関のような環境だったら、とても育てやすいかもしれませんね。
やったぁ!
育ててみると、意外とわかっていなかったなぁって所も出てきたりして、それがバラが育たない要因になったりする事があるので、育てる環境については細かく観察して把握していくと良いですよ。
うりゃねこ解説
バラは日本中で育てられていますが、実は日本の気候自体がそもそもバラ栽培に向いていないので、バラが本当に快適である環境はそんなに多くありません。
そのため、多くのバラは病気を発症します。自生するノイバラでさえ、黒点病やベト病を発症しながら生育をします。
また、バラは陽当たりを好むと言われていますが、1日中陽が当たっていてもずっと光合成をしているわけではないので、実のところ3~4時間陽を浴びることが出来れば、おおよそのバラは育つことが出来ます。
つまり、バラを育てる環境はとても大切ですが、最高の環境というのは日本の住宅事情ではなかなか実現しにくいので、それを踏まえた上でよりバラが育ちやすい環境作りを行っていくことが大事になります。
「陽当たり時間」「風通し」「湿度」は住宅の庭では、50cm移動しても全く異なる場合もあります。
更にバラを地植えする場合は、土の質も大事になってきます。
庭の土は良くしていくことが出来ますが、時間はある程度かかりますので、焦らないことも大切です。
まとめ
- まずは、育てる環境を把握しておくことが大切
- 環境のポイントは「陽当たり時間」「風通し」「湿度」「体感気温」など
- バラは陽当たりの良い場所を好むが、実質3~4時間あれば大体のバラは育つことができる
- うまく育たないときは、環境に要因があることもある
チャプター4:バラの品種選びのポイント!
育てやすい環境と聞いて、俄然やる気がみなぎってきました~!
どんなバラを育てようかワクワクしちゃうなぁ!
でも、バラの種類ってたくさんあってなかなか決められません!
バラの種類ってたくさんありますよね!
3万品種とか6万品種あるとか言われてますが…
毎年新しい品種も発表されたりしているので、増え続けていますよね。
何がいいのかな~オススメとかありますか?
このお花を咲かせたい!と思うのは1つのモチベーションになると思うので、やっぱり好みのお花が一番ですよね!
ただ、バラも色々な樹形や育ち方のものがあるから、まずは鉢植えに向いている品種の中から自分の好きな花色や形を選ぶのがいいと思いますよ!
強健品種って良く聞くけど、つまり強いバラってことですよね?
やっぱり強いバラのほうが初心者向きとか?
私もそう思ってたんですが、「環境の違いで強さは変わるからあてにならないよ」ってうりゃねこさんが言っていたので、参考程度で良いと思います。
そうなんですね…
じゃあ、写真を見てひとめぼれしたカフェ!これって難しいかなあ?大丈夫ですかね?
カフェは花の色はとっても素敵なんだけど枝があっちこっち奔放に出やすいんですよね…
鉢できれいにまとめるにはちょっと剪定にコツがいるかもしれないという点では、初心者向けではないかもですね。
説明には花の特徴や病害虫についての他にも、樹の特徴なども書かれていて、育てていく上では知っておくと便利なので参考にしてくださいね!
そっか…
じゃあ、マチルダはどうでしょう?
色合いがとってもかわいい!育てやすいって書いてありますし…
マチルダなら鉢でも格好よく育ってくれるし、大丈夫だと思いますよ!
ピーキャット流の育て方でやればきっときれいな花を咲かせてくれるはず!
う~ん…とはいえ、失敗しないかしら…?
枯れたりしたら悲しい!
それが心配なんですよね…
失敗を怖がっちゃダメですよ~!チャレンジのつもりでがんばりましょう!
バラの育て方を最初にしっかり覚えれば大丈夫ですから!
そっか~、じゃあマチルダに決めよう!
あと2種類ぐらい大丈夫ですかね?
大丈夫、大丈夫!
できれば最初は、育て方や特徴がまだはっきりしていない物が多い新品種などは避けた方が賢明です!
昔から多くの人に愛されてきた品種なら、情報も多くあるし、ピーキャットの苗なら私たちもアドバイスはかなり正確にできますよ。
うりゃねこ解説
たくさんの品種の中から選ぶのは大変だと思いますが、次の点はしっかり頭に入れておいてください。
- 昔から多くの人々に支持されてきた品種はやはり秀逸です。
これを選ぶとまずハズレはありません。 - 新品種は人気が衰えると消えていくものがけっこうあります。
バラはこの先ずっと育てていくわけですから、あまり飛びつかないほうが賢明です。 - 育てることも大事ですが、楽しむことも大事!
ご自分の好みは最優先で選んでください。 - 品種の特性がわからない場合は、いつでもピーキャットまでお問い合わせください。お買いになる前にお願いします。
- バラ栽培は育ててみないとわからないことはたくさんあります。
一度に大量に買い込まず、まずは数本育ててから、育てる環境やバラの特徴を掴みましょう!
