根頭癌腫病特有の対策なのが癌化細胞対策です。
根頭癌腫菌をすべて駆逐し存在させなくても、癌化細胞はいつ細胞分裂を起こすかわからず、いつ瘤ができてもおかしくない状況が続きます。
どの細胞が癌化細胞か見分けることができれば良いのですが…まあ、今の技術では無理です。
なんせ、1苗当たり数百万ですし(*^▽^*)
ですから、正しい知識を身につけて瘤ができても慌てず何度も対処していく必要があります。
でも、安心してください!しっかり根頭癌腫病対策をすれば新しく癌腫苗を入れない限り最長4年で止まります(*^▽^*)
4年か~
4年かあ…とガッカリせずに!最長4年です(*^▽^*)
それだけ厄介な根頭癌腫病を入れちゃったので、バラのためにも頑張ってあげてくださいね!
癌化細胞は2年経てばほぼ細胞分裂しなくなる
バラの細胞というのは、どの細胞も2年経てばリグニンが溜まって木質化します。
木質化すれば細胞分裂はしなくなり、もし細胞分裂したとしても大きな瘤になるほどの細胞分裂はできなくなります。
ですから、癌腫感染の恐れがある苗は2~3年は鉢で育てると対処しやすくなります。
掘り上げる手間もかからないし、体内洗浄もやりやすいし、良いことずくめ!
体内洗浄をしてから2年以上経って瘤ができなければ癌腫菌キャリアは無しとすることができます。
『根は命』が癌化細胞を増やす!
大苗のゴボウ根をご丁寧にくるくると鉢に押し込んで植え付けていく…
根は少しでも長い方が有利で、ゴボウ根でも切ったら生育が悪くなると勘違いして…大量の癌化細胞を植え付けているとも知らずに…
根は命という意味不明のおまじないのおかげで、多くの人は癌化細胞をいっぱい付けたまま植え付けます。
根頭癌腫感染のおそれのある大苗や鉢植えはかなり根を無くしてから植え込みます。これ、癌化細胞をできるだけ取り除いているわけです。
育て直すつもりで、根は出来るだけ減らしていきましょう。
多彩な技はたくさんありますが…
カルスが出ない程度に根をあえて傷つけていく方法とか、根をごっそり入れ替える方法とか…
栽培技術は色々ありますが、誤解を受けて間違えたことが広まるとヤバいのでここで書くのは控えます。
また、施肥やホルモン生成などでも癌化細胞に与える影響は大きく変わってきます。
これらはオンラインセミナーで詳しく解説しますね!