ハダニを無農薬で止める!

ハダニの特徴

近年、猛威を奮っているハダニです。
外来種のセイタカアワダチソウが媒体となって数を増やしているのではないかと言われています。
風に飛んでやってきますので、風上に大量発生しているとかなり厄介です。
雑草にも良く発生し、ヘビイチゴや、カタバミなどで増えたものがバラにやってくることもしばしばです。

ハダニと呼ばれていますが、実は蜘蛛の仲間です。ですから、普通の殺虫剤は効きません。
ハダニは生長サイクルが早いため、薬品耐性を持ちやすく、また殺ダニ剤は殺虫剤と混合して使われることが多いので天敵のカブリダニを死滅させてしまいます。
殺ダニ剤の種類も少ないことから化学農薬の乱用に繋がっています。

繁殖力は旺盛ですが、元々はそれほど強い生き物ではありません。
ただ、半端ない繁殖力なので止めにくい害虫になっています。
放置することなく対処していけば、蔓延しやすい環境でも実は比較的簡単に対処できます。
蔓延しやすい品種は次々と襲われますのでしっかり対処していきましょう。

ハダニのオーガニック対策

2.除菌・洗浄

ピキャットクリアの定期撒布で、葉裏に勢いよく噴霧して飛ばしてしまいます。
スカッシュと混合して洗い流すのはかなり効果的です。
発生しているところだけではなく、全体に噴霧していきましょう。
葉裏を中心に噴霧することを心がけてください。

これだけでハダニは見なくなります。
ピキャットクリアは、ハダニの天敵であるカブリダニやチリダニに悪さをしません。

5.栄養管理

ハダニの場合も窒素過多だと蔓延しやすくなります。

6.環境整備

ハダニは風に乗ってやってきます。
そして、風が滞る場所に溜まっていき、そこで増殖していきます。
風通しを良くしていくことで蔓延を防げます。
葉っぱが生い茂って風通しが悪い場合は、葉っぱを間引くのも手です。

また、雑草のセイタカアワダチソウが風上で生い茂っていると、猛烈にハダニが飛んできます。
刈るなどして処理してしまいましょう。

農家さんはコチラ→