まとめ
- まずは、好きだと思ったバラを育てるのがおすすめ
- 花の印象だけでなく、育ち方や咲き方、樹形なども注目する
- 情報が少ない新品種は初心者向きではない
- 最初からたくさん育てると大変ですよ
チャプター5:新苗、大苗、鉢バラ、どれを選ぶべき?
バラを買う前にわからないことがあるんですが…
バラ苗って新苗、大苗、鉢バラなど、色々あるけれど、どれを買ったらいいんでしょう?
そうですね…育てやすさだけで言うと、ピーキャット製だったら「鉢バラ>大苗>新苗」ってことになると思います。
鉢バラが一番育てやすいですね!
そうなんですね!
でも、値段も一番高い…すぐに花を楽しめるし、しっかり育っている分仕方ないですよね…?
そうですね~
当店の鉢バラは、これは栽培用鉢バラといって、皆さんが育てやすいようにご用意したものです。
農薬や化成肥料は使用せず、有機肥料も最低限で育てているので、皆さんのもとに行っても生長を続けることが出来る苗になるよう栽培しています。
へえ~!じゃあ初心者は鉢バラがいいってことなんですかね?
ピーキャット製なら絶対そうですね!
ピーキャット製なら…ってことは、他では違うことがあるんですか?
正直、生産者がどういう育て方をしているかで苗の性質は変わってくるんですよね。
鉢バラでもイベント用とか観賞用に作られている物もあって、育て方がぜんぜん違うんですよ。
これは私が言うべきではないから詳しくはあんまり話せないんですが…
じゃあ、うりゃねこさんに聞くべきなのかしら?
でも、難しい話になりそう…
後で絶対納得できるから、今はあまり考えないようにしましょう!
そうですね!まずは鉢バラを買うことにします!
話の腰を折るようですが、新苗と大苗もピーキャット製なら丈夫で育てやすいですよ!
新苗は花が楽しめるぐらい強く、大苗はダメージを受けやすいので掘り上げたらすぐに鉢に植えたり…それはうりゃねこさんの解説を見てみてくださいね!
うりゃねこ解説
新苗、大苗、鉢バラ、どれを選ぶべきかを迷う方が多くおられるようです。
ピーキャットでは、以下のように考えて生産していますから、あとはご予算でお選びください。
- 新苗(芽が出始めてからまだ数ヶ月の赤ちゃん苗)
【オーダー新苗:9月頃予約販売】
【春の新苗:4~5月頃販売】
花が楽しめる強さ、そしてポットいっぱいの根張りで植え込み時にも根付きが最高になるように仕上げています。
- 鉢バラ(新苗を鉢に植え込んで育てたもの)
【新苗の鉢バラ予約:新苗購買時に予約して秋にお届け】
【掘り出し物鉢バラ:不定期に販売】
絶大の安心感を持っていただくために強さにこだわっています。
鉢いっぱいに根が張っており、すぐに花を楽しめます。
- 大苗(新苗を畑に植えて育てたもの)
【大苗:冬に販売(生産しない年もあり)】
大苗は畑から掘り上げますが、そのダメージを最小限におさえるために掘り上げた後にすぐ植え込みます。
3つとも、ピーキャット培養土と有機肥料のみで育てています。
化成肥料や化学肥料は一切使っていません。
ですから、今後有機栽培や無農薬栽培される方々に絶大な信頼を得ています。
まとめ
- 一番育てやすいのは鉢バラ(鉢苗)
- 大苗は実は初心者向きではない
- できるだけ、どのように育てられたのかわかる苗を手に入れる
チャプター6:初心者は新苗でも大丈夫?
鉢バラを2鉢買ったんですが、あとはたくさんの品種から選べそうな新苗で購入しようと思ってます。
初心者じゃむずかしいですかね?
そんなことないと思いますよ!
確かに、鉢バラほどの高い安心感はないかもしれないけど、チャレンジしてみる価値はありますよ!
育てる楽しさを味わいたいなら、新苗が1番だと思います。
じゃあ、がんばってみようかしら!
でも、いきなり小さな苗を自分で植え替えるのはちょっと不安…
新苗には、農場で鉢に植え替えてからお送りする植替えサービスというのもありますよ。
へえ~、最初から鉢に植えてくれているなら安心ですね!
じゃあ、これにしようかな!
あと、鉢バラご予約サービスというのもあります!
これは、農場で秋~冬まで育てて、鉢バラ苗にしてからお送りするサービスだから、やっぱり鉢バラで購入したい!という人にお勧めなんですよ。
品種数も多く販売されている「新苗」の販売時に、「鉢バラ」を選ぶことが出来るので、品種の選択肢が多いのも魅力的なんですよね。
育てやすい鉢バラにしてから送ってもらえるなら、更に安心ですね!
