水遣り3年と巷では言われていますが、私は水遣り1日と言っています。

3年もかからないです。理屈がわかればすぐにできるようになります。
まず、水の供給記事を読んでいただいて…

とっておき!目からウロコ!

ではなくて、当たり前の話をします。

「水はバラに与えるのではなく、土に与えてください!」

これだけです。

大事なのは、土全体で水が吸えることです。

これ、イメージでけっこうですから水遣りの時に意識してください。
それだけで大丈夫です。

たとえば、10号鉢クラスに水を与える場合…
(1)ハス口を動かさずに1カ所だけ
(2)ハス口を鉢に沿って回すように

(1)は、鉢に水を入れているだけです。
(2)は、鉢の土に水を吸わそうとしています。
こういう違いが、やがて生育に出てきます。これは地植えの場合も同じです。

小さい鉢の場合は、水圧を弱めないと土全体に水が行き渡る前にあふれたりします。
鉢の大きさで水圧は変えていきます。

ちょっとした気遣いみたいな感じですね。
でも、ちょっとした気遣いの積み重ねは結果としては大きく違ってきます。

水遣りは冬も行います。
雪が積もらない限り、暖かい日があれば水遣りしましょう。
1週間に一度、10日に一度でもかまいません。
土が乾かないから水遣りしないという考えは、土や根のことを考えていません。
冬でも根は動いています。穏やかですが水を摂取しています。
好気性微生物も居着いています。
酸素ぐらい送ってあげましょう!
これも、ちょっとした気遣いです。

こうじゃなきゃいけない!とか、やらないと絶対ダメ!という話ではありません。

「少しでもバラが良くなるように、有利になるように!」
と考えていくのがピキャット流です。

でも、こういう想いの積み重ねにより、バラは最高のパフォーマンスを魅せてくれるはず!

明日から意識を変えただけで、水遣り3年は迷信の話になります。