循環サイクルと循環パワーの関係は前述しました。

そして、土壌の有機物(有機堆肥)が多ければ有用微生物も増え、少なければ有用微生物も減る。そして保水率も大きく関係してくるのはご理解いただいたと思います。
なにより、有用微生物が多くなると循環パワーは強くなり、有用微生物が少ないと循環パワーは弱くなります。

これは理解しやすいですよね!

うりゃ普通

ここでは、有用微生物について少し解説していきます。

有用微生物が居着ける量は決まっています!

土壌を集合住宅のマンションとイメージしてください。
有機物が多い土壌は、いわばタワーマンション!たくさんの人が住むことができます。
有機物が少ない土壌は、アパートみたいな感じ!
それほどたくさんは住めません。

いくら有用微生物を入れたところで、居着けない微生物は流れてしまうか死んでしまって他の微生物の餌になるだけです。

好気性土壌に嫌気性微生物は生きていけない!

私たちは好気性の生き物です。好気性とは酸素のある環境で生きているということです。
魚もそうです。水にある酸素を摂取することで生きていけます。酸素が無くなれば死んでしまいます。
土壌も同じです。好気性土壌と嫌気性土壌があります。嫌気性とは酸素が無いということです。

私たちが育てている植物は好気性ですので、土壌は好気性土壌となります。
好気性土壌なので嫌気性微生物は生きてはいけません。ですから、嫌気性微生物を土壌に入れても死んで好気性微生物の餌になるだけです。

特定の微生物だけ増やすというのは無理です!

放線菌だけを入れるとか、菌根菌だけを入れるとか、そういう栽培手法もあるようですが、有機土壌は微生物バランスで成り立っています。
万一、何かの微生物だけが増えてしまうと微生物バランスを崩すことになり、有機土壌は壊れます。

実際は何かの微生物だけが増えてしまうということは起こらず、有機土壌は微生物バランスを取ってくれるので特定の有用微生物を増やそうとしても無駄足になります。

微生物資材はとても使いやすい!

トリプルバイオ肥料や堆肥と違って、微生物はいくら入れても余分なモノは死んでしまいます。ですから、微生物過多という状態にはなりません。
土壌の有機物の量以上に存在できないというのは、扱いやすいメリットでもあります。

該当する資材はトリプルバイオになります。

うりゃ指

循環パワーの強弱は有用微生物の量ですが、その量は土壌の有機物の量で決まりますのでトリプルバイオを入れるだけでOKです!

慣れてくれば循環パワーを強くする必要がない作物はもったいないのでトリプルバイオの量を減らすことも考えてくださいね!