ちょっと難しそうなバラはそれもいいなぁ!
新苗で購入して育てる楽しみを味わうのも良し、不安だったら、こういったサービスも用意しているので、品種によって検討してみるのもいいよですよね。
うりゃねこ解説
新苗は初心者には不向きと言われていることがあるそうですが、私はそうは思いません。
良質の新苗であれば、とても簡単に育てることが出来ます。
では、良質の新苗とはどのようなものでしょうか?
- やたら太ったり間延びしないように有機肥料で育てていること
- ポットいっぱいに根を張らせ、土も良質のものを使っていること
- 接ぎ目がしっかりしていて、適時に切り戻しされていること
- 葉っぱがやたらきれいであったり、青々しすぎないこと
- 枝が根元から切られているような、本来は新苗ではないものは避ける
などがあります。
ピーキャットでは、新苗もオリジナル培養土のみを使い、見た目の良さよりも強さを大事にして育てています。新苗でも根張りの良さが良質の証です。
まとめ
- 新苗もチャレンジしてみるべし
- 新苗はたくさんの品種から選ぶことが出来るのが魅力
- 良質の新苗を見分けるポイントをおさえる
チャプター7:無農薬栽培で必要な資材の説明
鉢バラが届きました~!
箱を空けてビックリ!
つぼみがいっぱい付いてるんですね!
なんだかとってもラッキーな気分です♪
喜んでもらえて嬉しいです♪
すぐに花を楽しめるし、そのあとも育てやすいように管理してきていますよ!
ここからが私のバラ栽培スタートですね!
まず、何をしたらいいんでしょう?
まずは、鉢をしっかり置くことですね。
できればコンクリートや地面に直接置かないで、スノコや鉢台、鉢スタンド、ポットフットなどを使ってくださいね!
そうなんだ!じゃあ、私は玄関前に置くから可愛らしいポットフットを使おう!
あと、何か用意する物はありますか?
この鉢バラも、花が咲き終わったらできるだけ一回り大きな鉢に植替えてあげたほうがいいんですよね。
これを鉢増しと言います。
農場では小さい鉢で育てていて、鉢の中は根がいっぱいになっているので、新しく根を張るスペースを作ってあげると育ちがスムーズになりますよ。
なるほど~
鉢増しはすぐにやってもいいんですか?
早く大きくしたいしな~と思って…
今はせっかく綺麗な花を咲かせているので、まずは楽しんでからでいいですよ。
その後に鉢増ししたって全然遅くないので。
そうなんですね!
じゃあせっかくの花なんだし、いっぱい楽しんでから鉢増ししよう!
あと、肥料や病害虫対策の資材、栽培グッズなんかは早めに揃えておいてくださいね!
あっ、そうですよね!
でも、どれを買っておけばいいでしょう?
バラ栽培で必ず必要になってくるのは、革手袋と剪定ハサミですね。
肥料は液肥かぼかし肥料どちらでもいいですよ。
病害虫対策は…無農薬栽培では色々奥が深いので、これがあれば大丈夫!という事は言いづらいのですが…
とりあえず病気対策に、菌を洗い流すピキャットクリアと、土の上に敷いて使うマルチング材のクリプトマルチと、有機土壌維持でバラを活性化させるピキャット・リバイバルは必須ですね!
害虫は、まだバラを育てた事が無い環境ではそんなに多く出ないと思うので、出始めてからの対処でも良いと思います。
そうそう!
ゆうきの園芸ショップお勧めの資材を試せる、お試しセットや、本格的に始めたい方へのお勧めセットもご用意してますよ。
お試しセットは超お得なセットなのでお一人様1つまでですが、鉢数が少なければ結構最初はこれで事足りるようになっています。
病害虫対策かあ~
いよいよ本格的なバラ栽培スタートって感じですね!
その前に、水遣りは絶対忘れちゃダメですよ~!
