慣行栽培の人、自然栽培の人、JAS有機の人、私らと同じく有機栽培の人、熟練の農家、新規就農したばかりの農家、ベテランガーデナー、新米ガーデナー…
私は仕事柄、いろいろな人たちと話をします。

その中で…私たちだけは栽培を語る上で理解しておくべき事があります。
まずはわかりやすく…

栽培ありきなの?作物ありきなの?

農薬や化成肥料を使う慣行栽培はすべての作物を対象にし人々を支えています。
慣行栽培は「作物ありき」の考え方です。

その慣行栽培とは真逆の考え方の自然栽培は「~は使わない」、「~はしない」という栽培ありきの考え方です。
ですから、栽培できない作物はたくさんあります。

JAS有機はどうかというと…
これも自然栽培と同じような「~は使わない」、「~はしない」という栽培ありきの考え方です。
もちろん、栽培できない作物だらけです。

一方、ピーキャット流の有機栽培は…
作物ありきの考え方である有機栽培です。

JAS有機は最初から自然栽培寄りでした。なんか天然がどうたらとか農薬や化学肥料は使わないとか言っていました。
ところがJAS有機は栽培技術を確立しないまま商品企画されちゃったので作物のクオリティが低かったんですね。
だから特定の農薬や化学肥料は使ってOKとかでなんとか作物のクオリティを上げてきました。
この辺がけっこう価値を下げちゃいましたね…

そして、本当の栽培現場ではまったく違う動きになっているわけです。

慣行栽培の土壌改良、減農薬化が進み、慣行栽培が有機栽培技術を取り入れだした
有機栽培がJAS有機では栽培できない品種改良された作物まで手を伸ばしてきた

つまり、有機栽培化が少しずつですが進んできたわけです。

これからはスマート農業と有機栽培技術だけが生き残る!
これは私の考えです(*^▽^*)

私の有機栽培を習うなら、必ず作物ありきで考えてください!

慣行栽培は人々の健康を脅かし、土壌は壊し、自然や生態系も壊しています。これは紛れもない事実です。
でも、それは農薬だけが壊したわけではありません。人間の文化・文明として壊してきたモノです。

そして、今は環境破壊や地球温暖化でピンチ!もう破壊が止まりません!
では、築き上げた人間の文化・文明を捨てて自然や生態系を取り戻しますか?それとも…
私たちはこの「それとも…」にチャレンジしています!

それがピーキャット流有機栽培で掲げた自然や生態系を取り戻せる栽培技術の確立です。

私たちの豊かな食生活は慣行栽培あってのことです。
プリップリのブドウやメロンやナシが食べられるのは慣行栽培技術があるからこそです。
しかし、この慣行栽培が人々の健康を脅かし、土壌を壊し、自然や生態系も壊しているは紛れもない事実です。
生命感ゼロの慣行栽培の田畑…日本の秋は赤とんぼが空に溢れるほど飛んでいたのに近年はかなり減ってきました。
でも、慣行栽培の減農薬化や有機栽培の増加で赤とんぼもオニヤンマも水トンボまで見かけるようになりました。
ピーキャット農場ではたまに玉虫までが飛んできます。

人間の文化・文明を守りながら自然や生態系を修復し取り戻していく!

そのためのピーキャット流有機栽培であることをまずは頭に入れておてください。