ピーキャット流有機栽培は京野菜作りの達人たつじいから習った栽培技術をベースにしているのはご理解いただいたと思います。
私も最初は「有機栽培」や「無農薬」を求めて習おうとしましたが、たつじいの栽培技術は実は「旨いか?」のための栽培技術でした。

昔はあらゆる作物で達人がいました。
京野菜作りの達人はたつじいでしたが、それぞれの作物で達人と呼ばれていた人は居て今でも受け継いでいる人もいると思います。
今は達人ってあまり聞かないですよね?なのに、どうして昔は達人が多かったのでしょうか?
それは品種や資材、設備の差なんです!
「美味しく、甘く、大きく、育てやすく」品種改良された品種品種に頼れるので、誰が作っても品質が安定しやすくなっています。
栽培技術を必要とせずマニュアル通りの栽培で品質の良い美味しい作物が収穫できます。
「美味しくなりにくく、甘くなりにくく、大きくなりにくく、育てにくい」品種がけっこうあった品種に頼れないので、作り手によって品質の差が大きくなります。
栽培技術に優れた農家の作物は美味しく、栽培技術に劣る農家の作物は美味しくなかった。
今の品種改良された優れた作物と達人が作った昔の作物と、どちらが美味しかったのか?はわかりませんが、ここで理解していただきたいのは昔の品種は美味しく作らないと美味しくならないことが多かったわけです。
■糖度が上がらないから糖度を上げる育て方をしなければならなかった
■病害虫に弱いから病害虫が出ない育て方をしなければならなかった
■大きくならないからできる限り大きくしなければならなかった
■えぐみが出るからえぐみが出ない育て方をしなければならなかった
…
達人たちが人々に賞賛される作物を作り出していたのは、ずばり栽培技術が優れていたからです。
そして品種改良技術はさらに進歩し「美味しく、甘く、大きく、育てやすく」品種改良された品種が増えれば増えるほど、逆に栽培技術は失われていくことになります。
こういうのは自動車と同じで、今の自動車は坂道発進など自動でやってくれますが、そうなれば昔の自動車で坂道発進できる運転者は激減します。
これは仕方ないことですね。
ですが、現在はこの栽培技術を求める声が大きくなってきています。
農業での他農家との差別化、ブランド化
これからは農業も競争社会になると思われます。
世界を相手にブランド化も求められるなど…
同じ品種だから誰が作っても同じ味、同じ美味しさ、同じ栄養価になることはもちろんなく、作り手の技術による差というのは出てきます。
ですから、達人たちの栽培技術が今になって求められることが多くなっています。
作物という商品の多様化
「作物」という概念は従来の野菜や果物だけではなく、多様化する時代になってきました。
品種改良とは別のところで栽培技術による品質向上が望まれてきています。
栽培環境の変化、地球温暖化

今までが今までではなくなってきた!
植物栽培にとっての様々なリスクが次々と出てきています。
品種改良ではとても間に合わず対処できないことも多く、栽培技術に頼る場面も増えてきました。
有機栽培の栽培技術が見当たらない!
有機栽培を志す農家の9割が挫折に追い込まれるというデータがあるそうです(人づてに知りました)
その理由は誰も有機栽培技術を教えてくれないからだそうで…
技術を教えないのではなく、技術を失ってしまったということかもしれませんが…
たとえば、「農薬を使えない」としただけで、それに変わる技術を見つけることは一般的には困難になっています。
新しい栽培の形は原点復帰
これは私の口からは詳しく話せませんが、最先端の栽培技術が有機栽培であることは普通にあります。
このように、新しい品種だとしても栽培技術を求める声が大きくなり、その栽培技術をピーキャット流有機栽培として提供しています。
日本有数の大規模農業施設やAI技術でも有機栽培技術が取り入れられているのは、そういうことでもあります。
平成時代の有機JASや農薬保護で多くの達人技を失った感(個人の感想)はありますが、たつじいの栽培技術は残せて良かったなと思います。
皆さんも植物栽培の坂道発進、できるようになると良いですね!
近年は慣行農家の部分的有機栽培技術導入にアドバイスすることが多くなりました。昭和の曲を若い人たちがカバーする感じでとても微笑ましく感じます
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