てんちょー補足
最初は何を揃えればいいのか、悩む方も多いと思います。
ここでは、ガーデニング全般で最初に揃えておくと良いものの例と、ピーキャット流栽培で必要になってくる資材の簡単な説明をしておきます。
基本的にゆうきの園芸ショップでは、ピーキャット流栽培で必要な資材しか販売していません。
- 剪定ばさみ
- 革手袋(ヒモが結べるくらいの柔らかで動きやすい物がおすすめ)
- ジョウロなど水遣りするもの
- 霧吹き・スプレーヤー(散布用。ノズルが長く、上に吹ける物がおすすめ)
- 鉢栽培なら、鉢台・鉢スタンドなど
- (植え替え時期)土入れスコップ・根さばき
- (植え替え時期)作業用シートなど
- 麻紐やジュート紐(誘引や枝をまとめる用)
【ピーキャット流栽培で最低限必要なモノ】
■ピキャットクリア(菌の洗浄 各サイズ、用途でお選びください)
■MIX堆肥(土作り、土のケア)
■ピキャット・リバイバル(有機土壌の維持、バランス維持、バラの活性UP)
■基本肥料(PSPぼかし、もしくは恵海)
■クリプトマルチ(土の上に敷いて土の保護など)
■ピキャット・Ca(カルシウム剤 強い細胞作り)
【「施肥コントロール」するなら】
■基本肥料(活性有機ぼかし)
■ピキャット・ありん(リン酸補給)
【常備しておきたいモノ・使うと有利になるモノ】
■ピキャット・アミノ(窒素補給)
■バイオセット(土壌作りの微生物資材)
■木酢液(癌腫対策、ネコブセンチュウ対策など)
■スカッシュ(害虫対策)
■ガーディアンコート(害虫対策)
となります。
「施肥コントロール」とは、ピーキャット流栽培の基礎となる考え方で、「必要なときに必要な肥料を効かせる」方法です。
バラの品種によって肥料を使い分けたり、時期や、バラの状態で肥料を調整することで、より良いお花を咲かせたり、枝を増やしたりすることが出来ます。
ちなみに、お試しセットは、施肥コントロールを行えるようなセット内容になっています。
まとめ
- バラが届いたらまずは水やり
- できるだけ地面に直接置かないように工夫しよう
- バラの栽培で必須のツールは、剪定ばさみと、革手袋、スプレーヤー
- 栽培資材は最初はお試しセットもおすすめ
チャプター8:バラの水やりの仕方
バラの栽培で一番多い失敗が水涸れだって聞いたんですが、水やりだけならそれほど難しいことではないですよね?
たかが水遣り、されど水遣りって感じですかね?
うりゃねこさんは水遣りでバラが変わるっていつも言ってますね!
へえ~、やっぱり難しいのかしら?
そんなに難しくはないけど、タイミングは重要ですよね!
どのタイミングでバラに水をやるのが一番だと思いますか?
これは勉強しました!
鉢の表面が乾いたら水やりですよね!?
じゃあ、たとえば夏の暑い日の朝にパラパラッと雨が降って、鉢の表面が濡れていればもう水をあげないでいいですか?
そっか~…
それだと昼までに乾いちゃったら、どんどん水涸れしちゃいますよね…
朝に鉢の表面が乾いていなくても、昼に乾いたらもう遅いですよね…
じゃあ、何を目安にしたらいいかというと…
それはズバリ鉢の重さです!
えっ?鉢を持ち上げるんですか?
そうそう!
土が水をいっぱい吸っている状態の鉢を持ち上げて重さを覚えておけば、乾けば軽くなっているからわかりますよね?
なるほど!
ちょっと原始的っぽいけど、一番確かかもですね!
見た目よりも重さ!私もそれでいこう!
あと、水をあげるときは水流をできるだけ弱めてくださいね。
水流が強いと水を吸いきれないうちに鉢から水があふれたり、土の表面が固まりやすくなりますから!
うりゃねこ解説
バラ栽培で一番多い失敗は水涸れです。
その原因は、「表面の土が乾いたら…」というのを水遣りのタイミングにしてしまっているからです。
鉢植えの場合は、できるかぎり手で持ち上げて重さを計るようにしましょう!
鉢が大きくて持ち上げるのが大変な時は、傾けた重さで推し量るようにするとよいですよ!
あと、プロの水遣りは3つの考え方があります。
- 土にたっぷり水を吸わせる
- 水が不足しないように水を足す
- 古い水を新しい水に入れ替える
皆さんも意識してみてくださいね!
まとめ
- 水やりのタイミングは重さで推し量る
- 水やりの考え方は3つ「土にたっぷり水を吸わせる」「水が不足しないように水を足す」「古い水を新しい水に入れ替える」
チャプター9:バラの根腐れについて
バラ栽培の失敗で一番多いのが水涸れというのはわかったけど、でも、水をしょっちゅうあげてると根腐れしちゃいますよね?
ピーキャットの鉢バラなら根腐れは起きませんよ!
えっ?そうなんですか?
何が違うんでしょう?
まずは培養土!
ピーキャットレシピの培養土と水はけの良い鉢があれば、根腐れはしません!
どうしてですか?
根腐れって、水が鉢の中で溜まってしまってその水が腐るから起きるんですよね。
だから、溜まらなければ腐らないから根腐れもしないってことになりますよね!
そっか~なんとなくわかったかも!
コップに入れた水も、夏場だと1日でにごって変になりますよね。
そうそう!
これは地面でも同じなんですよ!
水は流れていると腐らないけど、溜まったままだと腐っちゃう…
地下水が腐らないのは溜まらずに流れているからですしね。
逆に、溜まったままの池とか沼とかは腐った臭いがしますね!
