うりゃ普通

皆さんの病害虫防除のイメージはこんな感じでしょうか

■病気が出たら
農薬の殺菌剤を散布して菌を皆殺し
■害虫が出たら
農薬の殺虫剤を散布して虫を皆殺し
■ハダニが出たら
農薬の殺ダニ剤を撒布してハダニ類を皆殺し

皆さんうすうす勘づかれておられるかと思いますが…
殺菌剤は「うどんこ病に適用」と書いてあってもうどんこ病菌だけ殺菌するわけではありません。あらゆる菌を殺菌します。
殺虫剤は「アブラムシに適用」と書いてあってもほぼすべての虫を殺虫します。
『アブラ虫は殺虫しますがテントウムシやカマキリには影響ありません』とは書いていませんよね。
つまり、殺菌剤や殺虫剤は敵味方かまわず絨毯爆撃で殲滅してしまいます。残効性で次々と殺菌・殺虫していきますのでイメージは原子爆弾かもしれません。
これが一般的な農薬の病害虫防除思考です。

農薬は治療薬ではありません!

農薬というのは殺虫、殺菌、殺ダニ等、不都合な生き物を殺すための薬剤です。
進行を止めることはできますが、病気に感染した植物の治療、治癒をする薬ではありません。
万一、農薬を使う場合、いくら農薬を使っても病害虫に冒された患部が治ることはありませんので、無駄な乱用は絶対に行わないようにしましょう。

うりゃ手

一方、ピーキャット流の病害虫防除の考え方は「殺す」ことを目的とはしていません。


不都合なモノは増やさない、必要なモノは減らさないという考え方です。

植物の病害虫に対しては、植物自体が防御本能を持っています。(自然毒だけではありません)
また、益虫の存在、栽培する私たちも環境整備や施肥コントロールなどで病害虫対策などしています。
しかし、どうしても防ぎきれず、病原菌や害虫が増殖してしまうことがあります。
ですから、増殖した分はなんとかしよう!というのがピーキャット流病害虫防除の考え方です。

地上部の菌についてはピキャットクリアで有用菌も病原菌もまとめて除菌します。
いわば絨毯爆撃です。
一旦、病原菌だけでなく有用菌もいなくなりますが、ピキャットクリアは残効性がゼロですし、地上部の有用菌は常在菌なのですぐに戻ってきてくれますので心配はいりません(次の日には戻っていることも)
土壌の有用菌はすぐには戻りませんが、地上部の有用菌なら絨毯爆撃しても安心です。

うりゃ指

害虫対策は2つの気門封鎖で考えます。

(1)ピキャットクリア+スカッシュ=ピキャッシュ
粘着力はとても弱く、小さな害虫しか気門封鎖できません。
■ハダニは動かなくできますが、ハダニの天敵のカブリダニやチリダニは平気です。
■アブラ虫や小さい芋虫は動かなくなりますが、テントウムシの幼虫やヒラタアブの幼虫は平気です。
■他の虫たちはほぼ平気です。

(2)ガーディアンコート
粘着力はとても強く、コガネムシやカメムシクラスも気門封鎖します。
ですから、害虫だけでなく益虫まで、全部の虫を絨毯爆撃してしまいます。
残効性はゼロですが、害虫は戻りが早く、益虫は戻りが遅いので気を付けてください。

このように実践していきます。
「他から飛んでくるのは仕方ないけど、自分の栽培場所では増やさない!」と考えてください。
そう考えて取り組むことで病害虫被害は出なくなります。

うりゃ指

躍起になって病害虫防除しなくても、自分の所では増やさないぐらいで考えれば余裕もできて病害虫被害も出なくなります