トリプルバイオ(微生物資材)の正しい知識と使い方を解説します

うりゃ指

植物栽培でいうところの微生物とは菌のことです。

菌は様々な種類があって、栽培よりも医療や食品加工、衛生管理などの研究が盛んで植物栽培でも研究が進んでいます。
ただ、植物栽培では医療や衛生管理ほどの緻密な知識は必要ありません。
簡単に理解していただければと思います。

土壌の菌は、
■好気性微生物の放線菌、酵母菌
■好気性微生物の糸状菌
■嫌気性微生物の細菌

これだけを意識してください。

好気性微生物
酸素がある場所で生きている微生物のことです。
土壌であれば酸素を含んだ水がある土壌の微生物です。
嫌気性微生物
酸素が無い場所で生きている微生物のことです。
土壌であれば酸素を含んでいない水がある土壌の微生物です。

放線菌、酵母菌、納豆菌{好気性微生物}
有機物を分解し植物が摂取できる栄養素に変えていく微生物が多く居ます。
納豆菌などの枯草菌は、分解されにくい高分子のセルロースやリグニンも次々と分解するパワーを持ちます。
糸状菌(カビ菌){好気性微生物}
多くが植物病原菌です。
うどんこ病菌、黒点病菌、フザリューム菌などがあります。
ただ、トリコデルマ菌や菌根菌などの植物共生菌も糸状菌です。
細菌類{嫌気性微生物}
光合成細菌などがあてはまりますが、植物栽培は好気性土壌でおこなうので嫌気性微生物は生きることができず有機栽培では使いません。

植物栽培で使用する微生物資材というのは放線菌、酵母菌、糸状菌のトリコデルマ菌や菌根菌のことを言います。
菌というのは単独で扱えるモノではないで、微生物資材とは好気性のこれらの菌をまとめて培養し濃縮して商品化したモノになります。

トリプルバイオただ、土壌ではこれらの菌は共存・共栄できますが商品化して濃縮するとその凶暴さから生存競争が過激になり、とても存在が不安定になります。
(強い菌が弱い菌を駆逐してしまいます)
ですから、当店のトリプルバイオはそれを考慮して3つに分けています。使用するときは3つとも使ってください。

このトリプルバイオは有機土壌の微生物の世界の中で「とても強い好気性微生物」を選りすぐっています。
このとても強い(菌の世界では凶暴)好気性微生物を土壌に投入すれば、その土壌は一気に好気性微生物に支配され土壌は好気性土壌となります。

うりゃ手

次に使い方です。

トリプルバイオは多種多様な微生物(有用菌)が仮死状態で存在しています。
水を与えれば一気に目を覚まし増殖を始めます。

■土作りで堆肥と一緒に入れる
土作りで有機堆肥を入れた直後にトリプルバイオを投入し、しっかり水を与えると一気に有用菌が増殖していきます。
■極度に土を乾燥させてしまった時に入れる
通常は土作りで使いますが、極度に土を乾燥させてしまったときに投入すれば有用菌が復活します。
また、酷暑も有用菌によっては厳しい状況なので、酷暑で投入してあげるのも効果的です。
■有機堆肥作りに
有機堆肥を作るときの微生物資材として絶大な効果を発揮します。
■上澄み液を与える
トリプルバイオのうちの1つ、バイオS5をバケツの水に入れて、その上澄み液を与えても有用菌を増やすのに効果抜群です。