なるほど!じゃあ、水をガンガン与えちゃおう!
でもね、水を与え過ぎちゃうと根がなまけたり根張りが悪くなったりするから、適時適量は必要だなんですよ。
あと、おしゃれな鉢はかわいいんだけど水はけが悪い物も多いので、注意が必要です。
う~ん…だから水遣りは難しいってことなんですかね?
うりゃねこ解説
根腐れという症状を心配される方が多くおられます。
ピーキャットの鉢バラなどではまず起こりませんが、水はけの悪いつくりの鉢や、水はけの悪い場所での地植えの場合は起こる可能性は高くなります。
地植えで根腐れが起こらないためには、水の逃げ場所を作ってやったり土を改良する必要があります。
これについては少し技術が必要ですので、ピーキャットまでお問い合わせください。
まとめ
- バラは水はけの良い培養土と水はけの良い鉢があれば根腐れはしない
- 水を与え過ぎると根がなまけたり根張りが悪くなったりするので適時適量は必要
- 地植えの場合も水はけは重要
チャプター10:有機栽培での肥料のやり方
肥料は、いつどのタイミングで何をあげたらいいんでしょう?
芽出し肥とか寒肥とかお礼肥とか、いろいろ名前を聞くし、よくわからないんですよね…
そうですね。
うちは有機肥料ですが、有機肥料と化成肥料のどちらを使うかだけでも変わってくるし、品種でも変わってくるんですよ。
え~っ、じゃあむずかしいってことですか?
そうですね~
施肥はとても奥が深いのでしっかりやろうと思うと難しいんですが、簡単にしようと思ったら簡単ですよ!
芽出し肥と定期的な施肥だけ考えればいいので。
じゃあ、寒肥とかお礼肥は必要ないってことですか?
詳しくはうりゃねこさんに解説してもらいますね。
寒肥はそもそも肥料を与える事ではないし、お礼肥は今はやらないんですよね。
へえ~、じゃあ私はとりあえずそういうのは無いってことで進めちゃおう!
それで良いと思います!
まず、芽出し肥というのはバラが冬に休眠して春に芽が吹いてきたらあげるものです。南関東くらいだと3月上旬ぐらいかな。
枝を伸ばすためにパワーが必要ってことですね!
そう考えてもらっていいですよ。
あとは、4月~11月まで定期的にあげてもらうんですが、肥料の量は書いてある説明の半分の量がおすすめです。
書いてる量は、実はちょっと多すぎるんですよね。
大体1ヶ月に1度くらいが目安で、あとは、バラの状態をみて自分流のタイミングをつかんでくださいね!
肥料はあげすぎると、害虫を呼び寄せたり、病気に弱くなったりしてしまうので、最低限の量で十分なのです。
そうなんだ~
バラは肥料食いって聞くから、たくさん与えた方が良いんだと思ってました!
ちなみに、地植えもそれでいいんですか?
地植えの場合は品種によりますね。
つるバラとかだったらこまめにやらなくて大丈夫で、芽出し肥と、あとは夏後に一回とかだけど、1年に何度も咲くものは、鉢バラのように何度も与えた方が良い場合もあります!
う~ん…!
やっぱり色々難しそうです!
あんまり難しくしたくない人には、うちのオリジナルでつくってもらったPSPぼかしがおすすめです!
これは定期的にとりあえず与えておいてもらえれば、良い花も咲きやすいですよ!
マチルダは、結構すぐにお花を咲かせるタイプのバラなので、PSPぼかしはあってると思いますよ。
そうなんですね~
じゃあとりあえず、PSPで初めてみようかな!
