うりゃ普通

皆さんは今のところ、文章を読んだだけなのでできるかどうか不安に思っている筈です。


でもね、安心してください!
一般のガーデナーの方々が…

おば1

ここでオーキシン優勢だと頂芽優勢になっちゃうから肥料を抜いてサイトカイニン優勢にしないと!

おじ1

暑いから土壌の栄養濃度が爆上がりしそう!
固形ぼかしは取って液肥に変えよう!

おば2

たくさん収穫するよりも品質勝負!
つぼみが付くまではリン酸を効かせない!

おば2

ウチの栽培環境はここからサビ病が出るんだよね!
しっかり除菌して肥料も控えておこう!

おじ2

今年はカミキリムシの飛来が少ないらしい!
本来は液肥だけど今年はぼかしで通してみるか!


このような栽培技術の会話が日常会話になっています。
農家が理解できないような知識や技術の話が日常になってくるわけです。

これから皆さんはピーキャット流有機栽培を実践しますので、現場目線で話をしていきます。
現場目線で見ると、慣行やら有機やら自然やら色々な栽培技術も見えてきます。

まずは皆さんに考えていただくために例を出します。
どう考えていくかは皆さん次第ですが、こんな感じですよというイメージで捉えてください。

実践ではピーキャットメンバーでいろいろアドバイスをさせていただきながら進めることができますので、今はわからなくても大丈夫!

(私はとりあえずオールラウンドでご相談をお受けします!(*^▽^*))

うりゃ指

では、例としてのお話をしていきますね!

「窒素」と「リン酸」のコントロールは、作物の種類・成長具合・生長サイクル・病害虫対策・天候が関係してきます。

ここはイメージなので流れとして簡単に解説しますね!

作物の種類からの施肥コントロール

葉物野菜類

葉物野菜はリン酸は効かす必要が無いので、有機土壌だけもしくは軽く窒素を足して育てます。
最初は有機土壌の窒素だけで、根量が増えてある程度葉っぱが展開すれば窒素を足していく栽培となります。

果菜類

果菜類はリン酸を効かせて品質を上げます。
苗の定植時は有機土壌だけ、ある程度根が増えて葉っぱも展開してくれば栄養生長として窒素を足します。
収量を上げたいときは栄養生長でリン酸を効かせ、品質重視なら花芽が付いてからリン酸を効かせます。生殖生長に入ると窒素を減らしていきます。
果菜類は生長サイクルを続けますので、その都度リン酸や窒素をコントロールしていきます。

うりゃ普通

こういうイメージで考えてください。

成長具合を見て「窒素」「リン酸」コントロール

これは勘違いしやすい点があるので、大きく育った方が多く栄養が必要なのは決まってると早合点しないでくださいね!

種を植えたときや幼苗時は窒素やリン酸は多くは必要ありません。
これはその通りです。
そして、大きくなっていけばその分は栄養も多く必要とします。
これもその通りです。

では、何が勘違いしやすいかというと、栄養というのは肥料の量ではなくて「土壌の栄養濃度と土の量」で決まります。
これは鉢で考えるとわかりやすいですね。

うりゃ普通

このイメージはしっかりと!

生長サイクルから「窒素」「リン酸」コントロール

果菜類や果樹、ガーデニングであればバラですね。
これは生長サイクルを意識した施肥コントロールで品質上位を目指せます。
果菜類でも栽培がカンタンな場合は最初からリン酸が多い肥料を使ってリン酸コントロールはせずに窒素だけ意識します。

生長サイクルに合わせて窒素とリン酸を施肥コントロールします。
詳しくは作物ごとに解説されていきます。

病害虫対策として「窒素」「リン酸」コントロール

窒素やリン酸が多いと亜硝酸ガスが発生してしまい、病害虫を呼び寄せてしまいます。

ただ、枝葉が伸びる時期は窒素を、花が咲く時期はリン酸をどうしても多く必要とします。

病害虫を寄せ付けないように窒素やリン酸を減らすか、寄せつけてしまうけれど病害虫防除を強化するか…
これは皆さんがどうやっていくかの駆け引きとなります。

天候の影響から「窒素」「リン酸」コントロール

酷暑や少雨
酷暑は土壌の水分を奪われやすいので、必然的に土壌の栄養濃度が上がってしまいます。
この場合は肥料を減らして栄養濃度を下げるか、液肥に替えて抜きやすくします。
これは雨が少ない場合も同じです。
低気温
気温が低いと植物の水分摂取量は減ります。
気温低下で成長が弱くても栄養を多く摂取させたい場合はあえて栄養濃度を高くします。
多雨
雨が多い場合(土の保水率が高い場合)は土壌の栄養濃度が下がりますので肥料を多めに足します。

うりゃ指

これらの例はほんの一部に過ぎません!
環境によりパターンは変わります。

いかがですか?イメージできましたか?

こういうのは「~でなければならない」という考えではありません。
施肥コントロールが上手くいけば高品質を狙え、不作に強くなります。
もちろん逆もあります。

慌てて覚えることもなく、決めつけてしまうことも必要ありません。

皆さんそれぞれが、実践しながら
「ここでオーキシン優勢だと頂芽優勢になっちゃうから肥料を抜いてサイトカイニン優勢にしないと!」
「暑いから土壌の栄養濃度が爆上がりしそう!固形ぼかしは取って液肥に変えよう!」
「たくさん収穫するよりも品質勝負!つぼみが付くまではリン酸を効かせない!」
「ウチの栽培環境はここからサビ病が出るんだよね!しっかり除菌して肥料も控えておこう!」
「今年はカミキリムシの飛来が少ないらしい!本来は液肥だけど今年はぼかしで通してみるか!」
と、楽しんで栽培を組み立てていく!

うりゃニコ

どうぞ、楽しんでやってみてください。