癌腫キャリア苗を庭に植えてしまった!

バラライフの終焉を迎えたような挫折感…
多くの悲痛な叫びを聞いてきましたが…

ピーキャットは真剣に癌腫対策に取り組んできましたが、遂に確証できました!

有機土壌であれば、癌腫感染はまず起こりません!

まあ、自然や生き物の世界なので100%とは言えないところはありますが…
奇跡はありますからねえ…
体内洗浄や2次感染防止などにも取り組んでいただければ、もう根頭癌腫病は怖くない!

ピーキャットが8年連続で癌腫病ゼロ(2018年現在)というのも、実証に時間はかかりましたが現場では先に実現できています。

では、癌腫病ストーリーをどうぞ!

有機土壌では生きられない癌腫菌

癌腫菌(アグロバクテリウム)は、放線菌や有用糸状菌という天敵がいます。
天敵となる菌の種類は言えませんが、癌腫菌は有機土壌では捕食され、存在を許されない菌です。

つまり、有機土壌では癌腫菌は非常在菌となります。

癌腫菌が常在菌となってしまうのは?

ところが、有機土壌ではない場合は天敵となる菌の存在が乏しいので非常在菌とはならないことがあります。
実際、常在菌となってしまう土壌も存在します。

常在菌となってしまう大きな要因は、土壌消毒です。
土壌消毒はすべての土壌菌を死滅させてしまいます。
天敵の存在しない土壌に、癌腫キャリアの苗を植えれば…
癌腫菌は常在菌として存在してしまうことになります。

癌腫菌が本来の潜伏菌となる!

癌腫菌が土壌の常在菌とはならなくても、癌腫菌は本来は植物の体内で潜伏し、植物の体内で増殖する菌です。
潜伏できる植物があれば、存在してしまうことになります。

ですから、癌腫キャリア苗は発見次第抜いてしまわなければいけません。
あとは体内洗浄するか破棄するかは、皆さんがお決めください。

厄介なのが、堀り上げた際に切れて土壌に残ってしまう「残留根」です。
この残留根は台木で使われるとても生命力の強い根ですから、なかなか枯れずに生き残ります。
2~3年は生き残ることも普通にあります。

この残留根に癌腫菌が潜伏してしまうので、「潜伏」というカタチで土壌に常在してしまいます。

潜伏されても有機土壌なら感染しない!

有機土壌であっても残留根に潜伏してしまうと、土壌に常在してしまう癌腫菌です。

しかし、残留根に潜伏した癌腫菌は飛び出した途端に天敵に食べられてしまいます。
有機土壌は天敵の海!
癌腫菌は、動こうにも動けない状態となります。

ただ、潜伏した残留根は生き続けることがありますから、癌腫キャリア苗を掘り上げたときはしっかり根を拾いましょう。

残留根を分解してしまおう!

残留根は生命力が強い台木の根ですから、なかなか枯れません。
分解対象となるまで時間はかかりますが、有機土壌なら長くとも半年程度で分解できます。

有機土壌でなければ、2~3年は生き残ることもありますし、下手するとずっと生き残ることもあり得ます。
有機土壌が圧倒的に有利になります。

癌腫プール畑で感染阻止できた!

病原菌ですから、発生要因と蔓延要因があります。
畑での有機栽培は、最初はどうしてもムラが出ますから100%発生要因は消せません。
ですが、蔓延要因は消せますので癌腫キャリア率はグンと減ります。
有機栽培を続ければ、数年で畑での発生要因も100%消すことができます。

癌腫キャリアしても発症するとは限らず、いつ発症するかわからない厄介な根頭癌腫病ですので実証に時間がかりましたが…
キャリア率80%超の癌腫プール畑で…
2年目でキャリア率10%、3年目でキャリア率2%、4年でキャリア苗がゼロになったのを確認できました。

鉢植えの場合は?

鉢植えの場合は残留根が残るリスクはありませんので、土を替えてしまえば事足ります。
しっかり有機土壌を作り、維持すれば、鉢底から出てくる水で他の鉢に感染するなど起こりません。

鉢植えの場合は、剪定ハサミからの2次感染に注力してください。

有機土壌が維持できなければ?

癌腫菌が潜伏した残留根がまだ分解されないときに有機土壌が壊れると、感染リスクは一気に高まります。
肥料過多や水枯れには十分注意してください。

癌腫キャリア苗が植わっていた場所は、念のためにトリプルバイオを2ヶ月に一度投入すると安心です。
万一、有機土壌が壊れていてもリスタートできますし、リバイバルの定期灌水ですぐに有機土壌に戻ります。

癌腫病はもう怖くない!

■有機土壌を作り、維持する
■癌腫キャリア苗を入れない、買わない
■剪定ハサミなど、2次感染させない

これで大丈夫です。
問題は、癌腫キャリア苗を買わないというところですよね。
これについては、体内洗浄で癌腫キャリアにならなくできます。

ただ、癌腫病の特性上、感染した細胞は癌化して瘤を作ることはあります。
これは防ぐことはできませんが、癌腫菌はキャリアしていないので安心?とも言えます。

ピーキャット製バラ苗は永年保証となります!

有機土壌を作り、維持してくださる方は癌腫永年保証となります。

有機土壌だと感染しない!
2次感染の恐れはありますが…

とにもかくにも、癌腫病撲滅が最優先です!
他店も撲滅に動いてくれることを願っています。