あと、固形肥料のぼかし肥料の他に、液体で水やりのように与える「液肥」というのもあるんだけど、これは補助的に使用していくことが主になります。
バラの状態や状況で固形肥料と使い分けたりするから、栽培に慣れてくると便利なんですが、最初はぼかし肥料だけでも良いと思います。
うりゃねこ解説
施肥は最低限の量をタイミング良く与える事が大切です。
【寒肥について】
寒肥というのは、ピーキャット流では土のメンテナンスを指します。
冬に肥料を与えてもバラは摂取しないので無駄になりますから、冬は肥料ではなく地力を上げるために堆肥を土に混ぜ込みます。
当店ではMIX堆肥を用意してもらっています。
鉢植えの場合、土のメンテナンスは土替えとなります。
MIX堆肥使った推奨培養土は2年に1度の土替えをお勧めしています。
堆肥タップリの培養土ですから、土を替えることで土のメンテナンスとなります。
【お礼肥について】
お礼肥についてですが、花後はまずバラを休ませるため、お礼肥はピーキャット流では行いません。
【元肥について】
ピーキャット流では元肥は与えません。
植え付け後、根が張りだした頃の1週間から10日ほどしたら、肥料を土の上に置いて与えるようにします。
【施肥コントロールについて】
枝が伸びるときには枝が伸びるための窒素肥料を与え、花が咲くときは美しい花を咲かせるためのリン酸肥料を与えるなど、適期に適切な肥料を適量与える施肥のやり方を「施肥コントロール」という言い方をしていますが、これがバラを有利に育てるピーキャット流の肥料の考え方です。
基本肥料には活性有機ぼかしを使用します。
栽培を簡単に進めたい方には、リン酸値を高めにしたオリジナルぼかし肥料の、PSPぼかしをお勧めしています。
【施肥についての考え方】
ピーキャット流での施肥の考え方の基本的な話は、こちらのページで解説しています。
→施肥の解説ページ
施肥は、とても奥の深い世界です。
オンラインセミナーでは更に詳しく解説していますので、興味のある方は受講をご検討ください。
まとめ
- 基本的な肥料はぼかし肥料を定期的に行う
- 肥料は多すぎると病害虫を呼び寄せるので、規定量の半量で良い
- ピーキャット流栽培では、適期に適切な肥料を適量与える施肥のやり方を「施肥コントロール」と呼んでいる
- 施肥コントロールを行う場合は「活性有機ぼかし」、行わない場合は「PSPぼかし」を基本肥料にする
- 肥料の与え方でバラは変わってくるので、施肥はとても奥が深い世界
- 肥料は、固形のぼかし肥料の他に、液肥もある。栽培に慣れてくると便利。
チャプター11:バラの剪定の解説
バラは剪定が必要だって聞いたんですが、枝を切るのって恐いようなもったいないような…
最初は誰でも剪定は躊躇しちゃいますよね!
でも、”切るからもったいない”じゃなくて、”切ると得する”ってことなんですよ~
よほど短く切ってしまったり、ハサミで病原菌を媒介したりしない限り、剪定をしたからバラが枯れるっていうことはほぼ無いから安心してくださいね!
そうなんですね~でもせっかく伸びてる枝を切るって、勇気いるわ~
どうしてバラは剪定する必要があるんですか?
これはいろいろ説明されているけど、私はうりゃねこさんの考え方が一番適切でしっくりくるかな~
その考え方は、後で解説してもらうね!
剪定は大きく切る作業は年に2回くらいあるんだけど、花を切ったり、混んでいる枝を切ったり、古い枝を切ったり、”バラを切る”という作業は結構頻繁に行うので、剪定ばさみは常に持ってお世話すると便利だよ。
なるほど~
結構「切る」っていう作業は多いんですねね!
わあ~
これは勉強が必要だ!
剪定で、バラの育ち方も調整できたりするから、どんどんチャレンジしてみてくださいね。
そうそう!あと、ハサミの消毒は大切!
剪定中、違うバラに移る前に、ピキャットクリアをハサミに吹きかけるといいですよ!
バラからバラへ、ハサミで菌をうつしてしまうのを防げます。
うりゃねこ解説
剪定の必要性は2つあります。
ひとつは簡単で、樹形を整えることです。1年間育てると、けっこう枝が暴れますから、これを整えていきます。
ふたつめは、地上部を切ることで根とのバランスを崩させ、芽吹きの活性を上げるということです。
剪定については、また品種などでも細かく変わってきたり、どう育てていきたいかでも変わってきますので色々チャレンジしてみるのも楽しいですよ。
それと見過ごされがちですが、剪定はバラを傷つける行為ですので、切ったところから菌が侵入しやすくなります。
根頭癌腫病や疫病は、それで感染が広まることも多くありますので、ピキャットクリアでのハサミ除菌は習慣づけるようにしてください。
まとめ
- 切るのはもったいないと思いがちだが、バラは切ることで良くなると考えよう
- 剪定は大きく切るものとこまめに行うものがある
- ハサミは1株ごとにピキャットクリアで除菌しながら使うようにしよう
チャプター12:バラの植え替えについて
鉢バラを買った後、鉢増しが必要って話でしたが、植え替えって結構必要なんですか?
植え替えの作業は、鉢でバラを育て続けるために行う物なので、結構大事ですね。
ピーキャットの推奨培養土だと、基本的には2年くらいは植え替えしなくても大丈夫なんですが、バラが思った以上に育っちゃって根がいっぱいになっちゃったり、逆に虫に根を食べられて急遽植え替えしなきゃいけなかったり…
バラの生育は根の状態で決まるといっても良いくらいだから、そのメンテナンスはとても大切なんですよ。
そうなんですね~
植え替えは年中できるんですか?
基本的に植え替えは、冬におこないます。
バラは冬には休眠しているので、根を切ったり切れたりしても地上部に傷みが出にくいので、土を崩して植え替える場合は冬に行います。
今回の鉢バラみたいな「鉢増し」は植え替えと違うんですか?
