動画で解説
約20分のビデオです。
途中、音声での解説となりますので、音声が出ても良い環境でご覧ください。
全画面表示にすると、より詳細にご覧いただけると思います。
(ピントが合っていないところが多々ありますが、素人撮影のため何卒ご了承ください^^;)
※うりゃねこは左利きです!ナイフは自分のやりやすい方で持ってください。
写真で解説
切り接ぎ作業を写真で解説していきます。
まず、台木を用意します
接ぐ前には水を吸わせておきます。1時間ぐらい浸けておきます。
癌腫対策の場合は、水ではなくピキャットクリア100ppmに浸けます。
次に穂木を用意します
穂木も水に1時間ぐらい浸けておきます。
癌腫対策の場合は、水ではなくピキャットクリア100ppmに浸けます。
複数の品種の穂木を取ったときは品種名がわからなくならないように札を付けておきます。
台木を切る
最初に切るのは台木です。
まずは台木のどの位置に接ぐかを決めます。
できるかぎり、まっすぐな部分を見つけましょう。
接ぎ目は土から1~2cm出るようにします。
右の写真は根が出ていた部分です。ここは硬いので避けます。
まず、手を固定します。
台木をしっかり握り、肘はしっかり固定します。
ナイフで切ります。(うりゃねこは左利きです)
左手はナイフを握っているだけです。決して動かしてはいけません。
右手の親指でナイフを押していきます。そうすると、切れていきます。
切ると、こういう風になります。
2cmぐらい切っておきましょう。
頭を落とし、角を取ります。
頭を落とす位置は、ナイフを入れた少し下です。
角を落とすことで、穂木と合わせやすくなります。
これで台木の準備ができました。
穂木を切る
接ぐ芽を見つけて斜めに切ります。
穂木の長さは5~6cmです。
接ぎ目2cm、芽までの位置2~3cm、芽から上1cmを目安にしてください。
まず、活着面を切ります。
芽を下にして握り、台木と同じ要領で右手の親指でナイフを押して切ります。
これで活着面が切れました。
台木の活着面と同じ2cm、ナイフで指しているのが形成層です。
次に裏も切ります。
この長さはおおよそで大丈夫です。ここは活着しなくてもかまいません。
最後に芽の上1cmのところで切って完成です。
台木と穂木を合わせる
台木と穂木が切れたら、次はピッタリ合わせます。
はい、ピッタリ合っています。一応、プロなんで…
これで活着面2cmのしっかりした切り接ぎができました。
合わせてみて活着面に隙間があったりしたら、台木や穂木を削ってピッタリ合うように調整しましょう。合うまで何度でもやって大丈夫です。ナイフを何度も入れたら細胞が余計に傷つくというのはウソです。
テープを巻く
完成です。テープ巻きはビデオのほうがわかりやすいと思います。
カルスメイトを塗っておく。
植え込むまでは乾燥させないように、根の部分を水に浸けておきましょう。
苗を植える
用土は鉢バラなどに使用している物と同じで構いません。
赤玉土小粒6~7:MIX堆肥3~4 となります。
タップリ水を与えて完成です!
バラの切り接ぎをやるにあたって必要な道具の紹介と、作業の時期についてお話しします。
切り接ぎ作業が終わるとひと安心…ではありません! 実はここからの管理の善し悪しが、成功するか失敗に終わるかに大きく影響します。