日本人が野菜を生食する習慣はいつからなのか?
日本に生野菜サラダが登場したのはいつなのか?
歴史は諸説あるものなので、これは私の歴史的解釈だと考えてくださいね!人から聞いた話や文献から「そうじゃないかな?」と解釈したことなので、正解とか間違いとか関係なく歴史物語として楽しく読んでいただければと思います。
学術の方々や現場で頑張ってこられたたつじいなどの農家さんから聞いた話を繋げているだけなので、俺様の主張をする人はご退場ください。

まず、結論から先に言います。
■日本人が野菜を生食する文化を作ったのは有機栽培
■日本人が野菜を生食する文化を広めたのは慣行栽培

生野菜サラダを気軽に食べられるようになったのは清浄野菜、ドレッシング、冷蔵庫のおかげです。この清浄野菜の起源は有機栽培で、安定させたのは慣行栽培です。清浄野菜とは下肥(人糞)を使わず育てた野菜で、いわゆるギョウ虫のいない野菜です。その起源は油カスで育てた有機栽培野菜となります。
ですから、こういうことでマウントを取る材料にすることなく、有機栽培も慣行栽培も優れた栽培手法として共存することを考えてくださいね!

それでは、これにまつわる知識をどうぞ!

江戸時代には野菜は生食されていなかったのか?

いえいえ、江戸時代以前でも日本人は野菜を生で食べていました。
といっても、日本には生食に適する野菜は当時はとても少なく、大根のなますやおろしやつま、薬味のネギやしょうが、ウリなどしかなかったですね。

古来より栽培
長い歴史を持ち、日本の食文化の基礎を築いた野菜。
渡来後、各地の風土に適応し多様な品種が生まれたものが多い。
明治以降に導入
明治維新後の西洋化に伴い、本格的に栽培・普及が始まった新しい野菜。
食卓や料理を多様化させた。

日本は穀物(米や粟)と一緒に葉物野菜や根菜を煮込んだり、漬け物にして食べる「料理」が主流ですし、「野菜サラダ」というものは明治時代の文明開化で知らされただけの存在です。サラダという料理は日本には存在していなかったわけです。
歴史の話でも、豊臣秀吉が大根をかじっていたとか「ウリ売り」の真似をしてみんなを笑わせたとか、紀伊国屋文左衛門が大根をかじって江戸に行っていたとか…そういう話しか出てこないですね。

世界はどうだったのか?

ギリシャ時代には野菜の生食文化はあったそうです。生野菜サラダとして食べられ出したのは14世紀のフランスからだそうです。地中海沿岸の野菜が生食に適しているそうです。

アメリカですら、生野菜サラダを食べだしたのは1920年(和暦だと大正9年)だったそうです。随分と遅いですね。
「だったそうです」を繰り返しているのは、諸説有るのかな?ということで(*^▽^*)

日本の生野菜サラダの起源は?

明治時代の文明開化で「サラダ」という料理が日本でも知らされることになりました。
ただ、日本にはサラダに適した野菜が無く、セリやうどが代用で使われていたとか…ですが、サラダとは違いますが明治時代以降にキャベツの千切りやタマネギの酢漬けなど食べられていた話もあります。
明治時代より日本には西洋からサラダに適したいろいろな野菜が入ってきましたが、日本は下肥(人糞)を使った栽培が主流で生で野菜を食べるということはギョウ虫の恐怖がありますし、サラダに適した野菜があってもサラダとして食べる習慣は根付くことはなかったのかな?と思われます。

そして、1927年(昭和2年)より京都大学で下肥を使わずに油粕で作った清浄野菜が東京のホテルなどに納められるようになり、そこから生野菜サラダが広まっていきました。ただし、それは高級ホテルなど富裕層だけで一般家庭には普及はしていません。高級食材を作る有機栽培が清浄野菜のルーツとなり、生野菜サラダは高級料理だったそうです。
また、キューピーなどからマヨネーズなどサラダのためのドレッシングも作られるようになったのが1918年ぐらいだそうです。当時は玉子すら高級食材だったのでマヨネーズも高嶺の花だったんでしょうね。
■清浄野菜(有機栽培)
■ドレッシング(マヨネーズ)
■冷蔵庫(ホテルなどには設置)
生野菜サラダを食べられる環境と条件が揃うようになってきました。

生野菜サラダが一般にも普及しだしたのは?

これは戦後の話です。生野菜サラダには清浄野菜・ドレッシング・冷蔵庫が不可欠となります。
■清浄野菜(慣行栽培で大量生産が可能に)
■ドレッシング(マヨネーズなどが一般に普及)
■冷蔵庫(家電として一気に普及)
1960年代ですね、生野菜サラダを食べる食文化が日本に広まったのは…アメリカでも1920年代ですから決して遅くはないかな?とは思います。
生野菜サラダ、今は気軽に食べられますが昔は高級料理でもあって、高級なレストランでもステーキハウスでも未だに前菜で生野菜サラダが出ますよね(*^▽^*)

歴史なので諸説あるかもしれませんが…

私は栽培技術が専門なので、この話は「料理」ですからまさしく畑違いです(*^▽^*)間違えているかもしれませんので、もし間違えていたらすんません…
詳しくは料理の専門家に聞いてください。

ただ、こういった歴史が有機栽培や慣行栽培のマウント合戦に使われるのは私は違うと思います。
清浄野菜は有機栽培から始まり、慣行栽培で広げた。それは単純にどちらも下肥(人糞)を使っていないだけ…それだけのことです(*^▽^*)

美味しい野菜サラダが気軽に食べられるようになった、先人たちに感謝して美味しく召し上がりましょう(*^▽^*)