農家は自分が食べる分の野菜には農薬を使わないのは本当なのか?
これ、本当です。農薬を使っている人もいるでしょうが基本は皆さん使わないですね。
ただ、ここは勘違いしないでください。
「消費者には農薬を使った危険な野菜を食べさせ、自分たちは農薬を使っていない安全な野菜を食べている」というのは違います。
そういうことではないんです。
家庭菜園やガーデニングをたかが趣味だと馬鹿にしている一部の慣行農家もいますが、正しくは農業は事業、家庭菜園や生活、ガーデニングは緑化です。
日本は古来より、家庭菜園は家庭の食生活を支えるためにやっていました。これは農家だけではなく、貧しい武家や僧侶もやっていました。これはガーデニング(園芸)も同じです。そして、田舎では現在も続いています。
では、どうして農家は自分が食べる分の野菜には農薬を使わないのかというと…
これは「農業という事業」と「家庭菜園という生活」がまったく異なるからです。
農家は事業の農業での野菜には農薬は使いますが、生活での家庭菜園の野菜には農薬は使わないのです。
農業はその大半が少品種大量生産です。
簡単に言うと、同じ品種の野菜を大量に作るということです。同じ品種の野菜を大量に作るので、生産計画が立てられ農薬散布も収穫も計画通りに進められます。
一方、スモール農業、家庭菜園は多品種少量生産です。
簡単に言うと、違う品種の野菜を少しずつ作るということです。違う品種の野菜を少しずつ作るので、生産計画などなく農薬散布も収穫も計画など立てることはありません。
そこで農薬というモノを見てみましょう。
農薬にはラベルに記載されている通り使用する決まりがあります。
- 適用作物名
どの野菜に使えるかが記載されていて、記載されていない野菜には使えません
- 適用病害虫
どの病害虫に使えるかが書かれています
- 使用時期
収穫○○日前まで使用可能など書いてあります
- 使用回数
収穫まで何回使えるか書いてあります
などなど…
少品種大量生産の農業であれば農薬は的確に使うことができます。
では、多品種少量生産の家庭菜園であればどうでしょうか?
他品種を同じ畑、同じ畝に植えているのにどうやって適用を合わせますか?
適用外の作物に農薬が掛からないように散布できますか?
収穫○○日前までなど守れますか?
農家は特定作物生産のプロです。家庭菜園は様々な作物を栽培します。
熟知している作物とは勝手が違うのに、農薬だけ的確に使い分けられるでしょうか?
農業は生産計画の元、収穫も一気におこないます。これが事業です。
家庭菜園は料理に使いたいからとネギやハーブを収穫し、食べ頃だとナスやキュウリを収穫します。これが人々の生活です。
そもそもが違うわけです。
家庭菜園で農薬を使用するなんて、農家にとっては面倒くさいの一言!
農家は家庭菜園で無農薬できるぐらいの栽培スキルは余裕でもっていますので、わざわざ面倒な思いをして農薬なんて使いません。
もしくは、面倒なので農薬のラベル無視で使っちゃうかのどちらかだと思います。
ということで…
私は10年以上前より多品種少量生産となるスモール農業、家庭菜園、ガーデニングでは農薬はあらゆる面で実質的に使えないことから、一般の方々は無農薬であるべきと訴え続けていますが…
いつも悪者扱いされています(*^▽^*)
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