鉢増しは、鉢の土を崩さずに、鉢を大きくして周りに新しい土を入れてあげる事ですね。
根を崩さないので、根を傷めることなく、年中おこなうことができます。
葉がまだいっぱい付いている季節だけど、根がいっぱいになってしまった時とか、土が水を吸わなくなっちゃった時とか、土を増やしてあげないと生育が悪くなっちゃうかもしれない時におこなうやり方です。
じゃあ、ずっと自分で育ててる苗なら、冬におこなうことが多くなりそうですね!
また、その時にはやり方とか教えてください!
了解です!
冬には農場で植え替えを実際におこないながら植え替えを解説するセミナーなんかもあるから、ぜひ参加してみてくださいね!
あ!そうそう!
鉢はどんなものでも良いのかしら?
ピーキャットの生産で使っているのはスリット鉢なんだけど、これはとても水はけが良くて、根詰まりしにくい構造になっているから、植物が育ちやすい鉢なんですよ。土もいっぱい入りますしね。
できれば栽培にはこれがお勧めなんですが、見た目はあまりオシャレじゃないから、そういう時はおしゃれなものを鉢カバーにしちゃうといいですよ!
確かに!
こうすればお庭でも浮かないですね!
鉢を2重にすると良いことがもう1つあって、鉢に直射日光が当たらないから、鉢の温度も上がりにくくて暑さ対策にもなるんですよ。
近年の暑さは異常なので、暑さ対策はとても大事になってきています。
なるほど~
これなら、植え替えするときにうっかり落としてお気に入りの鉢を割っちゃう…なんて事もなくていいですね。
鉢の大きさに気をつけて、やってみてくださいね!
ちなみに、○号って鉢の大きさは示されるけど、大体1号が3cmくらいなんですね。
7号なら直径21cm、10号なら直径30cm、大体は上面の外寸で示されていると思うから覚えておくと便利ですよ。
うりゃねこ解説
植え替えは、根詰まりを解消したり、水保ちや水はけの悪くなった土を新しくしたりして、またバラが新しい根を伸ばすために必要な作業です。
土を崩す冬の植え替えは、みなさんが思っている以上に根っこを整理していきます。
これは、冬に農場から実況中継で植え替えの様子を解説するセミナーがありますので、学びたい方はぜひご参加ください。
まとめ
- 植え替えは基本的に冬の作業だが、鉢増しなら年中行うことが出来る
- 大体2年に1度位が目安
- 鉢を2重にする2重鉢は、見た目の問題にプラス暑さ対策にもなって便利
チャプター13:無農薬でのバラの病害虫対策を少し解説
初めての栽培だから、バラの害虫は少ないかもって話でしたが、一応心構えとして病害虫の事もちょっと聞いておきたいです。
バラはやっぱり病気や虫に悩まされやすいってイメージだし、これから増えていくかもしれないですし…
そうですね!
最近は品種改良でも病害虫に強い品種が盛んに作られてますが、やっぱり他の草花に比べて病害虫の発生は多いですよね。
やっぱり、そうですよね~
不安だ~
でも、ピーキャット流で強いバラに育てていると、バラが枯れてしまうまではなかなか行かないので、あまり神経質になりすぎないことは大切ですね。
バラは生き物で、完璧はあり得ないし、絶対を求めるととても苦しい栽培になっちゃうから、そこは気をつけてくださいね!
バラ栽培はポジティブに、楽しく!
確かにです~
でも、きっと色々気になっちゃうだろうな~!
ピーキャット流の病害虫に対しての考え方は、こちらにも解説があるから見てみてくださいね!
あと、病害虫については、きちんとその病気や虫について、知識を持っておくことはとても大切です!
うりゃねこさんの育て方サイトでも病害虫について色々書いてあるから、こちらも見てみてくださいね!
わ~!
たくさん読み物があるんですね!
少しずつ勉強して、バラの本数も増やしていきたいなぁ!
ひとまずは、ピキャットクリアでの定期的な除菌は病気対策で基本だから、ぜひやってみてくださいね。
ピキャットクリアに、カルシウム剤のピキャット・Caを混ぜて散布するのもお勧めです!
細胞が強くなってくれるので、病気にかかりにくくなりますよ!
なるほど~
ピキャットクリアは、100ppmで、葉の表裏にしっかり散布…ですね!
できれば、紫外線の少ない曇りの日などがオッケー…と…
ウチだったら、日陰になった午後から散布すると良いかなぁ?
そうですね!
気温が高いときは、少し涼しくなってから散布すると良いですよ。
あと、やっておくと良い事はありますか?
何でもそうなんですが、病気は早めに発見して早めに対処すれば、株も元気を落とさずにいくことができるから、水やりの時などは、バラをしっかりチェックしてあげてくださいね。
虫の知識を付けて、葉を良く観察するクセを付けておくと、虫なんかも被害が大きくなる前に発見しやすくなりますよ!
