ピキャット・リバイバルを使えば、どうなるのか?
これをわかりやすく解説します。
植物栽培をしていると、有機栽培で大事な土壌の物質バランスや微生物バランスがどうしても崩れてしまいます。
自生力の弱い、変化の大きいバラは、体内物質バランスも崩しやすくなります。
不調なバラは、バラの体内物質バランスも土壌物質バランスも微生物バランスも崩れています。
順調なバラも、生育期や開花期で体内物質バランスを崩しやすくなります。
生育力が強いバラはそうでもないですが、育てるのが難しい品種は大きく崩すことが多々あります。
また、病害虫蔓延や水涸れなど、栽培においても大きくバランスを崩してしまう要因が発生します。
これに対し、従来のピーキャット流では、
ケアしていく!休ませる!
という栽培技術を進めてきました。
ケアしたり休ませるというのは、自然や生き物にとっては失ったバランスを取り戻すということです。
肥料を与えず、水やりだけでじっとさせることで、自然とバラの回復力によりバランスを取り戻すことをしていました。
ケアすることで春も秋も、続けて花を咲かせることができましたよね!
秋の開花が難しかった人も、ケアの大事さを知ってもらうことでバラ栽培がカンタンになったと思います。
バラに鞭打つ栽培方法→バラを生き物としてケアしていく栽培方法
こうしていたわけです。
ただ、ケアしたり休ませたりすることは生き物にとってとても大事なことですが…
育てる側がケアや休ませることを後押しできないか?
ケアや休ませるというのは、「どれぐらい?」、「どこまで?」の判断がとても難しいですよね。
ダメージが大きい場合、このケアや休ませるは長時間になります。
また、長時間ケアを続けていても、自然やバラがバランスを取り戻せるかどうかもわかりません。
その結果…
育てる環境によっては、ケアするバラが増えてしまうことになります。
バラが動けなければ、いつまでもケアを続けなければいけません。
よって、次の3つを可能にすることがバラ栽培にとってとても大きな技術要素になってきます。
バラはケアするモノだ!
バラが順調であっても、開花期には体内バランスを崩しやすくなります。
また、植物栽培は意図的ではなくても、いつバランスを失うかわかりません。
ならば、「バラ栽培はバランスを失うモノだ!」というのを想定内にしてしまえば、これでひとつの技術となります。
バラの体内バランス、土壌の物質バランス、微生物バランスを維持できるような技術があればいいですよね!
これが、ピキャット・リバイバルで実現します。
ケアを後押しすることで時間を短縮する!
病害虫蔓延や根のダメージ、強い水涸れなど、かなり重度の生育不良に陥ってしまうことはどうしても起こります。
「起こしてはいけない!」
しかし、どうしても起こってしまいます。
だから、そういうことは起こりうることとして想定内とし、栽培技術とすればいいですよね!
重度のダメージはバランスを取り戻すためにかなりの時間が掛かります。
このバランスを取り戻すことを育てる側が後押しできれば、それだけ回復は早くなります。
これも、ピキャット・リバイバルで実現します。
ケアを続けるかあきらめるかを見極める!
少し残酷な話かもしれませんが…
バラは生き物ですから寿命があります。
この寿命は人間のようなある程度一定した寿命ではありません。
育て方によっては1~2年で老化してしまう場合もあります。
また、重度なダメージから回復できるかどうかはわかりません。
命とはそういうものです。
ですから、ケアを続ければ回復する見込みがあるのか、それともいくらケアしても見込みはないのか…
これを早く見極めなければ、何年もケアすることになりますし、そういうバラが増えてしまいます。
バラが回復する場合は、バラ体内の物質バランスが変化を起こしてから回復していきます。
これが起きないのに復活はしません。
ですから、育てる側がバラの体内物質変化を促進させ、どうしてもそれが起きない場合は寿命と考えてあげることができます。
逆に、回復見込みがあるのに放置されたり見放されたりすることも防ぐことができます。
これについては賛否両論あるかもしれませんが…
物質バランスを取り戻す後押しをするのが、ピキャット・リバイバルです!
それでもバランスを取れないバラ、バランスが取り戻せても動けないバラは、これ以上のケアも逆に可哀想と私は思います。
常用できることでカンタンに!
ピキャット・リバイバルは樹勢回復剤です。
「バラは元気なのに、どうして常用して樹勢回復する必要があるんだ?」
という疑問に対して、
バラ栽培とは、樹勢回復していくモノだ!
にしてしまいました。
まあ、従来の樹勢回復も言い換えると結局はバランスを取り戻すことですので…
ですから、解釈はどうでもいいですが、
ピーキャット流はバランス維持、バランスを取り戻しながら行う栽培方法!
としてくださいね。
今までもケアは大事にしてきたので、考え方はまったくかわりません。
方法が、休ませることから、ピキャット・リバイバルの常用潅水に変わっただけですね!