鉢バラは、ほぼ毎日水やりをするから、そういう意味では色々おかしな所を見つけるのも早くできそうですね!
そうそう!
そういう意味でも、最初はやっぱり鉢で育てるのがおすすめなんですよね。
うりゃねこ解説
ピーキャット流栽培では、有機土壌で自然の力を借り、共存しながらバラが元気に育っていくことを主軸としています。
なので、有機土壌が壊れるような菌の殺し方をしたり、生態系が壊れるような殺虫の仕方はしません。
「バラは鑑賞物」と見ていると葉っぱはいつでもピカピカで、花は必ず何度も咲かなければならない!という考えにとらわれて、いずれ栽培が苦しくなってしまいます。
バラは生き物。何年も生きる落葉低木。葉っぱは消耗品です。
虫が来ても、いずれそれを餌とする益虫も寄ってくるようになります。
病気にかかってしまったとしても、早めに対処すれば、バラ自身の力で復活します。
また、バラは生き物ですから、バラ自体を強く育ててあげる事でより長い間元気に育つようにすることも出来ます。
皆さんの考え方1つで、病害虫への見方も大きく変わることは覚えておいてください。
バラの調子がおかしい原因や対処がわからない時は、いつでも気軽にご相談ください。
こちらは、病害虫対策についてどう考えていけば無農薬で栽培していけるのかを優しく解説しているサイトです!
ぜひ皆さんの無農薬でのバラ栽培方法を確立してください。
まとめ
- 無農薬での病害虫対策は、「これを撒いておけば大丈夫」というものではなく総合技
- 早めの発見、早めの対処が大切
- 病気や虫について、どういうものなのかの知識はいれておこう
- わからない時は相談する
チャプター14:では、レッツチャレンジ!
たくさん教えていただきありがとうございました~!
まだまだわからないことだらけですが、はじめの第一歩は踏み出せた気がします!
そうですね!おめでとう~!
これからしっかりがんばってくださいね!私はいつでも応援していますよ~
また困ったりわからなかったりしたら、相談にのってくれますか?
ピーキャットは創業以来ずっと何でも相談室をやっているから、たくさんの相談や質問メールをもらってるんだよ!
だから、わかばさんもじゃんじゃん利用してくださいね!
へえ~、それは心強いな~!
でも、そのときには私もしっかり成長しておかないとですね。
大丈夫!
遠慮しないで、いつでも気軽にご利用ください!
まだまだ伝えきれないことが多いから、メールをもらうと私も安心ですしね。
じゃあ、お言葉に甘えてずっとお世話になります!
これからもよろしくお願いします!
こちらこそよろしくお願いします!
ピーキャットのバラを楽しんでくれる皆さんのお役に立てるよう、私もがんばります!
終わりに
バラ栽培は正直言って、上手くいかないことは多くあります。お育ての環境によって難易度も大きく変わってきます。
私たちは日々勉強しながら、少しでも皆さんのお役に立てるように頑張って行こうと思っています。
どうぞお気軽に、私たちにお問い合わせください!
皆さんのバラライフにピーキャットがいる…それが私たちの喜びです!
ご案内
うりゃねこのバラのガーデニング指南
うりゃねこさんによるピーキャット流有機栽培の解説、最新情報発信サイトです。
ブログ型の随時更新セミナーとなっています。
有機栽培・無農薬栽培の基本的な考え方から、それぞれの作業ポイントまでをわかりやすく解説されていて、読み応え抜群の内容となっています。
しっかり読み込めば、自分で考えて栽培を組み立てることが出来、オリジナルなガーデニングを楽しむ事が出来るようになります。
ゆうきバラの会/オンラインセミナー
「ゆうきバラの会」は、本当の有機栽培・無農薬栽培を学んで、一緒にバラ栽培やバラを楽しみたい人たちが集まる、セミナーとサークルが合体したようなオンラインコミュニティです。
zoomを使用していますので、全国どこからでもパソコンやタブレット、スマホでご参加いただけます。
基本的に無料で、月に1~2回、色々なお題で開催をしています。
有機・無農薬栽培おすすめセット
ピーキャット流栽培をこれから始めたいという方にお勧めの資材がある程度の量で入ったお得なセットです。
バラの2ヶ月ごと作業
バラの1年の作業を、2ヶ月ごとに区切って解説・説明しているページです。
比較的こまかく説明していますので、わかりやすい内容です。
その時期のバラの楽しみ方などもご提案しています!
あなたのピーキャット流を教えてください
ピーキャット流栽培を実践している当店の会員さんに、お話を伺いました!
色々な環境で、それぞれの生活スタイルの中で、実際にやってみてどうなのかのお話なので、リアルな現場の声が聴けますよ。